ヤングキングで1998年から連載されていた
人気漫画「QP(キューピー)」(作者:高橋ヒロシ)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「QP(キューピー)」が面白い理由と魅力
などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)
また「QP(キューピー)」を無料で読む方法についても話したいと思います。
Contents
今回取り上げる漫画は
「QP(キューピー)」
です。
タイトルだけを聞くと「キューピーちゃん」を
思い返さずにはいられないのですが
扉絵のごっつい絵柄からしてまったく違う作品である事が分かりますね。
という事で、まずは「QP(キューピー)」が、
どんなジャンルの漫画なのかを説明していきましょう。
この漫画のジャンルは「ヤンキー漫画」です。
そうです、私が嫌いなヤンキー漫画です。
なぜ嫌いなのか、というと
”ヤンキーが卑怯で汚い人種だから”です。
強さを決める為に、他の強い奴とケンカする。
みたいな孫悟空のような世界観だったら全然いいのですが、
弱い人間からカツアゲしたり
狙っている奴を呼び出すために関係ない人間をボコボコにしたり
関係の無い施設や家を破壊したり
と、人間のクズとしか思えないような行動をするからなんですよね~。
私が小さい頃読んでいた
漫画「ろくでなしブルース」は
ヤンキーは強くて、自分の世界を持っている人間。
みたいな人物像で描かれていたので
それだったら受け入れやすいんですどね。
「QP(キューピー)」に出てくるヤンキーも
冒頭でいきなりバイト先のガススタの施設を破壊したりします。
「カイジ」に出てくる主人公伊藤カイジが
クズの代表みたいに言われることがありますが、
他人に危害を食わないという点を考えると
ヤンキー漫画の奴らよりは100倍マシです。
私のヤンキー漫画嫌いは分かってもらえたと思うのですが
そんな中でも「QP(キューピー)」は見所のある作品なんですよ。
だからこそ、レビューを書いたという訳ですが
「QP(キューピー)」の魅力を語っていこうと思います。
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「QP(キューピー)」はどんな作品?
「QP(キューピー)」はヤングキングで連載されていた人気漫画です。
ジャンルはヤンキー漫画
作者は高橋ヒロシ
コミックスは全8巻
作者:高橋ヒロシ
出版社:少年画報社
掲載誌:ヤングキング
掲載期間:1998年~2000年
巻数 全8巻
「QP(キューピー)」を無料で読むには
「QP(キューピー)」をすぐ読みたい方は
「漫画BANG!」という無料アプリで読むことが出来ます。
(iOS・Android双方で使えるアプリになっています)
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もちろん「QP(キューピー)」も無料で見られますよ。
是非、ダウンロードして下さいね!
※タイトルによっては期間限定で見られない可能性がありますのでご了承ください。
※ちなみに配信される漫画作品は全て著作権者からの
配信許諾を受けておりますので安心してお楽しみください。
※1日に無料で読める話数には上限があります。
もし、無料で読める期間が過ぎていた場合は
試し読みも出来ますので、こちらから読んでみて下さいね。
「QP(キューピー)」と検索して下さいね。
「QP(キューピー)」の概要とあらすじ
主人公の石田小鳥(いしだことり)は
梵天高校時代に「キューピー」と呼ばれ
怪物的な強さを誇っていた人物でした。
100kgを超える巨体で、100mを11秒台で走るなど
圧倒的なフィジカルと身体能力で無敵の存在でした。
ワルで有名だった浅ヶ沼高校の津川を倒しに
一人で十数人を倒したなどの伝説を持っており
二学期途中で退学。
しばらくして少年院に送られた
という伝説がありました。
ある日、小鳥がアルバイトしているガソリンスタンドに
不良グループを抜けようとしているトオルに制裁を加えそうとする
潮岡一派がやってきます。
キューピー伝説は再び咲き誇るのか??
喧嘩の先にどんなドラマが待っているのか??
全体の概要・あらすじはこんな感じです。
「QP(キューピー)」と検索して下さいね。
最初に話したガソリンスタンドの話です(笑)
そして、グループを抜けようとしている事で制裁って何??
という感じですよね。
抜けてほしくないなら、抜けたくならないような
風土を作っていく以外にないと思うのですが
私のヤンキー嫌いが出てくる前に
「QP(キューピー)」の魅力を語っていきましょう。
「QP(キューピー)」のここが素晴らしい!
「力とは何なのか」を考えさせられる作品。
「QP(キューピー)」はいわゆる王道と言えるヤンキー漫画です。
ヤンキー漫画と言えば、ケンカによる格闘シーンですが
ケンカの強者同士がお互いのチームを率いて
白熱のバトルを繰り広げる展開にハラハラさせられます。
ただ、「QP(キューピー)」は格闘シーンもさることながら
ヤンキーという生き物の生き様、価値観をぶつけてくるんですよね。
まあ「QP(キューピー)」に限らず
高橋ヒロシさんの描くヤンキー漫画は
ヤンキーの持っている価値観を強くぶつけてくる傾向にあります。
個人的な感想になりますが
私はヤンキーの価値観をぶつけられるのが嫌いなんです。
(何度もしつこいですが…)
だって、一円の得にもならないじゃないですか(汗)
まあ、いがみ合う同士でケンカをしているだけなら
勝手にやってくれという話で終わるのですが
普通に一般人に迷惑や被害を与えまくっているからタチが悪いんですよ。
作中でも、目的の人物を呼び寄せるために
全く関係のない善良な生徒に暴行を加えたり
その人物とは全く関係がないのに
職場の器物を損壊させたりしています。
それだけの事をやって
「これが俺らの青春なんだ」とか
「大人になったらもう縛られてしまうんだから
今くらい自由にやらせてくれよ」とか
バカみたいな理屈を振りかざしているのが嫌いなんです。
なので、そんな反抗心を持ちながらも
「QP(キューピー)」を読み進めていたのですが
途中から少しずつヤンキーの無茶苦茶な価値観が
ベクトルを変えてくるんですよね。
ただ強さだけを求め、誇示してきた石田小鳥。
しかし、ある人物に出会った事から
「強さ」よりも「大きさ」を求めていくんです。
肩がぶつかったから、目があったから
なんとかく気に食わないから
チャチな理由で暴力を振りかざしていたことは
「強さ」とは呼べないのではないか??
こんな事に気付いていくんですよね~
そして、それに気付いた小鳥と対比するように
我妻涼というもう一人の主役がいるんです。
我妻は小鳥とは正反対に、暴力や強さを求めていき
その凶暴性を増幅させて、天下を取ろうとします。
途中まで一緒の道を歩んでいた者達が
お互いに正反対の道を選び歩きだす。
その対比、そしてお互いに待ち受ける結末は!?
という描き方が非常に面白いんですよね~
私はヤンキーの価値観は大嫌いなのですが
人が過去に犯した失敗には寛容であった方がいいと思うんですよね。
ヤンキーは分かりやすく暴力という
“誰が見ても悪”のものですが
ヤンキーでない人だって、たくさん失敗をするし
たくさん他人を傷つけて生きています。
だから「失敗したらダメ」としてしまうと
一度失敗したら終わってしまう社会になるし
何にもチャレンジをしない人を推奨する世の中になって
どんどん元気がなくなっていくと思うので
「QP(キューピー)」での小鳥や涼の成長を見る事で
自分自身の成長にも繋げていきたい。
そう思わせてくれる作品になっています。
強さというものを考えてみて下さい。
「QP(キューピー)」の全体評
「QP(キューピー)」は典型的なヤンキー漫画で
醍醐味と言える格闘シーンも見どころとしてあるのですが
各キャラクターの変化や成長を楽しめる漫画に仕上がっています。
私にとっては受け入れがたい
自分勝手なヤンキーの価値観ですが
これらが変わっていく様は
ただのヤンキー漫画ではない厚みを感じます。
気になった方は、是非一度読んでみて下さい。
ちなみに「QP(キューピー)」1冊を無料で読む方法があるのを知っていましたか?
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