漫画「クロカン」の感想|三田紀房さんはドラゴン桜と違って野球は苦手かな?【レビュー・ネタバレなし】

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週刊漫画ゴラクで1996年から連載されていた
人気漫画「クロカン」(作者:三田紀房)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「クロカン」の素晴らしさや得られる人生の教訓

そして、もう一つここを治せば良くなるのになぁ
という部分についても話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)

また「クロカン」はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか?

「クロカン」の魅力なども語っていきたいと思います。

 

 

今回取り上げる漫画は

「クロカン」

です。

 

「クロカン」は1996年に連載開始されていた漫画で
2002年まで連載をしていた漫画ですが
世代的にはちょっと昔なので、分からない人も多いかもしれないですね~

しかも、掲載されていた雑誌は「週刊漫画ゴラク」ですから
なおさら知っている人は少ないと思います。

という事で最初にこの漫画のジャンルを説明しましょう。

この漫画のジャンルは「スポーツ漫画」です。

 

スポーツの中でも「野球」を取り扱った漫画です。

タイトルを聞いただけでは分からないと思いますが
「高校野球」を取り上げている漫画

しかも、主人公は監督です。

 

 

現在、高校野球を取り上げた漫画の中で
一番人気がある漫画と言えば、週刊少年マガジンで連載している

「ダイヤのエース」です。


(ダイヤのエース)

「ダイヤのエース」は試合内容やキャラクター設定など
かなり綿密に練られている感じでクオリティーが高い野球漫画なんですが

「クロカン」はまったくテイストが違います。

 

まあ、なんといっても主役は監督ですからね~

当然、展開が変わってくる訳ですが

テーマは「破天荒」です。

 

いわゆるオーソドックスな野球漫画とは
視点を別にして描かれている野球漫画なんですよね~

作者の三田紀房さんは過去に

「ドラゴン桜」、「インベスターZ」、「エンゼルバンク」

と、社会的なテーマを元に漫画を書いているんですけど

そんな三田紀房さんが野球漫画を書いている

という時点で「ちょっと変わった漫画だぞ?」

という事が分かると思います。

そんな「クロカン」がどんな漫画なのか

そして「クロカン」の魅力について存分に語っていきましょう。

 

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「クロカン」はどんな作品?

「クロカン」は週刊漫画ゴラクで連載されていた人気漫画です。
ジャンルはスポーツ漫画(野球漫画)
作者は三田紀房
コミックスは全27巻が発刊されています。

 

作者:三田紀房
出版社:日本文芸社
掲載誌:週刊漫画ゴラク
掲載期間:1996年~2006年
巻数 全27巻




 

「クロカン」の概要とあらすじ

群馬県にある桐野高校野球部の監督である
黒木竜次(通称:クロカン)は型破りな監督でした。


(主人公の クロカン こと 黒木竜次)

それゆえに正統派な野球価値観を持ち
野球部部長である森岡謙一郎(もりおか けんいちろう)と
四六時中モメながら監督業を行っています。


(部長の 森岡 謙一郎)

 

クロカンは秋の大会を目の前にして
エースの正宮をショートにコンバートさせて
外野手の石光をピッチャーにコンバートさせます。

戸惑い、反発する野球部員にクロカンは
今までのポジションについて本当に疑問がなかったのか

全員で考えるようにキャプテンに伝えます。

 

部員内で議論が行われ、
正宮派とキャプテン派に分かれてしまった桐野高校野球部ですが、

”秋の県大会に優勝できなければ、クロカンはクビになる”

という条件の元、クロカンが指揮を執る事が決まります。

 

そして、一回戦の江津高校戦を迎えます。

果たして、桐野高校は県大会を優勝できるのか?

型破りな監督クロカンはどんな野球を見せてくれるのか?

型破りな監督であるクロカンを主役に
現在の高校野球の教育方針に一石を投じる異色の野球漫画

 

全体の概要・あらすじはこんな感じです。

エンゼルバンクなどを見てみると分かるんですが

三田紀房さんの作品は

「今ある常識を疑い、新たなる知見を持ちましょう」

という事が裏テーマとして隠されています。

 

過去には「会社」、「勉強」、「お金」

について新しい価値観を提案してくれた三田紀房さんが

果たして野球(スポーツ)という分野で

”どんな提案をしてくるのか?”

ここが「クロカン」の最大の見どころなんですよね~

という事で、「クロカン」の良さと悪さ

「クロカン」の特徴的なところについて話していこうかなと思います。

 

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「クロカン」のここが面白い!

三田ワールド炸裂!野球に持ち込まれる経済の概念!

「クロカン」の最大の特徴と言えるのは
高校野球という、いわば「聖なるもの」について

その概念をぶちこわす社会という概念を取り入れたことです。

作者の三田さんは「エンゼルバンク」という漫画を描いているんですが
そこに描かれているのは

終身雇用制に囚われる現在のサラリーマンへの疑問

現在の状況に何も疑問を持たずに過ごしていることの怖さ

です。

 

このテーマが「クロカン」にもふんだんに取り入れられています。

「クロカン」には坂本という選手が出てきます。

この選手は運動能力が飛び抜けていて
甲子園に行くには絶対に欠かせない選手ですが
貧乏な家庭で育っているため

日々アルバイトをしないと生活が出来ない

という設定になっています。

 

なので、部活の練習にも参加が出来ず
助っ人的な感じでしか試合にも出られません。

 

そんな境遇にある坂本に対してクロカンは

クロカンの自腹で15万円を坂本に払い
アルバイトを全て止めさせ野球に専念させる

という行動を取ります。

 

その一方で坂本以外の下手な野球部員に対しては

毎日お金を徴収して、その金額を報酬として練習を行う。

という行動を取るんですよね〜

 

まあ、実際にやったら大問題になって潰されるような案件で
漫画の中でも大きな波紋を生んでストーリーが展開されるんですが

”何事もお金とは切り離せない”

という事をクロカン(作者の三田紀房さん)は伝えています。

実に三田さんらしい視点ですし
その視点は面白いですよね〜

 

「クロカン」は漫画なのでデフォルメされていますが
間違ったことは言っていないと思うんですよね〜

 

日本の学校は、ただで授業が受けらますからね〜

教育にコストがかかっているという事を
幸か不幸か感じないまま私達は育ってしまうんですよ

 

そのことを分かっていないと

”なんでもやって貰って当たり前”

という間違った認識を持ってしまうんですよ。

 

そして、突出した才能や能力には対価が払われるべきだ。

という事も伝えています。

 

まあ、これは強豪校とかが金銭交渉をして
スカウトするという事例もありますし
ピンとくる人は多いかもしれません。

 

こう言うと、ズルいとか思う人もいるかもしれませんが

むしろ才能や能力にしっかりとした
対価が払われない世の中こそ怖いですよね。

 

日本は公平な世界であるべきでしょ!

というメッセージが伝わってくるあたりが
「クロカン」の面白さであり、異色な点ですね。

 



 

「クロカン」のここはもう一歩!

試合の面白みが…、野球の醍醐味を伝えるのは苦手なのかな…

先ほどまでは「クロカン」の面白い部分を語ってきましたが
ここからはちょっと物足りないなぁと思っている部分について
話していきたいと思います。

 

「クロカン」の物足りないところ

それは ”試合内容” です。

経済や社会問題に精通している三田さんですが
野球についてはあまり精通していないのかなぁ

というよりも、野球を好きじゃないのかなぁ

と感じるような内容が多々出てきます。

 

その筆頭が坂本と相手の京陽高校(甲子園出場校)が達成した

21人連続三振

です。

この試合は練習試合だったので
7回で終了してしまったので

事実上、全員が三振した試合

なんですが、ちょっと見ていて面白くないんですよね〜

 

坂本の急速は145km

という記述が漫画の中で出てきますが

いくら145km投げられたとしても
全員が三振をするという事は考えづらくて、
いまいち試合内容に魅力を感じません。
(甲子園出場校ですからね〜)

 

それ以外の試合も

・坂本の親が試合直前に事故に遭い、坂本抜きでの試合

・坂本が新しい靴を買って、その靴が足に合わなくて苦戦

・坂本の口元を見て、球種を読まれて苦戦

と、なんだか軽い設定で試合が進むことが多くて
野球漫画としての面白さという点はイマイチです。

 

クロカン = 破天荒

というキャラクター設定をしているので

従来高校野球で当たり前だと思われている常識についての問題提起

みたいなのがあると試合が面白くなると思うんですよね〜

 

例えば、一人が九回までを投げきる風潮を崩すとか

変化球を多投して投手寿命を縮める投手(監督の采配)への問題提起とか

みんなが坊主頭になっていることへの意味の無さへの問題提起とか

そういうところに突っ込みを入れて
試合展開を面白くしてくれれば

「クロカン」という漫画はもっと面白くなると思うんですよね〜

 

設定の面白さをフルに使えなかったなぁ

というのが「クロカン」の残念な点です。

 




 

「クロカン」の全体評

「クロカン」は王道ではなく、変わった切り口から描いている野球漫画です。

過去にドラゴン桜やエンゼルバンクを書いた三田紀房さんらしく
経済的な要素を取り込みながら、面白味を膨らませている漫画ですが

試合内容についてはちょっと物足りない内容になっています。

王道の野球漫画を見たという人には物足りないかもしれないですが
ちょっと切り口の違う野球漫画を見たいという人は
楽しく読める漫画に仕上がっている作品ですよ。

 

 

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