「インベスターZ」は学校の教科書にすべき内容の濃い本だった!【感想・レビュー:ネタバレなし】

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モーニングで2013年から連載されていた
人気漫画「インベスターZ(ゼット)」(作者:三田紀房)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「インベスターZ(ゼット)」の素晴らしさや得られる人生の教訓

などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)

また「インベスターZ(ゼット)」はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか?

「インベスターZ(ゼット)」の魅力なども語っていきたいと思います。

 

 

今回取り上げる漫画は

「インベスターZ(ゼット)」

です。

「インベスターZ(ゼット)」は2013年から連載されていた漫画です。

「インベスターZ(ゼット)」というタイトルだけ見ると
「インベイダー」っぽい言葉の響きで
なんだかSFっぽい雰囲気が漂っていますが
内容は真逆と言える内容となっています。

という事で、まず最初に「インベスターZ(ゼット)」が
どんなジャンルの漫画なのかを説明していきましょう。

この漫画のジャンルは「経済漫画」です。

 

経済漫画といっても色々なジャンルがありますが

「インベスターZ(ゼット)」は『投資』をテーマにした漫画です。

 

投資など社会的な成功を収めてビッグになっていくような
漫画はギャンブル漫画にありがちなパターンで
カイジの福本伸行さんが以前に書いた「銀と金」のような漫画が
その代表的な存在かなぁと思います。


(銀と金)

ただ、「インベスターZ(ゼット)」については
そういった個人の成り上がりやサクセスストーリーを中心に描かれている訳ではなく

「投資」を行う上での心得や前提知識

などが描かれています。

 

そういった性質から漫画の内容は極めて専門的になり
漫画というベースから離れた「異質の存在」になっています。

作者の三田紀房さんは「インベスターZ(ゼット)」以外にも

「ドラゴン桜」や「エンゼルバンク」

などを書いており、これらの作品を見た事がある人は
大体どんな雰囲気でストーリーが展開しているのか分かると思います。

  
(左:ドラゴン桜 右:エンゼルバンク)

 

以前、「もしドラ」が流行りましたが
どっちかというとそっちよりの内容ですね。


(もしドラ)

ちなみにもしドラとは
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの
『マネジメント』を読んだら」の略です。

もしドラは小説という形でストーリーを紡ぎ
ドラッカーの『マネジメント』を説明する

というコンセプトで作られた作品ですが
「インベスターZ(ゼット)」も同じです。

 

漫画と言う手段を使ってストーリーを作り

「投資」について説明をしていく

というストーリーですね。

 

単純に「投資」と聞くと

「あー、俺にはムリムリ!」

と拒否反応を起こしがちですよね。

そんな拒否反応を緩和するために漫画を使っている訳ですが
「インベスターZ(ゼット)」は実に素晴らしい作品となっています。

という事で、「インベスターZ(ゼット)」はがどんな漫画なのか?
そして、どんなところが面白い点や素晴らしい点

「インベスターZ(ゼット)」の魅力について存分に語っていきましょう。

 

と、その前に今、漫画好きの私がオススメな漫画を3作品紹介しています

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「インベスターZ(ゼット)」はどんな作品?

「インベスターZ(ゼット)」はモーニングで連載されていた人気漫画です。
ジャンルは経済漫画(投資漫画)
作者は三田紀房
コミックスは全21巻が発刊されています。

 

作者:三田紀房
出版社:講談社
掲載誌:モーニング
掲載期間:2013年28号~2017年29号
巻数 全21巻




 

「インベスターZ(ゼット)」の概要とあらすじ

北海道の札幌市にある道塾学園は全国でも屈指のエリートの中高一貫校です。

そんな道塾学園に入学した主人公の財前孝史(ざいぜんたかし)は
入学試験を満点で突破をした天才です。


(主人公の 財前 孝史)

 

道塾学園は創始者藤田金七の意向により
生徒全員に大して授業料免除という制度を取っており
授業料以外の面(学食での食事等)も全て無料という
手厚い保障で運営をされていました。

 

中等部に入学した財前孝史は野球部に入ろうと
野球部の部室を探しますが
ある上級生に声をかけられてある部屋につかれていかれます。

 

財前は怪しみながらも誘われるがままに部屋までついていくと
そこには各学年でトップの頭脳を持つ5人が集まっていました。
(中学校2年から高校3年までのトップ成績者)


(高校3年生のトップ 神代 圭介)

 

この5人は投資部を組織していて
その投資で儲けた金額で道塾学園が運営されている事を聞かされます。

この5人だけではなく、開校以来道塾学園の学年ナンバーワンが集まり
投資部を組織していたことも合わせて聞かされます。

 

財前は当初投資部に入ることを渋りますが
投資部員が行っている麻雀目的で入部を決めます。

投資の素人である財前はいきなり100億円もの資金を渡され
8%の運用益を出すように支持されます。

果たして財前は投資家として成長していけるのか?

財前の世界はどれくらい広がっていくのか?

「投資」という日本人には馴染みのないジャンルに踏み込み
投資の仕組み、お金の意味などを明らかにしてくれる社会漫画

 

全体の概要・あらすじはこんな感じです。

 

主人公の財前が所属する道塾学園が
学生達の投資によって運営されている

という設定はかなり無理がありますが
「インベスターZ(ゼット)」の見どころはストーリーではないんですよね。

『投資』について分かりやすく説明することが第一目的な訳ですから
投資を説明しやすい設定であればなんでも良いわけです。

ここらへんはユニークであり、徹底しているなと思います。

 

そんな異色の社会漫画である「インベスターZ(ゼット)」について
素晴らしさや見どころなどをたっぷりと語っていきたいと思います。



 

「インベスターZ(ゼット)」のここが凄い!

中学校の教科書にすべき!大切なお金の話をいっぱい聞ける

「インベスターZ(ゼット)」では『投資』について
メインで話をしていますが、

投資の元になる「お金」についても
かなり踏み込んだ解説をしてくれています。

 

この説明がとても素晴らしいんですよね~

日本人は「お金」の話を聞くと卑しいと感じるようなところがありますが
お金は生きていくためには絶対に必要となるものですし
避けては通れないものです。

 

生きている限りずっと緊密にかかわっていくのに
お金の正体を誰も知ろうとしない

そんな危険なことはないですよね~

 

「インベスターZ(ゼット)」ではなぜ日本人が
投資をせずに貯蓄にお金を回してしまうのか?
(厳密にいうと貯金も薄い投資なんですが…)

 

という点についても語ってくれているんですが
その理由が超納得なんですよ!

日本は戦前までは盛んに投資が行われていたんですね。

だけれども、日本が戦争を行うとなった時に
国は多額のお金が必要となったので
国民の持っているお金を集めるために貯蓄を推奨して
銀行に預けさせて、そのお金を運用した。

というのがその理由なんですね。

 

私は

日本人はお金を溜めこむ気質があるのかな

くらいに思っていたので、
この理由については納得すると同時に
教育(洗脳)って怖いなぁと思いましたよ。

こう言う事って絶対に知っておいた方がいいと思うんですよね。

お金は大切なのにその正体を分からないままだと

お金の正体が分かっている人と分かっていない人で
どんどん差が出てきます。

 

その差は広がっていき、収入格差となって表面化してきます。

“よく格差は良くない”

みたいな事を言う人がいますが

 

ただ「良くない」って言ったってしょうがねーだろ!

と思うんですよね。

少なくとも若いうちからお金に対する教育をしてあげれば
その格差は縮まるはずです。

 

学校の先生だって「お金」というジャンルについては「無知」です。

無知な人が学生に教えられる訳もないので

「インベスターZ(ゼット)」を教科書にするべきです!

と言えるくらいにこの漫画はしっかりとお金の事を話しています。

話しているのはお金の事だけではありません。

「投資」を語る上で大切な本質を話しているので
そのあたりも語っていきましょう!

 

目先の事にとらわれてはいけないのは投資も人生も同じ

財前をはじめとする投資部は株式を中心とした投資活動を行う訳ですが
「どこの会社の株を買うのか?」という話が
物事の本質を突きすぎていてビックリします。

「あなたはどれか一つの会社の株を買ってください」

と言われた時に、どうやってその銘柄を選びますか?

 

ほとんどの人は

「他の人が買っている株を買う」か

「専門家や専門誌が勧めている株を買う」

と思います。

ただ、それは株を買う時の本質ではないんですよね。

 

大抵の人が既に注目してしまっているものは
既に認知度が高いので伸びしろがありません。

ちょっと前に流行った仮想通貨とかもそうでしたよね。

世間の注目を浴びるまでは右肩上がりに値上がりしていましたが

世間一般の人が認知された段階で高止まりして
そこから値段が下がってしまいました。

 

株も仮想通貨もそうですが、売りたい人より買いたい人が多くなっている
状態になって初めて価格が上がっていく訳です。

 

世間に認知されている状態というのは

大多数の人が買っていて、売りたい人がいない

という状態です。

なので、伸びしろがない訳なんですよね。

 

では、どういった銘柄を選んでいけばいいのか?

「インベスターZ(ゼット)」の中では
様々な選ぶ基準を提示してくれていますが

物事の本質をとらえて将来に必要なものを生み出していく会社

を取り上げている点が一番インパクトがありました。

 

ジャパネットたかたは元々街のカメラ屋だったんですが
高田社長は宴会などに出向きお客様の写真を多数撮っていく中で

“自分はカメラという機械を売っているのではなく
カメラで撮れる楽しい思い出を売っている“

という事に気づきカメラ屋から別の事業へ昇華させていき
今のジャパネットたかたを作り上げます。

 

普通のカメラ屋では、カメラが売れなくなったことを
(カメラが売れなくなったことを社会のせいにして)
理由に潰れていきます。

ちょっとしたこと(物事の本質ではありますが)に気づいて
自分を変化させていけるか?

で、将来は大きく差がつくんですよね。

そういった事も学校では教えてくれません。

是非、学生に「インベスターZ(ゼット)」を読んでほしいですね。

 

まだまだある子供に教えておかなくてはいけないこと

「インベスターZ(ゼット)」には子供に教えて
おかなくてはいけない事はまだまだたくさんあります。

その事例を全部乗せたいくらいなんですが
たぶん100個くらい人生の教訓になる事が載っています。

印象的なセリフをいくつか載せておきます。

 

 

 

 

 

本当はまだまだあるんですよ、大切なことが…

これだけ多くの事を教えてくれる漫画はなかなかありません。

小さい子供がいる方は是非「インベスターZ(ゼット)」を
読ませてあげてください。




 

「インベスターZ(ゼット)」の全体評

「インベスターZ(ゼット)」は投資をテーマにした漫画ですが
投資やお金の説明を前提としてストーリーが展開されているので

“めちゃめちゃ勉強になります”

しかも、学校で学ぶことができない知識
そして、社会に出て必ず役に立つ知識を学ぶことが出来ます。

漫画としてではなく、人生の教科書として
成立している漫画が「インベスターZ(ゼット)」なので
日本人全員に読んでほしいですね。

 

 

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