【感想・レビュー】不能犯は1日1巻しか読めない後味の悪さ【ネタバレなし】

Pocket

グランドジャンプで2013年から連載されている
人気漫画「不能犯」(原作:宮月新、作画:神崎裕也)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「不能犯」の素晴らしさや人生の教訓
などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介する上で若干のネタバレがある点はご容赦下さい)

また「不能犯」はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか?

という点についても語っていきたいと思います。

 

 

今回取り上げる漫画は

「不能犯」

です。

 

“不能犯”というタイトル、特に“犯”という文字を見ると
ないかサスペンスやバイオレンスのような印象を受けると思いますが

この漫画のジャンルはお察しの通り「サスペンス」です。

同じジャンルの漫画を挙げるとすると

「ブラッディマンデイ」や「僕だけがいない街」

などが挙げられます。

  
(左 ブラッディマンデイ 、 右 僕だけがいない街)

サスペンスというと殺人事件やテロなどが起こって
それに立ち向かっていくというストーリーが王道ですが
不能犯の場合はちょっと毛色が違っていて

「1話読み切り型の人間ドラマ」

となっています。

しかも、そのドラマは人間の醜いところにフォーカスして
なかなか後味が悪い漫画に仕上がっています。

どんな感じで後味が悪いのかは、追々話していきますが
読み切り型ながらスリリングでどんでん返しのあるストーリーは
読み応え十分で面白味を多分に含んだ作品だと言えます。

 

そんな「不能犯」について、私が読んで
面白いと思った魅力を存分に語っていきたいと思います。

 

と、その前に今、漫画好きの私がオススメな漫画を2作品紹介しています

歴史物でオススメの漫画は? → 人気ブログランキングへ

スポーツ物でオススメの漫画は? → FC2 ブログランキング

サスペンス物でオススメの漫画は? → にほんブログ村 漫画ブログ

 

「不能犯」はどんな作品?

「不能犯」はグランドジャンプで連載されている人気漫画です。
ジャンルはサスペンス
原作は宮月新、作画は神崎裕也、コミックスは7巻まで発刊されています。
(2018年2月5日現在)

 

原作:宮月新、作画:神崎裕也
出版社:集英社
掲載誌:グランドジャンプ
掲載期間 2013年10号~
巻数 7巻 (2018年2月5日現在)




 

「不能犯」の概要とあらすじ

主人公の宇相吹 正(うそぶき ただし)は殺し屋業として
社会の闇で暗躍している人間です。


(主人公の 宇相吹 正)

宇相吹は殺し屋でありながらその殺し方が他の殺し屋と違い
常軌を逸した方法で相手を殺しにいきます。

その方法とは

“思い込みの力を増幅させて殺させる”

という方法です。

常識で考えると人に思いこませて殺すというのは不可能

それゆえに誰も宇相吹の犯行を証明することが出来ず
宇相吹は立証不可能な

「不能犯」

として、正々堂々と殺しを遂行していきます。

宇相吹はどんな殺しの依頼を受けるのか?

そして殺しのターゲットになった人間はどうなるのか?

また、殺しの依頼をしてきた人間の末路は?

人間の醜い部分を弄ぶ宇相吹が
様々な人間模様を描くサスペンス漫画

 

全体の概要・あらすじはこんな感じです。

人間の思い込みの力には相当な影響力があると言われています。

一番有名なのは

ある男性に目隠して、何も見えないような状態にした上で
首元に切れないナイフを擦り、出血したと錯覚させるように
血と間違えるような液体をかけた上で、その男性に

「どんどん首から出血しているからもうすぐお前は死ぬ」

と囁き、あたかも首から出血しているように思いこませるというものです。

結果、男性は実際に出血をしていないにも関わらず
ショック死してしまうというショッキングな結果になる話があります。

「不能犯」の場合は

この思い込みの力を自由に使える殺し屋がいたら?

という仮定から物語が作られています。

実際に漫画を読むと、

“さすがにそんな事で思いこまないでしょ!”

とか

“思いこんでも、そんな風にならないでしょ!”

というような展開が多くみられるのですが
そこはエンターテインメントの漫画の世界なので
無粋なツッコミはなしです。

この奇抜な発想から生まれた漫画「不能犯」の魅力
そして、素晴らしさを語っていきたいと思います。




 

「不能犯」のここが凄い!

後味わるっ!!悪vs悪の結末は?

「不能犯」の主人公宇相吹は殺し屋なので
殺しの依頼を誰かしらから受ける事でストーリーが始まるんですが

“とにかく後味が悪い!”

殺しの対象となる人物はそれなりに悪い奴なので
ターゲットがやられるという事は
見ていて痛快な部分もあるんですが

「そもそも殺しを依頼するような奴も悪い奴なんだ」

という視点がこの漫画にはあります。

ですので、殺しを依頼した人物にも悲劇が待っています。

そうです、まさに

「悪vs悪」

の構図で悪は両成敗みたいな作りになっています。

この後味の悪さが「不能犯」の最大の魅力です。

そもそもね~、世の中にはどっちか一方だけが
100%悪いなんてことないんですよ

相手の事は悪く言ったり、非難したりする癖に
自分に矛先が向くと被害者ぶっちゃう

みたいな事って人間ならあるじゃないですか

そんなどっちか一方だけの正義はないよ

という事を上手に描いています。

そりゃ、どっちか一方の立場だけに立って
勧善懲悪みたいなストーリーは歯切れがいいんですけど
なんかご都合主義みたいで深みがないですよね。

「不能犯」の場合はターゲットになる人物も「悪」
依頼をしてくる人物も「悪」
そして、主人公の宇相吹も人の醜い心を弄ぶ「悪」

として描かれているので、後味が悪さを残しつつも
様々な視点から考えられる深みのある漫画に仕上がっています。

 

まさに「大・どん・でん・返し!!」

「不能犯」では依頼した側にも悲劇が待っている

というのは先ほど話した通りですが
ターゲットや依頼主に悲劇を降り注げる設定から
最後の大オチで“大どんでん返し”がやってきます。

ここであまりいうとネタバレになってしまいますが

“依頼主の人間が実はターゲットだった”

とか

“殺しのターゲットが実は肉親だった”

というように「おお、そう来るかぁ」というような結論が待っています。

基本的に1話完結のストーリーの中で
毎回のように最後に大どんでん返しを決めてくるあたり

“ストーリーの秀逸さを感じずにはいられません”

基本的に殺し屋に頼んで物事を解決しようという奴に
ろくな未来は待っていないんですよね~

相手を殺して自分が幸せを手に入れようなんて無理ですもんね。

会社とか学校とか小さなコミュニティだと

「相手を落として、自分を上げよう」

みたいな人間が結構いますが、そんなことやっても何も解決しないってことです。

殺し屋という設定の漫画ですけど

闇の部分を膨らませて生きるよりも
闇を受け入れて、ポジティブに行こうぜ!!

というメッセージが多分に含まれているような気がします。

自分の人生は最悪のどんでん返しがないように
真っ当にポジティブに生きていきたいもんですね。

 

「不能犯」の全体評

「不能犯」はきれいごとを言う作品ではないので
読んでいて色々と考えさせられる漫画です。

それだけ心の負担がかかる作品だと言えますが
人間の闇の部分にフォーカスしている分
色々と考える機会を貰える漫画です。

2018年には松坂桃李さん、沢尻エリカを主演として実写映画化されるので
大きな話題にもなっている作品なので
映画と一緒に漫画の方も合わせ読みしたいですね。

どんでん返しがあるストーリーは面白いですし
この感想を読んで、少しでも興味が出たという方には
「不能犯」を是非読んでほしいですね。

 

 

「不能犯」をすぐ読みたい方は
電子書籍書店である【eBookJapan】がオススメです。

国内最大のマンガ(電子書籍)販売サイトeBookJapan!

eBookJapanは本を買う毎にポイントがつくので、割引で本を買う事が出来るのが特徴です。
特にまとめ買いするとポイント5倍なのであっという間に
1000円分以上のポイントが貯まるのでオススメです。

「電子書籍ではなくて、本で読みたい」という人は
【漫画全巻ドットコム】がオススメです。

日本最大のコミック全巻セットショップ【漫画全巻ドットコム】

漫画全巻を新品でも中古でも販売している書店です。
綺麗な状態で全巻揃えたいしたい人も安い価格で全巻揃えたい人も
どちらの要望も受け入れてくれるので希望に沿って購入できます。




ちなみに電子書籍も売っていますが、電子書籍を買うなら
【eBookJapan】の方が安く手に入りますよ。