漫画「今際の国のアリス」のあらすじ（ネタバレ）！最初から最終話まで解説します。

 

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週刊少年サンデーＳなどで２０１０年から連載されていた
人気漫画「今際の国のアリス（いまわのくにのアリス）」（作者：麻生羽呂）のネタバレ

アリスは生きて今際の国から脱出することが出来るのか？

そもそも今際の国とは何なのか？

などなど「今際の国のアリス（いまわのくにのアリス）」のあらすじ・ストーリーを
最初から最後まで話していきたいと思います。

ここでは

「今際の国のアリス（いまわのくにのアリス）」

のあらすじ・ストーリーについて最初から最後まで
ネタバレありで話しています。

もし、ネタバレは見たくない！どんな漫画かだけを知りたい！

という人がいたらネタバレなしのレビューも書いているので
こっちを見てください。

⇒（参考）漫画「今際の国のアリス」は面白い？ひどい？ぶっちゃけ評価を話した

「今際の国のアリス」を無料で読むには

「今際の国のアリス」をすぐ読みたい方は
「サンデーうぇぶり」という無料アプリで読むことが出来ます。
（ｉＯＳ・Android双方で使えるアプリになっています）

１．プロローグ

主人公の有栖良平は典型的な落ちこぼれでした。

そんな良平には苅部大吉という友人がいました。

良平は大吉と勢川張太（チョータ）と夜中に
駅で休んでいると突然大きな花火が上がります。

気付くと大吉達は店の中に居て、外にでると廃墟になった街の景色が広がっていました。

街を散策しますが、人がいません。
夜になって神社に入るとお祭りのような催しが行われていました。

ここにいたのは一人の女性。

この女性は、ここは夢ではなく現実社会だと警告します。

そして、現れた電光掲示板には「げぇむ」と表示されるのでした。

すると突然トランプの「クラブの３」が出てきて問題が始まります。

神社にいた女性シブキはこれが比較的難易度の優しい問題である事を伝えますが、
ミッションをクリア出来なかった場合は死が訪れる事を告げます。

チョータが問題を間違えると誤差分だけ火矢が飛んで来ました。
チョータ、シブキの誤答でも何とか生き延びる有栖達。

しかし、有栖がハズれた事で一億本の矢が飛んできます。
ここで有栖はおみくじのメカニズムを見破り、
地下シェルターへと逃げ込み、無事にクリアとなります。

ここでシブキからげぇむの事について知っている事を聞き出します。

などを聞き出します。

果たして、アリスや大吉は生き延びられるのか？？

今際の国とは一体どんな世界なのか？？

２．無常なるげぇむ！大吉、チョータとの別れ

良平と大吉は緊張感を維持するため、二人でげぇむに参加する事を決めます。

マンションの中で行われたげぇむは、
すぺえどの５の難易度となる「鬼ごっこ」

マシンガンを持った男から逃げ続けながら
３０分以内に鬼の部屋に入り、解除するとクリアとなります。

マシンガンの餌食になり死亡するプレイヤーが多数いるなかで
良平は鬼の心理を読み切り、残り一秒のところでクリアを果たします。

げぇむに生き残り、生きている事に感謝する良平。
クリアの手がかりを掴もうとする大吉。
現実に絶望するシブキとチョータ。

この４人は次なるゲームに向かいます。

向かった先で行われたげぇむは、はあとの７の難易度である「かくれんぼ」

４人の参加者のうち鬼である１人だけが生き残り
残りの３人は首にハメられた輪っかが爆発して
死んでしまうというルールで行われるゲームです。

最初は自分が生き残ろうと内乱を始める
アリス達ですが、次第に友情を確認し合い、鬼を譲ろうとします。

結果鬼を譲られ、周りに逃げられたアリスが生き残り、
大吉、シブキ、チョータは爆発して死んでしまうのでした。

生きる希望をなくしかけるアリスですが、
鬼ごっこを一緒にクリアしたウサギとい女性が現れ、
アリスは生きる決意をします。

３．ビーチで行われる「まじょがり」、舞台はネクストステージへ

アリスは大吉が死ぬ前に残した「ビーチ」
という言葉を頼りに、ビーチを探し出し、辿りつくのでした。

ここはボーシヤという人物がリーダーとなり、
現実社会と同じような世界が広がっていました。

このビーチにはカリスマ性を持つボーシヤをリーダーとする派閥と
舞闘派のアグニをリーダーとする派閥がありました。

アグニに目をつけられるアリスとウサギは
ボーシヤ一派に取り入ろうとしますが
ボーシヤは誰かに殺されてしまいます。

これによりビーチを支配したアグニですが
医大生で卓越した頭脳を持つチシヤは
アリスとウサギを使ってビーチにあるトランプを独占します。

そして、この罪を擦り付けられたアリスは暴行を受け
ウサギはレイプされかかりますが、ここでビーチを舞台にしたげぇむが始まります。

げぇむの内容は、はあとの１０の難易度である「まじょがり」

ビーチ内でモモカという一人の女性が殺されており、
モモカを殺した犯人を篝火にくべれば勝ち

というルールのげぇむでした。

アグニは犯人を見つける事をはなから諦め
自分の仲間以外を全員殺して篝火にくべようと凶行に走ります。

そんな中、ウサギは暴行を受けたアリスを助けに行きます。

アグニ一派による殺戮行為は続きますが
アリスは主催者の立場からげぇむの犯人にメドをつけます。

アリスはアグニと対峙してボーシヤ殺害の犯人がアグニである事。
アグニとボーシヤは元々親しい友人であったことを突き止めます。

アリスはこの殺戮行為を止めるよう伝えつつも
アグニ一派の心の痛み、弱さなどに共感します。

このアリスの優しさに心を打たれたアサヒという女性は
自分が「プレイヤー」ではなく「でぃいらぁ（運営者側）」である事を告げようとします。

しかし、この世界のルールによりレーザーで殺されてしまいます。

そして、アリスはモモカ自身が犯人（自死）であることを突き止めて
モモカの死体を篝火にくべる事で「まじょがり」は終了となります。

プライヤーが全てのマークの１～１０のミッションをクリアした事で
運営側から「げぇむ」は一時休止という連絡があります。

何日か経過してから「ねくすとすてぇじ（ネクストステージ）」に突入します。

４．キング達との戦い！ネクストステージ６日目まで

ダイヤ、クラブ、スペードのキング、ハートのクイーンがシルエットで登場して

これからのげぇむは運営ｖｓプレイヤーではなく、
絵札の人物と直接対決する形式に変わる事を伝えます。

げぇむが無くなった事で気を抜くプレイヤーたちですが
スペードのキングが遠距離からライフルで打ち込んできます。

この事から、気を抜く場所がどこにもない事を悟り
そして、プレイヤーは絵札のキャラと戦いに行きます。

アリスはウサギを守る事を誓いながら共に行動します。
アリス、ウサギ、タッタ、クイナはクラブのキングとの対決会場にいきます。

ここでの戦いは５人組となるため、ビーチで敵対し、
殺戮を繰り返していたニラギを加えて戦います。

相手はクラブの１３であるキューマをリーダーとする５人組

げぇむの内容は、クラブの１３の難易度である「すうとり」

お互いのチームが制限時間内にお互いの点数を取り合い
最終的に点数が多いチームが勝ちというルールです。

序盤はアリスの戦略でゲームを優勢に進めますが
じんち（相手の本丸）に攻められ、一気に逆転されます。

キューマの好奇心を利用して、巻き返すアリスですが
最後僅差で届かない状況に陥ってしまいます。

この状況でタッタは自分の腕を切る事でキューマを騙す案をアリスに提案。
アリスはこれに乗り、キューマを出し抜き逆転を果たします。

このままゲームは終了となり、アリスたちは勝利を収め
キューマ達は死亡してしまいます。

そして、腕をちぎったタッタも死亡してしまいます。

アリスがクラブの１３を落とす中、他のプレイヤーも絵札カードの
運営者達から勝ちを奪っていきます。

そんな中、アリスは自分たちが生き残るために他の人間が死んでいく事に耐えられず
今後げぇむには参加しない事を決め、ウサギと二人で暮らす事を決めます。

一方、２０人のプレイヤーを開催されたげぇむへと舞台が移ります。

げぇむの内容は、はあとのＪの難易度である「どくぼう」

自分の首輪の後ろに現れたマークを当てれば次のターンに進める
１時間ごとに独房の中でマークを言い
間違っていると首輪が爆破して死んでします。

というルールでした。

宗教化、詐欺師、社長、殺人鬼、主婦、プロレスラーなど
様々な経歴の人物がいて、グループを組んだり、タッグを組んだりして
なんとかターンを乗り切っていましたが
裏切るものが現れ、どんどん人が死んでいきます。

そして、最終的に残り４人となります。

メンバーは社長の矢馬旺希、彼とタッグを組む志賀琴子
殺人鬼の磐田素那斗、彼とタッグを組む松下苑治

ここではぁとのＪは松下であることが分かります。

松下は志賀を切り崩し、一気に３人を仕留めようとしますが
裏で矢馬、磐田がタッグを組んでおり目論みがバレます。

磐田の拷問を受けて、松下は死亡してしまいます。

ここで「どくぼう」は終了。

ネクストステージは開催６日目を経過

「げぇむ」の残りは６種類となり
残り「ぷれいやぁ」は９７人となります。

５．キング達との戦い！残りカード１枚までの激闘

その後も様々な場所でげぇむが行われます。

すぺぇどのKの難易度である「さばいばる」

このげぇむではプロの傭兵である椎羅日勲（シーラビ）との
銃撃戦に勝てばクリアというシンプルなルールになっていました。

シーラビは発信機から相手の居場所を特定し
次々にプレイヤーを殺していきます。

彼は生への未練を絶つ事で、恐怖という苦痛を救うため殺しを行っていました。

シーラビに対抗したのはアグニ

アグニは堂道隼人という少年と、塀谷朱音という女性の交流を深め
三人で手を合わせてシーラビを倒し、げぇむをクリアするのでした。

だいやのKの難易度である「びじんとうひょう」

このゲームではビーチのナンバー３だったクズリューこと
九頭龍慧一がプレイヤーの前に立ちはだかります。

このゲームのルールは以下の通り

ここにはビーチの幹部だったチシヤが挑みますが
クズリューの深い計算力の前に劣勢に立たされます。

しかし、最後はチシヤが自分の数字を公開し
相手を殺す決断をしたくないという
クズリューの心理に付け込み勝利を収めます。

そして、ねくすとすてぇじ７日目を迎え
遂に残りのカードは１枚となります。

ゲームクリアが間近に迫ってくる中

ニラギは残り少ない自分の命を察し
チシヤ、アリスと三つ巴の殺し合いを挑みます。

気の乗らないアリスをよそにチシヤはこの誘いに乗り
ニラギとチシヤは致命傷を負ってしまいます。

アリスはこの２人を助けるために、この国でのゲームを終わらせようと決意します。

６．未来との最終決戦！今際の国の正体とは？？

生き残った全員が、残り１つのミッションとなった
はぁとのＱのゲーム会場の前に現れます。

この参加者無制限となっており、誰がゲームに挑むのかを話し合った結果
犠牲者を最小限に減らすためアリスとウサギが挑戦する事になります。

げぇむの内容は、ハートの１２の難易度である「くろっけぇ」

内容はクロッケーというゲームを３セット行えば勝てるという安易なもの。
あまりにも安易すぎて疑うアリスとウサギですが、
クリアのためゲームに参加します。

アリスははぁとの１２の主催者である加納未来に対して
「今際の国」の正体を聞き出そうとします。

加納はこの世界は１０００年後の未来人が退屈しのぎの為に
作った世界であること、そして自分が未来人であることを教えます。

混乱するアリスをよそに、今の話は嘘であると告げ
他にもいろいろな理由を言っては嘘だと言います。

混乱し、我を失うアリス。

アリスは加納の出した幻惑剤入りの飲み物を飲まされ
自分が精神患者であり、加納が先生であると思いこんでしまいます。

しかし、ウサギが自らの体を犠牲にしてアリスを助け出すのでした。

加納の罠を切り抜けたアリス達はゲームをクリア。
「今際の国」での全てのミッションをクリアするのでした。

全てのゲームが終わった事で「今際の国」の運営側から生存者に対して
このまま「今際の国」の中で生き残るか、「今際の国」から抜け出すのかを問われます。

矢馬、磐田は残ると言いますが、それ以外の人間は抜け出すことを表明します。

現実世界へと戻ったアリス

実際の現実世界は小隕石が落ちてきて、多くの人間が生死を彷徨う世界となっていました

アリスだけでなく、ウサギ、ドード―、アグニ、チシヤ、ニラギなどが
全員生死を彷徨っている人々でした。

全員が「今際の国」での出来事を覚えているような覚えていないような
うっすらとした感覚を残しているだけでしたが

「今際の国」でゲームに負けてしまった人、亡くなってしまった人は
現実世界でも亡くなっていたのでした。

カルベやチョータなどの友人が亡くなって悲しむアリスですが
「それでも、生きていきます」と決意を見せるのでした。

そして、病院でウサギと出会います。
アリスはウサギに声をかけ、交流を深めていくのでした。

「東京隕石災害」から２年が経過しました。

復興は未だに遅々として進まず、首都圏中枢部への打撃は
景気の低迷を促進させ、巨額の財政赤字やＧＤＰ低下、自殺率上昇など
様々な問題を抱えていました。

そんな時代の中、テレビのインタビュアーが
アリスにインタビューを行います。

アリスは「オレは…」インタビュアーの質問に答えたところで
「今際の国のアリス」は終了となります。

「今際の国のアリス」の全体評

ここまでずっと「今際の国のアリス」のあらすじ（ネタバレ）を語ってきました。

「あぁ、ゲーム系漫画かぁ、とりあえず楽しめそうだなぁ」
という位の軽い気持ちで読んだ漫画でしたが
とても素晴らしい仕上がりになっていましたね。

話の展開も持っていき方やゲームの内容も面白かったですし
何よりキャラクターの心理描写も素晴らしかったです。

最後の方には伏線をしっかりと回収した綺麗なシナリオに加えて
絶望と希望を両方見せる深みもある作品でした。

カイジや嘘喰いなどのゲーム系漫画も好きなんですが
「今際の国のアリス」は文句なくこのジャンルでナンバーワンですね。

ゲーム系漫画、サスペンス漫画、ミステリー漫画が好きな方には
是非、読んでほしい作品になっていますね。

「今際の国シリーズ」の全体評

このブログでは今際の国シリーズの感想・評価を行っています。

どの作品も緻密に練られた世界観が爆発しており
面白い作品になっているので、興味がある方は見て下さい。

⇒（参考）「今際の国のアリス」は面白い？ひどい？ぶっちゃけ評価
⇒（参考）「今際の路のアリス」ガチ評価！「アリス」との違いと魅力を語った

まだ見た事がない人は是非一度見てほしいですね。

実際に作品を読んで内容が良く分からなかったという事であれば
こちらのあらすじ（ネタバレあり）を読んでみて下さい。

⇒（参考）「今際の国の」あらすじまとめ、最初から最終話までを解説
⇒（参考）「今際の路のアリス」のあらすじまとめ、最初から最終話までを解説

今際の国系作品の真の面白さはあらすじを見ても分からないので
あらすじを見たい方は同時に読んで見て下さい。