「ジョジョの奇妙な冒険　第5部」は荒木飛呂彦の振り幅を楽しめる漫画【無料で読める方法付評価・感想】

 

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週刊少年ジャンプで１９９５年から連載されていた
人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険　第5部（黄金の風）」（作者：荒木飛呂彦）について
感想（レビュー）を語ると同時に
「ジョジョの奇妙な冒険　第5部（黄金の風）」の印象的だった点
などを話していきたいと思います。
（極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい）

見所も含めて語っていきつつ「ジョジョの奇妙な冒険シリーズ」を
無料で読む方法についても話したいと思います。

今回取り上げる漫画は

「ジョジョの奇妙な冒険　第5部（黄金の風）」

です。

この漫画を読んだことがない人でも
タイトルだけは知っているであろうレジェンド作品です。

まずはこの漫画が、どんなジャンルの漫画なのかを説明していきましょう。

この漫画のジャンルは「アクションホラー漫画」です。

タイトルにもあるように奇妙な冒険を
テーマに描かれた漫画になっています。

第一部のレビューの時にもお話ししたのですが
絵柄にめちゃくちゃ癖があって、取っつきづらい漫画ですが
それゆえにディープなファンに愛されている作品です。

そして、「ジョジョの奇妙な冒険」第3部から現れた
スタンドという概念でライト層のファンを獲得して
今も連載されている人気作品となっています。

ただ、人気の秘訣はそれだけではないので
ジョジョの奇妙な冒険の魅力について
私が感じた特徴を話していきましょう。

「ジョジョの奇妙な冒険　第5部（黄金の風）」はどんな作品？

「ジョジョの奇妙な冒険　第5部（黄金の風）」は
週刊少年ジャンプで連載されていた人気漫画です。
ジャンルはサスペンスホラー漫画
作者は荒木飛呂彦
コミックスは全１７巻（４７～６３巻）

作者：荒木飛呂彦
出版社：集英社
掲載誌：週刊少年ジャンプ
掲載期間：１９９５年５２号～１９９９年１７号
巻数　全１７巻（４７～６３巻）
※　４６巻までは第1部～第4部の掲載となります。

「ジョジョの奇妙な冒険」を無料アプリで読むには

「ジョジョの奇妙な冒険」をすぐ読みたい方は
「ヤンジャン！」という無料アプリで読むことが出来ます。
（ｉＯＳ・Android双方で使えるアプリになっています）

「ジョジョの奇妙な冒険　第5部（黄金の風）」の概要とあらすじ

広瀬康一は空条城太郎の依頼によって
汐華初流乃という人物を探しにイタリアに来ていました。

康一はイタリアに到着して早々にタクシー運転手にぼったくられてしまいます。

康一から荷物を奪ったのは主人公であるジョルノ・ジョバーナ

ジョルノは子供の頃から悲惨な生活を送っており
たまたま命を救う事になったギャングによって
色々な事を教えて貰ったという経歴からギャングスターに憧れていました。

康一は承太郎にジョルノとのやり取りを報告すると
承太郎はジョルノがディオ・ブランドーの息子である事が明かされます。

ジョルノはＤＩＯと関わってくるのか？

ジョルノはギャングスターになれるのか？

全体の概要・あらすじはこんな感じです。

第3部からは「スタンド」という概念が登場してのバトルとなりますが

第3部は世界を股にかけての本格冒険アクション漫画
第4部はある街で繰り広げられるサスペンスホラー漫画

と、各章でおおきな設定の変化をつけています。

果たして「ジョジョの奇妙な冒険　第5部（黄金の風）」は
どんな設定で、どんな魅力があるのか？？

そんな事を語りつつ
「ジョジョの奇妙な冒険　第5部（黄金の風）」がどんな漫画なのか？

これから、語っていきたいと思います。

「ジョジョの奇妙な冒険　第5部（黄金の風）」の特徴

荒木飛呂彦さんの幅の広さを実感できる作品

ジョジョの奇妙な冒険　第5部（黄金の風）を読んで最初に思った事

それは「ふり幅がすげぇなぁ～」という事です。

ジョジョの奇妙な冒険は真骨頂は「スタンド」という
概念が現れた第3部からかなぁと思っていますが

第3部では世界を股にかけてＤＩＯという大ボスを倒す
本格派のアクションストーリー

第4部では杜王町という一つの街を舞台に
繰り広げれらるサスペンスホラーテイスト

と全く違う作風で描いてきたんですよね。

じゃあ、次はどうなるの？？

と思ったところにギャングという
ヤンキー漫画っぽいテイストを持ってきました。

アクションと言えばアクションなんですが
そこに任侠っぽい人間ドラマを挟んできたんでよ。

スタンドを使って争うという点は3部以降全部同じなのですが
3部と4部とは全く違うテイストを見せてくれています。

そして、キャラクターがどれも味があっていいんです！！

主人公ジョルノの兄貴分であるブチャラティ

彼には仲間を思う気持ちがあり、
状況をしっかりと判断する力があり
部下たちを統率するだけの力がある。

かなりハイスペックなキャラクターですが
スタンドの能力が「物体にチャックをつける」という地味な能力。

「おおぉ、この能力で戦っていくんかい！」

と思いますが、他の仲間のスタンド能力と相まって
なかなかいい戦いを見せてくれるんですよ。

そして、私が一番好きなのがナランチャ

見た目は子供、頭の中も子供という感じで
勉強が出来ない感じの知能レベルに加えて
ピンチになるとテンパって爆裂してしまうキャラクターが
とても愛くるしくて癒されます。

そのキャラクターに反して、彼のスタンドは
爆撃戦闘機を飛ばして、ガンガンに攻撃する。

彼のテンパりと混ざり合うとデタラメなまでに攻撃をしちゃうんですが
その様もかなり痛快で、見ていて面白いんですよね。

ストーリーとキャラクターのバランスをしっかりととって
新しい世界観を見せている第5部黄金の風は素晴らしいの一言です。

外国バンドの名前に合わせたスタンド能力に注目

私が「ジョジョの奇妙な冒険第5部、黄金の風」で
もう一つ目についたことはスタンド名に
外国のアーティスト名、バンド名が使われているという点です。

これは単純に荒木飛呂彦さんが外国のバンドが好きなんでしょうが
このバンド名から連想されるイメージを
上手くスタンド能力に繋げているんですよね～

ちなみに主要メンバーのスタンド名を解説していきましょう。

スティッキー・フィンガーズ（ブチャラティ）

この名前はバンド名の名前ではなく
ローリングストーンズがリリースしたアルバム名

エアロスミス（ナランチャ）

アメリカを代表するロックバンドのグループ名。
日本のビッグバンドＢ’ｚがかなり影響を受けたバンドですね。

ムーディー・ブルース（アバッキオ）

イングランド出身の大御所バンド
プログレッシブ・ロックの草分け的存在（Wikipediaより）との事です。

セックス・ピストルズ（ミスタ）

こちらもイングランド出身のバンド
バンド名からも分かるようにかなり攻めたグループで
反体制を歌うロックバンドっぽいロックバンドです。

こんな感じで色々なバンド名の名前を使っているんですが
その言葉の響きに上手く合わせたスタンド能力を発明しているんです。

「セックス・ピストルズ」なんてそのままピストルを使って攻撃するスタンドですし
「スティッキー・フィンガーズ」も日本語訳すると「手癖が悪い」的な役なので
物体を隠すことが出来るブチャラティのスタンドともイメージがあいます。

作者である荒木飛呂彦さんの想像力の深さが
存分に発揮されている点は見逃せないですね。

「ジョジョの奇妙な冒険　第5部（黄金の風）」の全体評

「ジョジョの奇妙な冒険　第5部（黄金の風）」は
スタンドを繰り出しての戦いとなる点は前作、前々作と変わりませんが
世界観やストーリーは3部、4部とは一線を画し
独自の路線をしっかりと描いている作品です。

荒木飛呂彦さんの懐の深さと想像力の大きさが
いい形で体現出来ている作品で
ジョジョファンならずとも楽しめる仕上がりになっています。

是非、一度読んでみて下さいね。

「ジョジョの奇妙な冒険シリーズ」の全体評

このブログではジョジョの奇妙な冒険シリーズの感想・評価を行っています。

どの作品も荒木飛呂彦さんの世界観が爆発しており
面白い作品になっているので、興味がある方は見て下さい。

⇒（参考）「ジョジョの奇妙な冒険　第1部」感想！人間の成長力を感じさせる作品
⇒（参考）「ジョジョの奇妙な冒険　第2部」感想！王道でありながら異端なジョジョ作品
⇒（参考）「ジョジョの奇妙な冒険　第3部」感想！最も読みいやすいヒーロー漫画
⇒（参考）「ジョジョの奇妙な冒険　第4部」感想！ふり幅が大きさが素晴らしい！
⇒（参考）「ジョジョの奇妙な冒険　第5部」感想！必見のマッチョなバトル漫画
⇒（参考）「ジョジョの奇妙な冒険　第6部」感想！主人公の魅力が爆発する漫画
⇒（参考）「ジョジョの奇妙な冒険　第7部」感想！主人公不明感が面白すぎる！
⇒（参考）「ジョジョの奇妙な冒険　第8部」感想！魅力はミステリーへの転換！

読みやすいのは3部、4部、5部あたりでしょうか

1部、2部は3部以降と世界観が違うので
入りづらさはあるものの、また違う楽しみがあります。

また6部以降のスタンドのバトルが複雑化しており
状況やバトル内容を把握するのが難しくなっていますが
その分、奥が深くなっている感じですね。

実際にジョジョの奇妙な冒険を読んで
内容が良く分からなかったという事であれば
こちらのあらすじ（ネタバレあり）を読んでみて下さい。

⇒（参考）「ジョジョの奇妙な冒険　第1部」のあらすじ
⇒（参考）「ジョジョの奇妙な冒険　第2部」のあらすじ
⇒（参考）「ジョジョの奇妙な冒険　第3部」のあらすじ
⇒（参考）「ジョジョの奇妙な冒険　第4部」のあらすじ
⇒（参考）「ジョジョの奇妙な冒険　第5部」のあらすじ
⇒（参考）「ジョジョの奇妙な冒険　第6部」のあらすじ
⇒（参考）「ジョジョの奇妙な冒険　第7部」のあらすじ
⇒（参考）「ジョジョの奇妙な冒険　第8部」のあらすじ

6部以降はあらすじを読んでも分からない可能性すらあります（笑）

ですので、読みながら擦り合わせてもいいかもしれないですね。

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