漫画「北斗の拳」の素晴らしい点をとことん語ってみた!【感想・評価:ネタバレなし】

 

 
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週刊少年ジャンプで1983年から連載されていた
人気漫画「北斗の拳」(原案:武論尊、作画:原哲夫)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「北斗の拳」の素晴らしさや得られる人生の教訓

などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)

また「北斗の拳」はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか?

「北斗の拳」の魅力なども語っていきたいと思います。

 

 

今回取り上げる漫画は 「北斗の拳」 です。

「北斗の拳」は1983年から連載されていた漫画です。

1983年というと約35年前
私が子供の頃に大ヒットしていた漫画ですが
いやはや、もう35年経ってしまったとは…

月日の経つのは早いですね~

「北斗の拳」が連載されていた頃の週刊少年ジャンプは黄金期で
「キン肉マン」や「キャプテン翼」など大ヒット漫画が連発した時期でした。

(参考)「キン肉マン」を読むとヒットする格闘漫画の法則が見える

(参考)「キャプテン翼」がなぜ伝説の漫画なのか?その謎に迫る!

もちろん「北斗の拳」もゴールデンタイムでアニメ放送していて、
クリスタルキングというバンド(?)が
オープニングテーマを歌っていて、この歌も流行ったんですよね~。

たしか「愛をとりもどせ」というタイトルだったと思います。

後でジャンルについて話をするんですが、北斗の拳という漫画は
”よくこの内容でゴールデンタイムに放送されていたなぁ”
というような内容だったんですよね。

キワモノというといいすぎかもしれませんが
かなりエッジの立った作品になっていて

万人に受けるような内容には思えなかったんですよね。

だけれども「北斗の拳」は大ヒット!!

時代の後押しもあり、「北斗の拳」は一時代を築いたんですよね~

「北斗の拳」は今の若い人は知らない人が多い作品ですが
パチンコをやる人だと知っていたりするんですよ。

「北斗の拳」をモチーフにしたパチンコ台もスロット機も大ヒット

という事で前フリが長くなりすぎてしまいましたが

今の若い人とかは当然「北斗の拳」を知らない人もいるので
最初に、この漫画のジャンルを説明しておきましょう。

この漫画のジャンルは「格闘漫画」です。

格闘漫画というと「グラップラー刃牙」のような漫画を
思い浮べる人が多いと思いますが
純然たる格闘漫画とは違って、ストーリーの中でバトルを繰り広げる形です。

週刊少年ジャンプで言うところの「BLEACH」のような感じですね。

(参考)「BLEACH(ブリーチ)」は敵キャラのカッコ良さがハンパない

という事で日本で一大ブームを巻き起こした人気漫画
「北斗の拳」がどんな漫画なのか?
そして、どんなところが面白いのか?

そういったところを伝えられたらいいなぁと思っているので
「北斗の拳」の魅力について存分に語っていきましょう。

 

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「北斗の拳」はどんな作品?

「北斗の拳」は週刊少年ジャンプで連載されていた人気漫画です。
ジャンルは格闘漫画(アクション漫画)
原案は武論尊、作画は原哲夫
コミックスは全27巻が発刊されています。

原案:武論尊
作画:原哲夫
出版社:集英社
掲載誌:週刊少年ジャンプ
掲載期間:1983年41号~1988年35号
巻数:全27巻

 

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「北斗の拳」の概要とあらすじ

時は西暦199X年、地球は核戦争の末にボロボロになっていました。

そんな中でも人類は滅びておらず、
僅かではありますが、生き延びていました。

しかし、そんな状態に秩序はなく、暴力がだけが支配する世の中になっていました。

そんな中、、一子相伝の暗殺拳である「北斗神拳」を伝承するある男がいました。

その男の名前は「ケンシロウ」

ケンシロウは暴力で支配する悪党どもに正義の鉄槌を下す存在として
弱きものを助ける存在でした。

そんなケンシロウに二人の兄がいました。

その二人の名前とは

世紀末覇王の座を狙う長兄 ラオウ
心優しい次兄 トキ

中でもラオウは突出した力を持っており
世界を牛耳ろうと覇権を拡大していきます。

そんなラオウを止めるべく立ち上がるケンシロウ

いま北斗神拳の伝承者であるラオウとケンシロウの戦いが始まる

全体の概要・あらすじはこんな感じです。

戦いの舞台が核戦争の末に絶滅同然の状態になった地球なので
この世の状態とは思えないようなバックグラウンドになっています。

そんな背景を踏まえつつ、大ヒット漫画となった
「北斗の拳」の素晴らしさとを語っていこうかなと思います。



 

「北斗の拳」のここが凄い!

個性的なセリフ回しが素晴らしい!

「北斗の拳」の一番の特徴と言えば 『セリフ回し』 です。

名言というよりも迷言に近い感じなんですが
その言葉の力、表現力にはめちゃくちゃ力があります。

一番代表的な言葉はこれですね。

『お前はもう死んでいる(死んでる)』

説明するとセリフ回しの良さがなくなってしまうような気がするので
話すのは野暮な気がしますが、ケンシロウの技で何秒か経った後に体を破裂させる
という技(秘孔)がありまして、『お前はもう死んでいる』のセリフの後にちょうど敵が破裂する

という感じです。

そして、このセリフが北斗の拳人気を生み出したといっても過言ではありません。

それ以外も面白いセリフがありますよね~

例えばこんなセリフです。

『ひでぶ』『あべし』

これは雑魚キャラがやられるときの断末魔ですね。

北斗の拳の舞台は核戦争の末にボロボロになった地球なので
かなりアウトローな恰好をした馬が出てくるんですよ。

そいつらがそのキャラクターに合った断末魔の叫びをあげる

この姿が滑稽で、痛快で、愛くるしくもあります。

あとケンシロウの決め台詞も面白いんですよね~

『おまえは最初から死神を引いていた』

言い回しがいちいちキザというかナルシストっぽいんですよ。

お笑い芸人のスピードワゴン小澤さんをめっちゃ硬派にした感じですね。

こういったセリフが常々出てくるので
「北斗の拳」という漫画は個性的になるし、面白くなるんです。

ケンシロウをはじめとしたキャラクターが生み出す
数々の名言(迷言)を存分に楽しんでください。

 




 

渋いのはセリフだけではない、キャラクターも濃いぞ~

「北斗の拳」のセリフ回しの素晴らしさはこれまで話した通りですが
素晴らしいのはセリフだけではなりません。

キャラクターもメッチャ濃いです。

まずケンシロウの最大のライバルであるラオウ

「見た目に渋い!」というよりも“ゴツイ”ですよね~

そして、ラオウは神をも恐れぬほどの強さを発揮してくれるので
このごつさがどんどん加速してくれます。

とはいえ、ケンシロウの終生のライバルなので
ラオウが渋くてカッコいいのはいいんですが
雑魚キャラも非常に個性が強くていいんですよね~

まずは普段出てくる雑魚キャラのフォルムが異常です

時は199X年ですよ。
たった20年前にこんなサイコ野郎がいたのかと思うと笑ってしまいます。

北斗の拳の雑魚キャラは“キングオブ雑魚キャラ”

このキャラクター一つとっても素晴らしいですよ。

他にもケンシロウと戦うことになる「ユダ」
序盤に出てくるボス格のキャラクター「ハート」

いずれも見た目のインパクトが十分ですし
中身の2クセくらいある濃密なキャラクターです。

 

北斗の拳は長年連載していた漫画ではありませんが
このキャラクターの濃さが長らく連載しているような錯覚に陥れてくれます。

ストーリーもさることながら、
濃いキャラクターが素晴らしい名言(迷言)を吐いてくれるのが

北斗の拳の魅力ですね。

 


 

「北斗の拳」の全体評

「北斗の拳」は週刊少年ジャンプを代表するバトル漫画です。

ストーリーとしては王道で特に個性的な面はありませんが

「独特のセリフ回し」と「濃厚なキャラクター」

は素晴らしいの一言です。

全体的な物語の盛り上がりとしては
ラオウ編(第一部)が最大の盛り上がりとなるので
終盤になるとちょっと飽きてしまう人もいるかもしれませんが

ラオウ編までは絶対に見た方が良い作品です。

一見、好き嫌いが分かれそうな漫画ですが
一大ブームを巻き起こした力のある漫画なので
是非、一度「北斗の拳」を読んでください。

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