「ダイヤのA(ダイヤのエース)」が最強の野球漫画である理由を語りつくす【ネタバレなし】

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週刊少年マガジンで2006年から連載されている
人気漫画「ダイヤのA(ダイヤのエース)」(作者:寺嶋裕二)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「ダイヤのA(ダイヤのエース)」の素晴らしさや人生の教訓
などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介する上で若干のネタバレがある点はご容赦下さい)

また、日本中に数多く存在する野球漫画の中で
「ダイヤのA(ダイヤのエース)」はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか?

という点についても語っていきたいと思います。

 

 

今回取り上げる漫画は

「ダイヤのA(ダイヤのエース)」

です。

 

“エース”というキーワードが示す通り
この漫画は「野球漫画」です。

野球漫画は古くは「ドカベン」や「タッチ」が代表的な作品となっていますが
それ以外にも数多くの野球漫画が存在します。

  
(左 ドカベン 、 右 タッチ)

漫画雑誌を見てみるとだいたい1本は野球漫画があります。

すると今発行されている雑誌の種類分の野球漫画が存在している事になります。
そんな野球漫画過多の時代に燦然と光を放つ野球漫画が

「ダイヤのA(ダイヤのエース)」

です。

 

では、星の数ほどある野球漫画の中で
「ダイヤのA(ダイヤのエース)」のどこが面白いのでしょうか?

私が「ダイヤのA(ダイヤのエース)」を読んで
面白いと思った魅力を存分に語っていきたいと思います。

 

と、その前に今、漫画好きの私がオススメな漫画を3作品紹介しています

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「ダイヤのA(ダイヤのエース)」はどんな作品?

「ダイヤのA(ダイヤのエース)」は週刊少年マガジンで現在も連載している人気漫画です。
(一部は既に終了しており、現在は第二部(act2)を連載中)
ジャンルは野球漫画
作者は長嶋裕二、現在も連載中でコミックスは一部が全47巻、二部が9巻まで発売されています。
(2017年11月18日現在)

 

原作:寺嶋裕二
出版社:講談社
掲載誌:週刊少年マガジン
掲載期間
第一部:2006年24号~2015年7号
第二部:2015年38号から
巻数
第一部:全47巻
第二部:既刊9巻(2017年11月18日現在)




 

「ダイヤのA(ダイヤのエース)」の概要とあらすじ

長野県の弱小中学校の野球チームで一回戦負けをしてしまった沢村栄純

自身の暴投でサヨナラ負けを喫してしまい意気消沈する沢村に
高校野球の名門校である東京の青道高校のスカウトの目に止まり
スポーツ推薦で高校に入ってみないかと誘いを受ける。

(青道高校 スカウトの高島礼)

中学校時代は野球部のメンツも足りず
他の運動部にいたメンバーを集めてチームを作っていたほど
レベルの低い中で野球をやっていた沢村にとって
青道高校の野球部員のレベル、そして野球に取り組む姿勢は
沢村の心を大きく揺さぶり、青道高校の野球部員になるべくテストを受ける決意をする。

 

天性の関節の柔らかさを持つ、沢村が投げるムービングボールに
青道高校レギュラーで正捕手である御幸はその素質を感じるが
野球が大好きなだけで体力も技術も伴っていない沢村は

果たしてレベルの高い青道高校でレギュラーを獲得できるのか?

そして、近年甲子園に出場出来ていない青道高校は
ライバルである稲城実業、市大三高を倒して
甲子園出場を勝ち取ることが出来るのか?

たった3年間しかプレイすることが出来ない高校野球の
熱く短い青春を野球に注いだ男達の姿を描いた王道の野球漫画です。

 

全体の概要・あらすじはこんな感じです。

色々な野球漫画を見ていると

「野球漫画って高校野球を題材にした漫画が多いな」

と思いますね。

なんで高校野球を題材とした漫画が多いかというと

「3年しかプレイできないという期間限定の魅力」と
「トーナメント戦という一回負けたら終わりという非情なシステムが織りなす緊迫感」

この2つが物語を大きく盛り上げるからだと思います。

プロ野球の場合、年間140試合くらいあって
1つの試合に負けても取り返しがつくようなシステムになっていますし
一流選手は現役時代を20年近く続けられることや
1つのリーグにチームが6つしかないことから
キャラクターが限定されてしまう閉塞感がありますから
やっぱり物語としては仕上げづらいところがあると思います。

「タッチ」「H2」「山下たろー君」「MAJOR」
「ドカベン」「キャプテン」「名門第三野球部」

など、いずれも高校野球を取り上げた漫画で
「ダイヤのA(ダイヤのエース)」もその法則に則って
高校野球を題材として物語が展開されています。

  
(左 MAJOR 、 右 山下たろー君)
 

野球漫画でかつ高校野球を題材としているので
ただ、普通の物語を展開させるだけでは

「なんだよ、他のどこかでみたようなありふれた野球漫画じゃん」

となってしまうわけで、物語の内容やキャラクターに
捻りがないとつまらない漫画と認定されてしまう辛さがありますが
「ダイヤのA(ダイヤのエース)」は見事にそのあたりをクリアして
魅力的な野球漫画に仕上がっています。

ここでは、「ダイヤのA(ダイヤのエース)」の魅力
そして、素晴らしさを語っていきたいと思います。



 

「ダイヤのA(ダイヤのエース)」のここが凄い!

登場人物の多くが欠点を持ち、未完成

「ダイヤのA(ダイヤのエース)」に出てくるキャラクターは
主人公の沢村栄純を含めて、多くのキャラクターが欠点を持っており
未完成であるという特徴があります。

暗黙の了解として

漫画のキャラクター=超人

みたいなルールがありますが
「ダイヤのA(ダイヤのエース)」はそのルールをぶっ壊しています。

主人公なのにスピードボールを投げられず
エースの座にも座ることができない沢村栄純

野球のルールも良く分かっていないし
守備も下手だし、バッティングもまるっきりダメ

普通なら「こんな奴に主人公なんて務まるのかよ~」
と思いたくなるキャラクターですが
多くの欠点を抱えているからこそ魅力があります。

よく女性は完璧な男性よりも欠点がある男性の方が
母性本能をくすぐられて好きになる

みたいなことを言いますが、
(本当かどうかは分かりません)
男性の私でも沢村栄純の魅力は十分に伝わってきます。

しかも究極のポジティブ野郎なので、その行動や発言がイチイチ面白い

敵チームに自分のチームの内情を教えてたり
自分のチームの監督を「将軍」と呼んでみたり

その天然ぶりは熱い野球漫画の中で「プッ」と笑わせてくれます。

そういう意味ではまさに「ダイヤのA(ダイヤのエース)」が誇る主人公だと言えます。

 

沢村栄純のライバルである降谷暁は沢村とは対照的に
物凄い剛速球を投げるし、バッティングセンスもピカイチ

だけれども、チームプレイが苦手で
自分の世界に入り込むおとなしいタイプの人間です。

降谷は勉強も出来ないので、試合に出る前に補習を受けるおバカぶりに加えて
難しい事を言われるとすぐに寝てしまうのんびりキャラ

スラムダンクの流川楓にちょっと似た感じのキャラクターデザインですね。

剛速球は投げるけれども、コントロールに難があり
重要な場面では気負って力むし、スタミナもない。

ゆえに点も取られるという粗削りぶりは試合を面白くしてくれます。

沢村、降谷というピッチャー陣をリードする
天才御幸一也(みゆきかずや)は物語の中では一番欠点が少ないキャラ。

バッティングも天才的なのですが、ランナーがいない時は
集中力が低下して凡打を繰り返すというムラな部分も持ち合わせています。

練習試合で14点取られた沢村、降谷の二人に

「二人で15点も取られたんだから、もっと練習頑張れよ!」

と言ったり、ちょっぴり意地悪な部分がありますが
全てはチームを強くするための一心で野球に取り組む
「ダイヤのA(ダイヤのエース)」の裏主役といった存在です。

その他にもプレッシャーに弱いエースの丹波光一郎

とにかく声が小さいけど卓越した分析力を持つ滝川クリス優
(絶対これは滝川クリステルから名前を取っている)

叫びながらでないとプレイできない伊佐敷純

と高い能力と素質を持ちながら、どこかに欠点を抱えるキャラクターの
オンパレードで、まあ見ていて飽きません。

この欠点を持っているという点は試合内容にも生きていて

誰か一人のピッチャーが毎回0点に抑えるみたいなこともないし
特定の強打者が毎回ホームラン(もしくはヒット)を打つという事もありません。

エースでも打たれるし、4番打者でも凡退する

この当たり前のことが今まで行われてこなかった野球漫画において
「ダイヤのA(ダイヤのエース)」は絶妙のバランスで
ピンチとチャンスのバランスを織り交ぜた試合展開を見せてくれています。

「どうせ、このピッチャーが出たら抑えられちゃんでしょ!?」

「どうせ、このバッターが出てきたら打っちゃうんでしょ!?」

みたいなことがないので試合が面白くなります。

味方選手だけでなくても、敵チームにも魅力的なキャラクターは
いっぱいいるのですが、それは「ダイヤのA(ダイヤのエース)」の漫画の中で楽しんでください。

あと嫌味なキャラクターがほとんどいないことも「ダイヤのA(ダイヤのエース)」の魅力です。

わざとケガさせようとする卑怯系のキャラクターはスポーツ漫画には必須ですが
「ダイヤのA(ダイヤのエース)」にはそんなキャラクターが出てこないので
気持ちよく漫画を見続けることが出来ます。

これは当たり前のようで当たり前でない要素ですね。

 

高校野球のほろ苦くも甘酸っぱい青春はとにかく泣ける

スポーツ漫画の魅力はなんといっても「感動」です。

「ダイヤのA(ダイヤのエース)」も例外ではなく
感動できる場面がごまんと用意されています。

だって、高校時代の全てを捧げて野球をやっている人達が
たった1試合負けただけで、全てを終わらせてしまうんですよ。

そんなに心が動くに決まっています。

私自身、年をとって涙腺が弱くなってきたという事もあるかもしれませんが
そんな姿を見せられれば泣いてしまうに決まっています。

試合に負けて3年生はもう引退してしまうというシチュエーションはもちろんのこと

ケガで苦しみに苦しみ抜いてリハビリを重ねた後、試合で活躍する姿を見たりとか
試合で活躍するために猛練習を重ねてきたのに、試合で打たれてしまう姿とか
本当は沢村と一緒に野球をしたいのに、沢村の事を想って
青道高校に行くように勧める中学校時代の野球部員の姿とか

まあ、スポーツ漫画というやつは泣けるところはいっぱいありますわ。

泣けるところは素直に泣いちゃいましょう。

 

私は若いころは漫画(TVドラマ)を見て泣くなんてカッコ悪いと思っていましたが逆ですね。

すかした姿勢で漫画を読んでいる奴の方がカッコ悪いですわ。

せっかく漫画を読んでいる訳ですから、その世界に自分をどっぷりと浸からせて
漫画の世界を疑似体験した方が人生を何倍も楽しめるようになります。

高校野球自体が感動要素の塊みたいなものですから
(テレビ朝日の熱闘甲子園とかでもめっちゃ泣ける)
その感動の塊をもろに受け止めて、心をグリングリンに動かしてください。

そのグリングリンに動いた心を原動力にして
自分の実生活を頑張れば、きっと楽しい人生が送れます。

と言いたくなるくらいの「ダイヤのA(ダイヤのエース)」は
感動要素が詰まった漫画だという事ですね。

 

「ダイヤのA(ダイヤのエース)」の全体評

「ダイヤのA(ダイヤのエース)」は王道の野球漫画で
爽やかに楽しく感動しながら見られる作品になっています。

“これぞ少年漫画”

という感じですね。

奥深くて、考えさせる作品が好きだという人には向いていないと思いますが
何も考えずに楽しい漫画が読みたいという人には間違いのない作品です。

メジャーな「週刊少年マガジン」という雑誌で
10年以上連載を続けている訳ですから
それだけでも多くの人に支持されている漫画だという事が分かりますよね。

野球漫画をみたい人、感動できる漫画を見たい人は是非見てください。

 

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