ジャンプ改で2011年から連載されていた
人気漫画「予告犯」(作者:筒井哲也)のネタバレ
新聞紙男の正体は一体誰なのか??
吉野は犯人を捕まえることが出来るのか??
などなど「予告犯」のあらすじ・ストーリーを
最初から最後まで話していきたいと思います。
Contents
ここでは
「予告犯」
のあらすじ・ストーリーについて最初から最後まで
ネタバレありで話しています。
もし、ネタバレは見たくない!どんな漫画かだけを知りたい!
という人がいたらネタバレなしのレビューも書いているので
こっちを見てください。
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それでは「予告犯」のあらすじについて話していきます。
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1.プロローグ
新聞紙で作ったお面を被った男が
マンガ喫茶の中で革命を起こそうとしていました。
ネット上には罵詈雑言が溢れていますが
男は自信満々で翌日の犯罪予告をしているのでした。
5月21日 栃木県U市
ゲームの違法アップロードで何百億の被害を起こした
中学生が警察のサイバー犯罪対策課の家宅捜索を受けていました。
まったく反省する事のない中学生に対して
サイバー犯罪対策課の警部補である吉野絵里香は
ツイッターからの非難を取り上げて
損害賠償額の大きさと罪の大きさを痛感させるのでした。
警視庁に戻ってきた吉野は動画サイト「YOURTUBE」に
犯罪予告を繰り返し投稿している新聞紙を被っている人間がいました。
食中毒事件を起こした食品加工会社に制裁を加えるという内容でした。
果たして新聞紙を被っている人間は何者なのか??
吉野は新聞紙男に近づく事が出来るのか??
2.明かされる新聞紙男の正体
サイバー対策課は埼玉県か神奈川県での犯行と断定。
これから捜査を始めようかと言うところで
石川県にある食品加工会社で火災が起きたニュースが流れます。
そしてそこには新聞紙を被った人間が映っていました。
新聞紙をかぶった男の犯行はさらに続きます。
レイプ事件について、「ホイホイついていったお前が悪いんじゃね?」と
書き込みをした男が、アナルから玩具を入れられ制裁させられた事件
バイト先の調理器具でゴキブリを揚げた事で問題を起こした男に
ゴキブリを食べさせ制裁させられた事件
捜査を進めていた吉野達は犯行動画が挙げられていたであろう
神奈川県のマンガ喫茶に捜査をしに行き
店長に対して事情聴取を行い、任意での同行を求めます。
しかし、その姿を見ていたひとりの若者がいました。
その若者はUSBを使って遠隔操作し、IPアドレスをごまかしながら
動画を発信していました。
次なるターゲットとして、面接で相手をバカにした面接官である池端正義を挙げます。
新聞紙男の行動に注目が集まる中、新聞紙男は池端の家に行き、制裁を加えます。
警察はIPアドレスから現場に突入しますが、現場はもぬけの殻。
実際の現場は重体の池端が倒れており、犯人は既に立ち去った後でした。
ここで犯人である奥田について過去が描かれます。
奥田は派遣社員として、仕事をしていましたが
社長とソリが合わず、イジメに合っていました。
そのことから社会的弱者だった奥田は、
弱者を虐げる人間に強い恨みを持っていました。
そして、新聞紙男として私怨を晴らすべく動画をアップしていました。
動画は弱者をイジメる人間へ復讐を行う、という決意表明でした。
奥田は決意に共感する弱者達の賛同を集めて行くのでした。
サイバー対策課は身分証明をしていない
東京のマンガ喫茶をピックアップすると、
その素振りから犯人と思われる人物を突き止めます。
使っている名前は「ネルソン・カトー・リカルテ」
2008年9月20日
奥田達は日雇いの仕事でしか食う事が出来ずに
過酷な肉体労働を強いられていました。
その中で知り合った仲間達。
彼らはお互いに愛称をつけていました。
奥田は「ゲイツ」
大阪出身のバンドマンは「カンサイ」
福岡出身のパチスロ好きは「メタボ」
宮城出身の女性恐怖症は「ノビタ」
フィリピン出身の「ヒョロ」
5人は絆を作りながらなんとか乗り切っていましたが、
ヒョロが腎臓を悪くして死んでしまいます。
4人は班長を呼びますが、班長は「腐るから埋めておけ」と
スコップを投げ捨てるとメタボが逆上して班長を殴ります。
ゲイツはその意思を汲み、皆で殴り罪を共有します。
そして、4人はこの腐った世の中に復讐をする事を誓い、
ゲイツは今回の計画を立てたのでした。
3.正体がバレ始める中で殺害予告を行う奥田達
ここで現代に話が戻ります。
ゲイツ達が次に狙うのは、反捕鯨団体シーガーディアン。
日本の食文化を否定し、過激な行動を続ける
彼らにゲイツ達はサイバーテロを計画します。
吉野らはシーガーディアンのリーダーであるボブに交渉し、警固を担当します。
ノビタは宮城のホテルでハッキングを仕込むと
ゲイツはヒョロが以前働いていたマンガ喫茶チェーン
「ピットボーイ」に入店してサイバーテロの準備をします。
吉野は進退を賭けて、東京全域に警備を総動員しますが
シーガーディアンを憎む店員がゲイツに協力し
ゲイツはマンガ喫茶を裏口から出ていきます。
ゲイツが出て行った後に突入した吉野達は
新聞紙を被った青山祐一を逮捕しますが
彼はシーガーディアンを憎む店員で
ゲイツの身代わりになっただけでした。
シーガーディアンのサイバーテロは完遂され
成果を上げられなかった事で吉野は退職届を出します。
慰留を受けた吉野は犯人の動機について考えていると
また新聞紙男から新たな犯罪予告が生まれます。
予告に対して、厳重な警備を行う警察。
すると一人の刃物を持った青年が現れ、確保されます。
吉野はこれが新聞紙男の犯行ではないと判断していました。
ある日、警察の職質でいじめられているオタクを見たゲイツ。
それを見てゲイツは「怒れよ!」
と怒鳴ってしまい警察にマークされます。
一方、ラーメン屋の女性に恋をしたノビタは
ゲイツと一緒に犯罪を犯すことに後ろ向きになっていきます。
ゲイツ達は次に、衆議院議員の設楽木匡志に殺害予告を出し
設楽木の情事をインターネットで拡散します。
国会議員の殺害予告とあって世間も警察も大騒ぎとなりますが
ノビタは真っ当な人生を送りたいという思いが強くなり
警察にゲイツ達の情報を売り、自首をします。
ノビタは途中で怖くなり、電話を切ってしまいますが
警察は途中までの話からゲイツ、カンサイ、メタボらが
どんな人物であるか、その素性に近づきます。
そんな中、ゲイツの元に
カンサイ、メタボ、ノビタが集まり4人は集結します。
吉野はゲイツが以前働いていたノモト清掃に行き
ゲイツの本名が奥田宏明であると突き止めます。
ゲイツ達は警察の手が近づいている事を感じながら
当日の段取りを確認し合います。
そして、計画実行当日。
ノビタはあるトラックの前にバイクで急に飛び出し事故を起こします。
トラックにしたカンサイは荷台の荷物をその隙にすり替えて
ノビタとゲイツは事故現場に残ります。
トラックは設楽木がイベントを起こす現場に到着します。
イベント会場に駆け付けた吉野達は
トラックに積んである荷物をチェックします。
一度開封された飲料をチェックして、イベントを中止させましたが
メントスを入れて、激しく噴射するような仕掛けをしてあるだけでした。
ゲイツの狙いが分からず困惑する吉野。
殺害の指定日時が終了間際となる中で、一向に姿を見せないゲイツ達。
安堵する設楽木ですが、設楽木の事務所にあるパソコンがハッキングされ
自作自演で、自分の発言を擁護している事が明かされた事で
設楽木は議員辞職をする事になり、議員としての命が失われます。
4.終幕を迎える事件、奥田の狙いは何だったのか??
設楽木の議員生命は奪ったものの、殺害に至らなかった事から
ネット民は新聞紙男に対して、非難の声を浴びせますが
ゲイツは世間に対して最後の動画を挙げます。
動画の内容は
「勝手な自己判断でリンチを行ってきた自分達を24時間以内に殺す」
というもの。
吉野は動画発信場所を追って、4人を追っていきますが、
ゲイツ達は既に立ち去っていました。
メタボの身元もはっきりさせますが、
集団自殺の予告を出されているこの状況から
なんとか死ぬ前に捕まえようと動いていきます。
吉野は極秘とされている法外のハッカーがいる場所に行き
公安が掴んでいるネルソン・カトー・リカルテの身元情報を盗み出しつつ
カンサイが残していたUSBの解析を依頼します。
ゲイツ達4人はある場所に集合します。
自殺の用意をするゲイツですが、その中で
ノビタに対して警察に情報を密告した事を確認します。
警察に電話をした事を明かしたノビタに対して
ゲイツはペナルティとしてハンダゴテを60秒当てるように伝えますが
ゲイツはこの行為がノビタを救うと言います。
その後、ゲイツ(奥田)は配信を始めます。
自分達は設楽木の殺害を宣言しながら失敗してしまった。
その責任を取って自殺するのだと言います。
そして、青酸カリが入ったカプセルを飲み
30分後に死ぬことを伝え、そのまま睡眠薬を飲んで横たわります。
吉野達はこの動画を見て、場所を米軍基地だと特定しますが
日本警察は入れない事を確認しますが、強行突破を決意。
高速隊の新垣と一緒に米軍に向かいます。
猛スピードで現場に辿り着いた吉野ですが
既にゲイツは死んでいました。
しかし、他の3人はまだ息があり、生きていました。
この状況に疑問を感じていた吉野ですが
スマホが落ちていた事に気付くと
スマホデータの中から、吉野宛に送られたゲイツの動画を発見します。
その動画にはネルソン・カトー・リカルテ(ヒョロ)の
骨が埋まっている場所を発見して
父親の元に届けてほしいというメッセージが残されていました。
しばらくしてから、吉野には電撃が走ります。
吉野は奥田(ゲイツ)に対して口汚く罵りながら
最愛の恋人を失ったかのような喪失感を感じていました。
そして、この哀れで愚かな男の魂の行き着く先が
せめて安らかな場所であるようにと願っていました。
生き残ったカンサイ、メタボ、ノビタは
奥田に脅されて犯行に協力したというシナリオを用意した奥田。
その目論み通り、裁判での3人への
判決は懲役4~5年と軽いものだった。
3年後…
ノビタ(木村浩一)は懲役4年で仮釈放され
かつて4人が集まった場所へと歩を進めていました。
するとその場所にノビタが3年前に持参した
ボロボロの傘が置いてありました。
吉野はネルソンの骨を父親に渡す義理はないと思いながらも
奥田の計画に乗ってネルソンの骨を掘り出し、こう思います。
「全てを予告し、そしてやり遂げたあの男に敬意を表して
私はあと少しだけ踊らされてみようと思う」
ここでネルソン・カトー・リカルテの墓から
見える風景を描いたところで「予告犯」は終了となります。
「予告犯」の全体評
ここまでずっと「予告犯」のあらすじ(ネタバレ)を語ってきました。
全3巻という短編で描かれている分
スピーディーな展開で終了となりました。
普通のサスペンス漫画だったら「逃げる奥田、追う吉野」を
描いてストーリーを盛り上げたと思うのですが
「予告犯」の核心は捕まる捕まらないという捕物帳ではなかった。
という点が秀逸でしたね。
奥田はなぜこんな事件を起こしたのか…
その答えは「弱者軽視に対する社会への復讐だ」という
答えをずっとちらつかせながらも
友人であるネルソン・カトー・リカルテに対する友情だった。
あまりにも頭が良すぎて、
「自分で起業していれば、大成功していたでしょ」
という気持ちもちょっと湧きあがりましたが
いい意味で最後まで読者を裏切ってくれました。
映画化出来るボリューム(3巻)にまとめたのも素晴らしく
作者筒井さんの脚本力を見せつけた作品でした。
まだ読んだことのない人は、一度読んでみてほしいですね。
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