月刊!スピリッツ、週刊ビッグコミックスピリッツで2010年から連載されている
人気漫画「DRAGONJAM(ドラゴンジャム)」(作者:藤井五成)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「DRAGONJAM(ドラゴンジャム)」の素晴らしさや得られる人生の教訓
などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)
また「DRAGONJAM(ドラゴンジャム)」はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか?
「DRAGONJAM(ドラゴンジャム)」の面白い点を語っていきたいと思います。
Contents
今回取り上げる漫画は
「DRAGONJAM(ドラゴンジャム)」
です。
「DRAGONJAM(ドラゴンジャム)」というタイトルだけを聞くと
何の漫画か分かりませんが、JAMという言葉には
「協奏曲」という意味があるようです。
とは言え、何の漫画かは分からないですよね~
この漫画のジャンルは「バスケ漫画」です。
バスケ漫画というジャンルで代表的な漫画と言えば
何と言っても
「スラムダンク」
ですよね~
(スラムダンク)
⇒(参考)漫画「スラムダンク」をこれから読む人に伝えたいこと
バスケ漫画を読むときに基準として立ちはだかる
「スラムダンク」に対して、
どうやって違いを見せてくるのか?
どういうインパクトを見せてくれるのか?
という事が焦点となりますよね。
そういった意味では、スラムダンクと同じ
週刊少年ジャンプで連載されていた
「黒子のバスケ」
は良い違いを見せていました。
(黒子のバスケ)
⇒(参考)「黒子のバスケ」はスラムダンクとは違うバスケ漫画の金字塔だ!
そして、この「DRAGONJAM(ドラゴンジャム)」も
スラムダンクとは全く違った魅力を見せてくれています。
そんな「DRAGONJAM(ドラゴンジャム)」を私がを読んで、面白いと思った魅力や
人生で得られる教訓などを存分に語っていきたいと思います。
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「DRAGONJAM(ドラゴンジャム)」はどんな作品?
「DRAGONJAM(ドラゴンジャム)」は週刊ビックコミックスピリッツで連載されている人気漫画です。
(以前は月刊!スピリッツで連載されていました)
ジャンルはバスケ漫画(スポーツ漫画)
作者は藤井五成
コミックスは現在までに16巻が発刊されています。
(2023年10月13日現在)
作者:藤井五成
出版社:小学館
掲載誌:週刊ビッグコミックスピリッツ
(以前は月刊!スピリッツ)
掲載期間
月刊!スピリッツ:2010年7月号~2011年3月号
週刊ビッグコミックスピリッツ:2011年23号
巻数 16巻
(2023年10月13日現在)
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「DRAGONJAM(ドラゴンジャム)」の概要とあらすじ
バスケットボールが大好きな主人公立花龍也の家は
父親が早くに他界した為、貧しい生活を送っていました。
龍也はそんな家庭の事情を鑑みて高校進学を諦め
バスケットボールで食っていく事を決意します。
ですが、実際にバスケットボールで食っていくことは容易ではなく
賭けバスケでお小遣い稼ぎをする日々が続いていました。
そこに現れたのはミニバス時代のライバルであり
バスケの名門校辻沢高校の緋口涼司が勝負を挑んできます。
涼司と対決して完膚無きまでに敗れ去った
龍也率いるチーム(龍也、アコ、タイゾー)は途方にくれます。
が、その試合を見ていたストリートバスケ(作中ではストリートボールと表現)の
トップチームの一員である寺門丞ことTJが現れて
龍也達にバスケットボール指導してくれます。
本物の実力を持つTJに魅せられ
バスケットボールの奥深さを学んでいく龍也達
龍也達は辻沢高校バスケ部にリベンジを果たせるのか?
TJに魅せられた龍也達はどんなバスケ人生を送っていくのか?
ストリートボールを中心に織りなす
ファンキーな登場人物達のさわやかな青春ストーリー
全体の概要・あらすじはこんな感じです。
「DRAGONJAM(ドラゴンジャム)」はバスケ漫画ですが
中学生や高校生のバスケ部の話ではなく
ストリートボールという一般的に認知度の低い
競技に絞ってストーリーを展開させることで
普通のバスケ漫画とは全く違う物語を作っています。
高校で一生懸命部活を頑張っている人と
プー太郎でストリートバスケに打ち込んでいる人
どう考えてもキャラクターが違いますよね。
このキャラクターの違いが
“作品全体のリズム感を生んでいます”
詳しくは「DRAGONJAM(ドラゴンジャム)」の魅力を
語る部分で話をしていきますが、
読んでいるだけで高揚感を味わえる
作品に仕上がっています。
そんな「DRAGONJAM(ドラゴンジャム)」の魅力、
そして面白さを語っていきたいと思います。
「DRAGONJAM(ドラゴンジャム)」のここが凄い!
読んでいるだけ気持ちがアガる!爽快感がハンパない!
魅力を語る前に一つ断っておきたいのですが
“私はファンキーなノリが嫌いです!”
ワーワー騒ぐのとか、マジでウザいと思っているのですが
「DRAGONJAM(ドラゴンジャム)」の作品に出てくる
“ファンキーなノリはめちゃくちゃ心地いい”
です
なんで、こんなに爽快感を感じることが出来るのかは
正直よくわからないんですが、とにかく物語に引き込まれます。
“嫌みのない登場人物達”
“バスケを純粋に愛する姿”
“自分の人生を仲間と一緒に楽しんでいる姿”
このあたりが爽快感を生んでいる要因なのかもしれません。
ストリートボールはクラブの中で試合をするのですが
単純にバスケの試合だけではなく
エンターテイメントとしてのバスケ
ショーとしてのバスケにクローズアップされていて
“とにかく読んでいるだけでアガっていきます”
この高揚感の作り方というか、リズムの作り方は
「DRAGONJAM(ドラゴンジャム)」独特のものです。
“登場人物全員が自称でニックネームを持っている”
のも高揚感を出すのに一役買っています。
ニックネーム同士の掛け合いは思わず笑ってしまう仕上がりで
愛すべきキャラクターを演出しています。
気分が晴れない時とかにはピッタリの漫画ですね。
ストリートボールを題材に選ぶ視点の鋭さが凄い!
先ほども話しましたが「DRAGONJAM(ドラゴンジャム)」は
バスケ漫画というジャンルですが
「ストリートボール」
を題材として扱っています。
同じバスケだから変わらないんじゃない?
と思うべからず。
学校という舞台がクラブに変わり
校則で縛られた人間が自由人に変わることで
“一気に作品がファンキーになっています”
このストリートボールに目を付けたのは秀逸の一言ですね。
この視点がある事で「スラムダンク」の呪縛はどこへやら…
全く比較されることのない別作品に仕上がっています。
同じジャンルでも取り扱う中身とか意味を変えれば
別の商品になるといういい例ですね。
台風が襲ってきたにも関わらず
木から落ちなかったリンゴが食用のリンゴではなく
「お守り」として売られたことがありましたが
同じような感じですね。
一括りにバスケ漫画という枠組みをしがちですが
バスケの種類、キャラクター、環境
を入れ替えると別の物が出来上がってきます。
大抵の漫画家がバスケ漫画と聞くと
学生とかオリンピックとかそういった物を土台とした
王道のストーリーを作りがちですが
ストリートボールに目をつけたその視点は
まさに凄いの一言!
です。
バスケはスラムダンクが最強でしょ!
とか思っている人には是非読んでほしい作品ですね。
「DRAGONJAM(ドラゴンジャム)」は
全く別の漫画に仕上がっていますから!
「DRAGONJAM(ドラゴンジャム)」の全体評
「DRAGONJAM(ドラゴンジャム)」はバスケ漫画にありながら
ただのバスケ漫画にあらず
読むものに爽快感を与えてくれる
躍動感のあるストリートボール漫画
に仕上がっています。
バスケ漫画に固定観念を持っている人や
とにかく楽しくてポップな作品を読みたい
と思っている人には是非読んでほしい作品ですね。
「DRAGONJAM(ドラゴンジャム)」はめちゃくちゃオススメの作品です。
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