月刊少年チャンピオンで1995年から連載されていた
人気漫画「GO ANd GO(ゴーアンゴー)」(作者:古谷野孝雄)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「GO ANd GO(ゴーアンゴー)」の素晴らしさや印象的だった点
などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)
また「GO ANd GO(ゴーアンゴー)」はどのあたりが特徴的なのか?
面白い漫画なのか?つまらない漫画なのか?
「GO ANd GO(ゴーアンゴー)」の見所も含めて語っていきたいと思います。
Contents
今回取り上げる漫画は
「GO ANd GO(ゴーアンゴー)」
です。
古谷野孝雄さんの漫画ですね~
チャンピオン系列で連載をしている漫画家さんですが
「GO ANd GO(ゴーアンゴー)」の前に連載していた
「ANGEL VOICE(エンジェルボイス)」が
結構面白かったので、今回は「GO ANd GO(ゴーアンゴー)」について
取り上げてみました。
(ANGEL VOICE)
エンジェルボイスについて書いたレビューはこちら
まずはこの漫画が、どんなジャンルの漫画なのかを説明していきましょう。
この漫画のジャンルは「スポーツ漫画」です。
そして「GO ANd GO(ゴーアンゴー)」は
スポーツ漫画の中でも「野球」を扱った漫画です。
今回、久々に野球漫画を取り上げますね。
私は取り立てて野球漫画が好きなわけではないのですが
日本で一番、人気のあるスポーツですから
やっぱり野球を題材にした漫画って多いなぁって思います。
ちなみに過去には
「ダイヤのエース」「タッチ」「H2」「MIX」
「山下たろー君」「ワンナウツ」「グラゼニ」
「キャプテン」「江川と西本」「MAJOR」
などをこのブログで取り上げていて
野球漫画の豊富さや人気が分かりますよね~
(ダイヤのエース)
⇒(参考)「ダイヤのA」が最強の野球漫画である理由を語りつくす
⇒(参考)「ONE OUTS(ワンナウツ)」は野球盤ライアーゲームだね
逆に言うと、多くの野球漫画があるだけに、
個性を出していかないと埋もれてしまうジャンルだと言えますが
という事で、「GO ANd GO(ゴーアンゴー)」がどんな漫画なのか?
「GO ANd GO(ゴーアンゴー)」の魅力や世界観について存分に語っていきましょう。
と、その前に今、漫画好きの私がオススメな漫画を3作品紹介しています
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「GO ANd GO(ゴーアンゴー)」はどんな作品?
「GO ANd GO(ゴーアンゴー)」は月刊少年チャンピオンで連載されていた人気漫画です。
ジャンルはスポーツ漫画(野球漫画)
作者は古谷野孝雄
コミックスは全30巻が発刊されています。
作者:古谷野孝雄
出版社:秋田書店
掲載誌:月刊少年チャンピオン
掲載期間:1995年~2006年
巻数 全30巻
「GO ANd GO(ゴーアンゴー)」を無料で読むには
「GO ANd GO(ゴーアンゴー)」をすぐ読みたい方は
「漫画BANG!」という無料アプリで読むことが出来ます。
(iOS・Android双方で使えるアプリになっています)
マンガBangはAppStore無料ランキング2位、250万DLの国内最大級のコミックアプリで
アプリ内で配信されている全巻無料対象マンガは毎日30分間無料で読めます。
もちろん「GO ANd GO(ゴーアンゴー)」も期間限定にて無料で見られますよ。
是非、ダウンロードして下さいね!
※タイトルによっては期間限定で見られない可能性がありますのでご了承ください。
※ちなみに配信される漫画作品は全て著作権者からの
配信許諾を受けておりますので安心してお楽しみください。
※1日に無料で読める話数には上限があります。
「GO ANd GO(ゴーアンゴー)」の概要とあらすじ
主人公の新田英吾(にったえいご)は中学校三年生の時に野球を始めた身ながら
その抜群の身体能力から繰り広げられる速球を評価され
野球の名門校である芳陽高校へ入学をしました。
野球を始めるまでは不良だった新田は
他の学校からのスカウトも来ていましたが
金髪であることに拘り、金髪を許してくれた芳陽高校に入りました。
新田と同じく、スカウトされた生徒の中に
桜井一志(さくらい かずし)という実力者がいました。
桜井はエースの座を奪う事を宣言して
新田をライバル視します。
新田、桜井らの新入生達は
キャプテンである川原の下に集まり挨拶をしますが
桜井は川原に「勝負してください」と言い寄ります。
勝負を受けた川原
桜井はキレのある球を川原に投げ込みますが
楽々と場外ホームランを打ちます。
川原が負けた後、新田は自分とも勝負をするよう川原に迫ります。
そして、渾身の速球を投げ込み、
芳陽野球部員の度肝を抜きます。
ツーストライクと追い込んだ後、渾身のストレートで
川原から三振を奪った新田
川原は問題児でありながら、
野球部の中心となっていくであろう新田、桜井を見て
あらためて甲子園への決意を新たにします。
果たして、新田の実力は本物なのか?
芳陽野球部は悲願の甲子園出場なるのか?
誰よりも速いストレートを投げることを身上とした
新田が紆余曲折ありながらも、
芳陽野球部員と甲子園を目指していく熱血野球漫画
全体の概要・あらすじはこんな感じです。
「GO ANd GO(ゴーアンゴー)」のネタバレを見たい方は
以下をクリックして確認して下さい。
⇒(参考)「GO ANd GO(ゴーアンゴー)」のネタバレ、最終回は??
ストーリーとしては割と王道の野球漫画ですが
古谷野さんの前作である「エンジェルボイス」と同様に
主人公がヤンキーで、高い身体能力を持っている
という前提から始まっています。
古谷野孝雄さんの得意パターンから繰り出された
「GO ANd GO(ゴーアンゴー)」が
果たして、どんな漫画なのか?
これから、語っていきたいと思います。
「GO ANd GO(ゴーアンゴー)」の特徴
主人公の新田が好きかどうかで評価が分かれる、あなたはどっち?
「GO AND GO」は王道のスポ根スタイルなので
細かいことを考えずに読むことが出来る漫画です。
主人公の新田なんかは素質だけで突っ走っているキャラクターで
ただのスーパーマンですからね~
ケガから復帰してきたキャプテンである
柳(やなぎ)には一目を置いているものの
それ以外のキャラクターには目もくれず
傍若無人ながら、その能力だけで相手を黙らせる。
MAJORの茂野吾郎とかも同じですけど
この手の主人公って評価が分かれるところですよね。
ちなみに “私は嫌い” です。
世の中の一流選手って、
ちゃんと真っ当な努力をしていると思うんですよね~
裏では膨大な量の努力を積み重ねた上で活躍をする
こういうタイプに報われて欲しい
と思うのは、私が古い人間だからでしょうか?
別に高校野球選手でも新田のように金髪でいいと思うんですよ。
(そもそも何で坊主にならなきゃいけないのかよく分からない)
そして、上級生だからって過度な上限関係なんてなくていいと思うんですよ。
(ただ生まれた年齢で身分制度が決まるなんておかしいと思うし…)
だけれども、新田みたいに威張り散らして
審判や監督に刃向かってばかりいながら
真っ当な努力もせずに、素質だけで活躍する。
うーん、ちょっと不条理が過ぎるなぁ
と、感じてしまいます。
このキャラクターをどう捉えるかで
「GO AND GO」という漫画の評価が変わってくると思います。
私は最後の最後まで新田に共感できなかったので
ちょっとイマイチな作品かなと思いました。
試合内容がちょっと薄め?そして長め?貴方はどうとる?
「GO AND GO」は30巻も出ている漫画なんですが
意外にも試合数は多くありません。
というのも、最後の試合となる
芳陽vs巣ヶ北の試合
そして、回想シーンとなる
パープルアッシュでの試合が超長いんですもん。
決勝戦では、新田の最大のライバルである
奈倉との投げ合いになるわけですが
「もう少し縮められたんじゃない?」
という気持ちを抱かざるを得ません。
で、奈倉を相手に真っ向から投げ合う新田ですが
他の試合ではあっという間に点を許しちゃうんですよね。
「いやいや、あのときの弱点をつけば、普通に点取れるでしょ?」
と、思わざるを得ないような矛盾の多い試合に仕上がってしまっています。
おそらく “1試合1試合を盛り上げなくてはいけない”
という気持ちがあったのかもしれないですが
それぞれの試合を独立してストーリー構築してしまった事で
全体の流れを崩す形になってしまっています。
だから、決勝戦での新田の好投が凄く不自然なんですよね~
まあ、これは個人的に凄く嫌いな構成というだけで
それぞれの試合を独立してストーリー構築する事によるメリットもあるんですよ。
それは「その場その場で楽しめる」という事です。
“今が楽しければ、全体的な流れとかどうでも良いじゃん”
という考えは、一つの形だと思いますし
それが楽しい人には愉快な漫画になっている訳で
良いとか悪いの問題ではなく、好みの問題です。
私には合わなかったなぁ
というのが正直な感想ですね。
「GO ANd GO(ゴーアンゴー)」の全体評
「GO ANd GO(ゴーアンゴー)」は
昔ながらのスポーツ漫画という感じで
漫画としての深みは感じられませんが
インパクトのあるキャラクター、
そして試合内容が目を引くように作られています。
まあ、この作風をどう取るかというのは
読者の好みによって変わってくると思いますが
私は正直「イマイチな作品だったなぁ」と思っています。
是非、貴方も「GO ANd GO(ゴーアンゴー)」を読んで確かめてみて下さいね。
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