漫画「ダービージョッキー」を見ると武豊の競馬観に落胆してしまう【感想・レビュー:ネタバレなし】

 

 
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週刊ヤングサンデーで1999年から連載されていた
人気漫画「ダービージョッキー」(作画:一色登希彦、原案:武豊)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「ダービージョッキー」の素晴らしさや得られる人生の教訓

などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)

また「ダービージョッキー」はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか、魅力を語りながら

「ダービージョッキー」のイマイチな点も語っていきたいと思います。

 

 

今回取り上げる漫画は

「ダービージョッキー」

です。

 

「ダービージョッキー」は1999年に連載開始されて
2004年まで連載されていた漫画ですが
天才・武豊騎手が原案を描いたという事で注目を浴びた漫画です。

最初にこの漫画のジャンルを説明しておきましょう。

この漫画のジャンルは「スポーツ漫画」です。

 

スポーツ漫画の中でも「競馬漫画」ですね。

天才騎手の武豊が原案を描いたという事で
馬券とかギャンブルとかは無縁で
競馬というスポーツ、そして競馬という勝負の場を
騎手を中心に描かれている漫画です。

競馬漫画の代表作といえば
「みどりのマキバオー」や「風のシルフィード」が挙げられますが
これらは馬を中心に描かれた漫画なので
その点はちょっと違いますね。

  
(左:みどりのマキバオー  右:風のシルフィード)

 

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で、話が戻るのですが、競馬が大好きな私にとって
日本競馬界で最高の騎手といわれる「武豊騎手」が
原案を描いたという事で

「武豊はどんな風に競馬を見ているんだろうなぁ」

と思い、楽しみに漫画を読み始めたんですよね。

 

という事で、「ダービージョッキー」がどんな漫画なのか?

そして、どんな点に魅力があるのか?

いったと点について魅力を存分に語っていきましょう。

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「ダービージョッキー」はどんな作品?

「ダービージョッキー」は週刊ヤングサンデーで連載されていた人気漫画です。
ジャンルは競馬漫画(スポーツ漫画)
作画は一色登希彦、原案は武豊
コミックスは全22巻が発刊されています。

 

作画:一色登希彦、原案:武豊
出版社:小学館
掲載誌:週刊ヤングサンデー
掲載期間:1999年~2004年
巻数 全22巻

 

 

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「ダービージョッキー」の概要とあらすじ

主人公の上杉圭は競馬学校の騎手課程に所属する騎手の卵

上杉は馬への愛情と天性の感性で
馬とのコミュニケーション能力の高い生徒でした。

練習馬として出会ったフラワーカンパニーの能力を見抜き
フラワーカンパニーと共に出走した模擬レースでは
ぶっちぎりの優勝を掴みかけますが
フラワーカンパニーが故障を発生したため競走中止

安楽死処分となってしまったフラワーカンパニーの事を想い
騎手への道を諦めかけますが
フラワーカンパニーの馬主である加奈崎由香との出会いもあり
再び騎手への道を歩き出します。

騎手になった上杉圭は栗東の武上厩舎へ所属して
一流騎手へのステップを着実に歩き続けます。

武上厩舎所属の先輩であり
日本競馬界のトップに君臨する 安斉遼

を追いつき、追い抜くため騎乗技術を磨く上杉圭

 

同期でありライバル関係にある 真田克巳

父を調教師に持つ名門の子供 鷹山優

地味ながら意外性のある騎乗をする 小林完二

らに囲まれながらも成績を残していきます。

果たして上杉圭はフラワーカンパニーのトラウマを
払しょくして騎手として大成できるのか?

夢であるダービージョッキーになることが出来るのか?

日本競馬界の至宝である武豊騎手が原案を書き
騎手のリアルな心理描写や人間関係を描きつつ
騎手という職業の光と闇を見せている本格派競馬漫画

 

全体の概要・あらすじはこんな感じです。

 


 

ウリはなんといっても武豊騎手が原案を書いた

という事に尽きるでしょう。

競馬に詳しい人はいくらでもいますし
(私自身も漫画が描けるくらいに詳しいです)
元騎手で原案を書ける人は何人もいるでしょうが

「天才・武豊」が書いたからこそ価値があります。

 

日本競馬の宝である武豊は騎手に対してどういった考えを持っているのか?

騎手の光と闇はどういうことだと思っているのか?

 

これが「ダービージョッキー」の見どころです。

そんな「ダービージョッキー」の素晴らしさとを語っていこうかなと思います。

 




 

「ダービージョッキー」のここが凄い!

武豊って競走馬の事をどう思っているの?

「ダービージョッキー」は騎手にフォーカスを当てた漫画なので

騎手から見て競馬ってどういうものなの?

という問いが命題となっています。

 

その問いに対する答えを導くためのキャラクターが
同期でありライバルである真田克巳です。

競走馬に対して愛情を持つ上杉圭に対して
競走馬を経済動物と割り切っている真田克巳

この対比が競馬にするテーゼとアンチテーゼを投げかけていて
武豊騎手の中の騎手の難しさ・表裏が表現されている点です。

競馬は騎手と競走馬が主役の華やかな世界

大きなレースを勝てば喝采を浴びるし
その競走馬の走りは美しく、素晴らしいもの

上杉圭が持っている競馬観を通じて競馬のテーゼとなる部分です。

 

一方、競馬の主役である競走馬は経済動物

GIを勝つような一流の馬は美しいが
未勝利戦を勝てる馬は全体の10%足らず

レースに勝てない馬、賞金を稼げない馬は容赦なく殺処分される。

競馬に綺麗ごとなどなく、お金と共に命を奪われる残酷な世界

これが真田克巳が持っている競馬観を通じて競馬のアンチテーゼとなる部分

 

どっちが正しいという訳ではなく
両方の側面、光と闇の側面を持つのが競馬なんですよね。

大きなレースを勝ったり、一般のサラリーマンとは比較にならないくらいの
高収入を得る華やかな世界である一方で

お金を稼ぐためには命をも奪ってしまう非情な世界

どちらにも寄らずにバランスをとっていかなくては
騎手という商売は成り立たないんですよ。

 

真田克巳は目先のお金を稼ぐために馬を痛めつけて
レースに勝ち、馬主の期待に応えますが
それは一概に「悪」とは言えません。
(作中は悪っぽく描かれていますが)

 

これ以外にもフラワーカンパニーを安楽死させてしまった上杉圭の心の葛藤や
オーナーとの人間関係の難しさなど様々な騎手の葛藤を描いているのが
「ダービージョッキー」の一番の醍醐味です。

天才騎手である武豊騎手の競馬観がたっぷりと堪能できる
「ダービージョッキー」は既存の競馬漫画よりも
ワンランク上の味わい深さを持っている漫画だと言えます。

 



 

「ダービージョッキー」のここはイマイチ

ご都合主義のストーリー、現役騎手が書いたんだからもうちょっと何とか…

先ほどは「ダービージョッキー」の素晴らしいところについて話をしましたが
今度は「ダービージョッキー」がもうちょっとこうだったらいいのに…

という点について話をします。

イマイチな点は

「ストーリーがご都合主義すぎる!」

という事に尽きます。

 

なんというか、登場人物だけで競馬が成り立っちゃってるんですよね~

馬の気持ちが分かるという才能を持つ主人公の上杉圭が
好成績を残すのはまあいいとしても
2年目でリーディング2位とかってちょっとやりすぎです。

そして、同期の鷹山優もあっという間にリーディング3位を勝ち取ります。

そして影の薄い小林完二までもさらりとGI制覇

 

競馬ってそんなに甘い世界じゃないんですよ。

現在のJRAの成績を見てみると
外国からやってきたデムーロ騎手、ルメール騎手の独壇場

この2人以外にも地方競馬から来た
戸崎騎手、岩田騎手、内田騎手などが活躍していて

JRA競馬学校の騎手過程を出てきた若手なんて全く活躍できていません。


(成績上位の デムーロ騎手(左)とルメール騎手(右))

騎手課程を卒業した先輩達の中でもレースに揉まれて
苦しみながら実力をつけてきたベテランや中堅騎手がいて
その裏にはその競走に負けて引退を余儀なくなれた元騎手もたくさんいて

騎手としてトップで活躍するのは難しいんです。

 

その辺りが全く描けていないどころか

「ああ、競馬の騎手で活躍するのってチョロいのね」

と思わせるような若手騎手と特定の騎手だけの
狭くてチョロい世界になってしまっています。

 

現在の競馬はフルゲートで18頭

そのうちで勝てるのは“ただ1頭”です。

あとの17頭、そして17人の騎手は負けるわけで
そんなに簡単な世界じゃないのは
競馬ファンであれば誰でも分かっている話です。

 

武豊騎手ならその辺りの厳しさをしっかりと描いてくれるのかなぁ

と期待していたので、

安直なストーリー展開には正直ガッカリです。

武豊騎手はデビューした年で新人の勝利数記録を更新
(現在は三浦皇成騎手が記録を塗り替えていますが)

2年目にGI制覇をしてずっとトップジョッキーとして
走り続けてきたので、その辺りの苦悩が分からないのかもしれないですね。

もうちょっとリアルな騎手の様子を描いてほしかったなぁ

 

 

「ダービージョッキー」の全体評

「ダービージョッキー」は天才武豊騎手が原案を書いた漫画なので

武豊騎手の騎手や競馬界に対しての光と闇が
しっかりと描かれている貴重な漫画です。

ただ、ストーリーについては登場人物全てが簡単に活躍できる
安直さが目立ち、もう少し深みが欲しいと思える出来栄えになっています。

私のように競馬が好きな人であれば
絶対に読んだ方がいい漫画です。

ああ、武豊って騎手や馬に対してこんな事を思っているんだなぁ

という事が分かりますよ。

 

 

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5 件のコメント

  • いやいや武豊はただの原案だし、漫画業界の常から行ってもストーリーを考えてるってことはまずないでしょ・・
    話を考えてるのは一色登希彦先生でしょう

  • この批評は酷すぎる。
    競馬に詳しいと本人は言っているが上っ面だけしか知らないニワカとしか思えない。
    2年目でG1勝てないなんて決めつけるのは私より年上なら馬鹿だし年下なら過去を知らない素人。
    この漫画の頃は外人は短期免許だったし武豊は2年目、田原成貴は3年目で関西リーディング1位になっていた。
    私の好きな漫画を素人がご都合主義とか言うのが気に食わなかったので批判させて頂きました。

    • リーディング1位になることはあると思いますが、この漫画はほぼ同期だけでビッグレースやリーディング上位を独占している状態ですよね。

      武豊騎手がリーディング1位になった時に蛯名正義騎手はリーディング2位でGIを勝ちまくっていたのでしょうか?
      塩村克己騎手、芹沢純一騎手もポンポンGIを勝っていたのでしょうか?

      競馬を知っている方らしいので、デビュー間もない同期がこんなにポンポンビッグレースを勝っている歴史があるのなら教えていただきたいですね。

  • 大体わかります。
    ご都合主義なのはフィクションなのと漫画なんでそこまで気になりませんでしたが、ラストが頂けないと私は感じました。
    +もう1話を色々な回収の為やるべきだと私は思いました。
    ラスト投げっぱなし、謎の落馬の意味、安斉の伏線放置、あそこまで終盤時間かけて持ち上げたザワールドは、ペロンとやられるし、安斉のキャラ崩壊も、、、
    作者様が限界だったのか、
    これ程の作品で打ち切りとゆう事も無いでしょうし、
    アフターストーリーが見たいなぁ

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