【感想・レビュー】グラゼニは野球を斬新な切り口で描いた漫画だけど…【ネタバレなし】

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週刊モーニングで2011年から連載されていた
人気漫画「グラゼニ」(原案:森高夕次、作者:アダチケイジ)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「グラゼニ」の素晴らしさや得られる人生の教訓

などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)

また「グラゼニ」はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか?

という点についても語っていきたいと思います。

 

 

今回取り上げる漫画は

「グラゼニ」

です。

 

「グラゼニ」というタイトルだけを聞くと何の意味かさっぱり分かりませんが

この「グラゼニ」という言葉は

「グラウンドには銭が落ちている」

という言葉を省略した造語です。

「グラウンド」というキーワードからも分かる通り

この漫画のジャンルは「野球漫画」です。

野球漫画というジャンルで別の漫画を挙げるとすると

「ダイヤのエース」や「タッチ」

などが挙げられます。

  
(左:ダイヤのエース  右:タッチ)

ただ、大きく見ると「グラゼニ」も野球漫画ではありますが
その切り口は他の野球漫画とは全く違います。

「メジャー」「ダイヤのエース」「ドカベン」「名門第三野球部」
「山下たろー君」「バトルスタディーズ」「キャプテン」「ルーキーズ」

きら星のごとく存在する野球漫画の中でも
「グラゼニ」はまったく異質な野球漫画です。

2012年の『このマンガがすごい!』大賞で
男編第2位を獲得している点からも
「グラゼニ」の異質さが伺えるのですが、他人の評価はさておき

 

私が「グラゼニ」を読んで、面白いと思った魅力や
人生で得られる教訓などを存分に語っていきたいと思います。

 

と、その前に今、漫画好きの私がオススメな漫画を3作品紹介しています

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「グラゼニ」はどんな作品?

「グラゼニ」は週刊モーニングで連載されていた人気漫画です。
ジャンルは野球漫画(スポーツ漫画)
原案:森高夕次、作画:アダチケイジ
コミックスは全17巻が発刊されており
東京ドーム編は14巻までが発刊されています。
(平成30年3月3日現在)

 

原案:森高夕次、作画:アダチケイジ
出版社:講談社
掲載誌:週刊モーニング
掲載期間
グラゼニ 2011年2・3号~2014年39号
グラゼニ~東京ドーム編~ 2014年43号~
巻数
グラゼニ 全17巻
グラゼニ~東京ドーム編~ 14巻
(平成30年3月3日現在)




 

「グラゼニ」の概要とあらすじ

プロ野球チームの「スパイダース」に所属している
主人公凡田夏之介は中継ぎのピッチャーとして活躍をしていますが
プロ8年目で年俸1800万円という微妙なポジションで現役生活を送っています。


(主人公の 凡田夏之介)

凡田夏之介は自分よりも年俸の高い選手にはめっぽう弱く
自分よりも年俸が低い選手にはめっぽう強い

という文字通り現金な性格の選手として、現役を続けています。

「グラウンドには銭が埋まっている」

という言葉を胸に

なんとか少しでも多くの年俸を貰えるように

そして、何とか少しでも長く現役を続けられるように

と、試行錯誤を続ける夏之介のプロ野球生活を描くと共に
プロ野球のシビアな世界や
野球選手の引退後のセカンドキャリアなど
プロ野球の裏の裏までを事細かに描いた異質の野球漫画となっています。

 

全体の概要・あらすじはこんな感じです。

「グラゼニ」は一般的に漫画に取り上げられているような

“スポ根色は全て排除されています”

一軍と二軍を行ったり来たりする選手の苦悩や

いつクビを宣告されてもおかしくないシビアな現実

そして、プロとして生き残るための涙ぐましい努力

などをコミカルに描いている漫画です。

それだけに他の野球漫画と比較しても
特徴があることだらけなんですが

そんな「グラゼニ」の魅力、そして面白さを語っていきたいと思います。



 

「グラゼニ」のここが凄い!

全く別の視点からフォーカスした切り口は秀逸の一言!

先ほどからグラゼニは他の野球漫画とは全く別の切り口で
描かれた漫画であるという話をしていますが
その視点のずらし方は「見事」の一言です。

まあ、基本スポーツ漫画なんて“綺麗ごと”をたくさん並べて

「努力に勝るものはなし」

みたいな美談でストーリーを構築するものです。

実際にそういった感動がスポーツの醍醐味だし
スポ根系で感動できる漫画もたくさんあります。


(漫画 4P田中くん)

実際問題、私に野球漫画を書けと言われても
スポ根系の美談の漫画を書くと思うし
それ自体は否定することではないんですが

グラゼニはこの路線を無視したことに素晴らしさがあります。

まあ、普通に考えてみれば分かりますよね。

夢を追う事は素晴らしいかもしれないけど
そんなお花畑の世界で生きられる人なんてどれだけいるのよ?

って感じですよ。

中学や高校の部活にしたって

先輩後輩の理不尽な人間関係やイジメなんていっぱいあるし

努力したってまったく上達しない人がほとんど

無理に努力を重ねて怪我して現役続行を断念することだってあるだろうし

いつだって圧し掛かってくるのは

“夢よりも現実”

なんです。

ただ、あまり現実味溢れる事ばかり言っていたら
漫画として成立しないし、物語もつまらなくなってしまうから
漫画では「夢追い人が成功する姿」を描いていく訳ですが

この路線をグッと現実味溢れる世界へ引き戻した。

というところに「グラゼニ」の面白さがあります。

よく株式投資の世界で「逆張りが重要だ」と言われます。

一般人がとる行動にならっていたら株は儲からない
相場が上がっている時に売って、相場が下がっている時に買う

それでこそ利益を出せるのですが、
グラゼニはその逆張りを綺麗に行っています。

ほとんどの野球漫画が夢を追っているのに対して

グラゼニは“超現実路線”を歩む

この視点で作品を作った時点で「グラゼニ」の勝ちです。

見ていてめちゃくちゃ新鮮ですもんね。

物語としては盛り上がりに欠ける内容ではあるんですけど
今までに描かれていないんですから、そりゃ面白いですよ。

この逆張りという考え方はどの世界にいても有効な手段なので

“多くの人が右と言った時に、自分だけは左と言う”

こんな視点を持つことは大切ですし
逆張りの重要性を教えてくれる漫画でもあります。

 

綺麗ごとばかりじゃない!お金は相当大事なんだよ!

グラゼニでは各選手の年俸が事あるごとに出てきます。

主人公の凡田夏之介は年俸1800万円と
一般のサラリーマンと比較すると
かなり高価な給料を貰っています。

ただ、プロであるため体力を維持する投資費用が必要である点や
1800万円を貰える時期がサラリーマンと比較すると
あまりにも短い点を考えると

それほど恵まれていない給料であることが語られています。

そうです、生活していくためにはお金が必要なんです。

もうこれはれっきとした事実なんですよね~

日本ではなぜかお金の事を話すと「卑しい」みたいな評価をされますが

「生きていくうえでお金がめちゃくちゃ大切である」

事なんで世の中のほとんどの人が分かっています。

グラゼニではそんなお金の大切さや重要性を
惜しむことなく語っています。

お金に対して学ぶ機会のない日本人にとって

「グラゼニはお金について学べる貴重な教科書」

なんですよね。

綺麗ごとを振りかざしてお金に対する認識を怠ってしまうと
お金で苦労する人生を送ってしまうリスクが、ドンと増えます。

自分がより良い人生を送るために

“お金の大切さをグラゼニから学べば今後の人生が変わる”

極端な表現ではなく、実際にそう思えるので
グラゼニに出てくるお金の話は真剣に聞いておいて損はありません。

 

「グラゼニ」の全体評

「グラゼニ」は普通の野球漫画にあらず

“プロ野球選手が置かれている悲哀”

をテーマにしながら、人生について考える事が出来る作品です。

夢物語を語っている漫画ではないので
盛り上がりに欠けるストーリー展開ではありますが
プロスポーツ選手の現実をしっかりと真に受ける事で

「自分の人生をよりよく生きるための教科書」

としても使える漫画になっています。

野球選手のリアルを知りたい方は、是非「グラゼニ」を読んでください。

 

 

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