週刊少年ジャンプで1985年から連載されていた
人気漫画「魁!!男塾」(作者:宮下あきら)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「魁!!男塾」の面白さや印象的だった点などの評価
を話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)
また「魁!!男塾」はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか?
「魁!!男塾」の魅力、そして無料で読む方法など
について語っていきたいと思います。
Contents
今回取り上げる漫画は
「魁!!男塾」
です。
出ました!たまに出るレジェンド作品!
連載開始が1985年からですからね。
ドラゴンボールやキャプテン翼などが流行っていた
週刊少年ジャンプ全盛時に連載されていた漫画ですね。
私が子供の頃に夢中で読んでいた漫画なので
アラフォー世代だったら知っている作品ですが
その世代以外はピンと来ないと思うので、
まずは「魁!!男塾」という漫画が、
どんなジャンルの漫画なのかを説明していきましょう。
この漫画のジャンルは「格闘漫画」です。
週刊少年ジャンプだとキン肉マンというレジェンド作品がありますが
モデルとしては非常に似通っていますね。
最初はギャグテイストの多い作風になっていますが
徐々にシリアスなバトル漫画へと昇華していく。
こんなストーリー展開になっています。
おそらくキン肉マンという偉大な先輩ヒット作品があるからこそ
「魁!!男塾」もヒットすることが出来たんじゃないかなぁ
と思うくらいにヒットの法則に則った形で作られているんですよね。
(キン肉マン)
週刊少年ジャンプではこんなパターンが結構あります。
ジャングルの王者ターちゃんとか
割と最近でいうとBLEACHとかもそのテンプレートに乗っていますよね。
(左:ジャングルの王者ターちゃん 右:BLEACH)
このテンプレートがあるので「魁!!男塾」は
面白く読める作品に仕上がっているのですが
その中でどんな特徴があるのか?
「魁!!男塾」の魅力や世界観について存分に語っていきましょう。
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「魁!!男塾」はどんな作品?
「魁!!男塾」は週刊少年ジャンプで連載されていた人気漫画です。
ジャンルは格闘漫画(バトル漫画)
作者は宮下あきら
コミックスは全34巻が発刊されています。
作者:宮下あきら
出版社:集英社
掲載誌:週刊少年ジャンプ
掲載期間:1985年22号~1991年35号
巻数 全34巻
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「魁!!男塾」の概要とあらすじ
世界が平和になった中で教育省の人間が眉をしかめる
教育をしている学校がありました。
その学校の名前は「男塾」
暴力傷害沙汰などでいくつもの高校を退学となり
どこへも行き場のなくなった連中が通う学校でした。
英語の歌を歌うと敵製音楽だと言われボコボコにされ
フンドシ以外のものを着用すると刀で斬られるという
狂気の沙汰以外の何物でもない教育方針で運営していました。
そんな中、男塾の塾長である江田島平八は
男塾の塾生はエリート集団だと言い放ち
教育方針を改める姿勢を全く見せません。
一号生の筆頭である主人公の剣桃太郎(つるぎ ももたろう)は
ハードな男塾での生活をハードボイルドに生きていくのでした。
果たして、男塾にはどんな敵がやってくるのか?
江田島平八とはいったい何者なのか?
初期はギャグテイストを交えながらも
次第に本格派バトル漫画へと昇華していく格闘漫画
全体の概要・あらすじはこんな感じです。
最初の3巻くらいはなんてことのない漫画なんですが
4巻あたりから一気に熱くなってきます。
「魁!!男塾」は設定にしても、絵柄にしてもかなり癖のある漫画ですが
この漫画がアニメ化されているくらいですからね~
どれくらいの人気を博していたのかは優に想像がつきますよね。
ちなみに「魁!!男塾」はアメトーークでも取り上げられています。
過去にアメトーークで取り上げられた漫画と言えば
スラムダンク、キン肉マン、エヴァンゲリオン、ドラゴンボール
グラップラー刃牙、ジョジョの奇妙な冒険、キャプテン翼
などなど、レジェンドクラスの人気漫画が取り上げられているので
この番組で取り上げられたことで「魁!!男塾」の株は上がったと言えますね。
という事で、そんな「魁!!男塾」の特徴について、
評価をしていきたいと思います。
「魁!!男塾」のぶっちゃけ評価!
とにかくツッコミどころが満載、シリアス?ギャグ?
「魁!!男塾」は当時の週刊少年ジャンプを代表する
バトル漫画として人気になった作品です。
主人公の剣桃太郎を筆頭として
伊達臣人(個人的にはイチオシ)、飛燕、J
卍丸、男爵ディーノ、雷電、月光
といった個性豊かなキャラクターが
なんとも奇妙で不気味な敵キャラクターと戦うシーンが
めちゃくちゃ面白い作品なんですよね。
一体男塾の塾生たちって何歳なの?
羅刹とかはおっさん呼ばわりされているように
見た目はどう考えてもオーバー40歳ですよね??
40歳を超えたいいおっさんが学校に通っているの??
といった細かいツッコミを全て飲み込んで見ていくと
男塾の塾生達のほとんどは過去に何らかの寺とか戦闘集団とかに属していて、
そこで過酷な修行を経験し、突出した技を身につけていて
その技を惜しむことなく使って、敵と命がけで戦っています。
このバトルの壮絶さと言ったら類を見ない訳です。
一応言っておきますけど、塾ですからね。教育機関ですよ。
教育機関に通っている学生たちが
何やら訳の分からない命がけの格闘大会に出場して戦っている訳です。
本人たちも相手となる敵も超大マジですからね。
バトルの内容は超面白いですよ。
面白くなければ、アニメ化やゲーム化はされませんから。
登場人物が己の肉体のみならず、様々な武器・凶器や毒、凶暴な動物を使って
白熱のバトルを繰り広げてくれるのが「魁!!男塾」の醍醐味です。
だけれども、一つ言わせてください!!
”何なん!この世界観!?”
卍丸とかは終始ガスマスクみたいなものを被っているし
男爵ディーノは常にシルクハットを被っているし
大豪院邪鬼は初登場の時に10mくらいあるし
もうカオス全開です!
そもそも男塾の塾生たちはどうやって生計を立てているのか?
授業料はどれだけ払っているのだろうか?
塾生たちはみな童貞なのだろうか?
など考えると笑いが止まりません。
とにかくツッコミどころが満載なんですよ。
そして、塾長の江田島平八!!
男塾によると「EDAJIMA」があと日本に10人いたら
太平洋戦争で日本は勝利したようです。
「おー、ジーザス!」
なぜ日本にはEDAJIMAが1人しかいなかったんだ!
EDAJIMAがあと10人いれば、日本にGAFAが出来たいたのかもしれない!
という妄想がどんどん膨らんでいきます。
敵キャラクターもめちゃくちゃですからね。
暗殺集団的なチームはまだ理解が出来ますが
その他のチームはいったい何者なのか?
国に税金を払っているのか?
戸籍はちゃんと持っているのか?
両親はどんな顔をしているのか?
気になりすぎて、夜も8時間しか眠れません。
バトル漫画としての創造力の高さと白熱の試合内容
次々と訪れる強敵と試練。
このバトル漫画としての正統派な魅力に加えて
死亡を確認したのに、次のシリーズになると生き返ってくる
を筆頭としたツッコミどころ満載の仕上がりが
「魁!!男塾」の魅力と言えますね。
「魁!!男塾」の全体評
「魁!!男塾」は熱いバトル漫画としての側面と
その熱さが暴走して、一周回って面白くなっちゃう
というコミカルな部分が共存している漫画です。
週刊少年ジャンプの黄金期を支えた漫画ですから
ジャンプのヒット作と言えるフォーマットに則っているので
大ハズレのない漫画になっています。
お笑い芸人のケンドーコバヤシさんやサンドイッチマンさんが
よくネタにしている点からも分かる通り
個性の強い作品になっているので
ジャンプの黄金期を堪能したい方は是非一度見てください。
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