月刊少年チャンピオンで2015年から連載されている
人気漫画「蟻の王(ありのおう)」(原作:塚脇永久、漫画:伊藤龍)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「蟻の王(ありのおう)」の素晴らしさや得られる人生の教訓
などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)
また「蟻の王(ありのおう)」はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか?
「蟻の王(ありのおう)」の魅力なども語っていきたいと思います。
Contents
今回取り上げる漫画は
「蟻の王(ありのおう)」
です。
「蟻の王(ありのおう)」は2015年から連載されている漫画です。
月刊少年チャンピオンというマイナーな雑誌で連載されている漫画ですが
月刊少年チャンピオンの中で最も勢いのある漫画が
「蟻の王(ありのおう)」なんですよね~
後ほど魅力は説明したいと思いますが
色々と特徴的でエッジが立っている漫画なんですよね~
まずはこの「蟻の王(ありのおう)」という漫画が
どんなジャンルの漫画なのかを説明していきましょう。
この漫画のジャンルは「アクション漫画」です。
雰囲気だけを見てみると「ヤクザ漫画」という
匂いがする漫画なんですが、ヤクザは出てきません。
そんな雰囲気を醸し出すアクション漫画で
内容良し、絵良し、キャラクター良し
というこのクオリティーの高さが
「蟻の王(ありのおう)」のベースを支えていて
更に個性的な漫画を作り上げていると言えます。
まあ、ここでふんわり説明しても素晴らしさが伝わらないと思うので
「蟻の王(ありのおう)」はがどんな漫画なのか?
そして、どんなところが面白い点や素晴らしい点
「蟻の王(ありのおう)」はの魅力について存分に語っていきましょう。
と、その前に今、漫画好きの私がオススメな漫画を3作品紹介しています
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「蟻の王(ありのおう)」はどんな作品?
「蟻の王(ありのおう)」は月刊少年チャンピオンで連載されている人気漫画です。
ジャンルはアクション漫画
原作は塚脇永久、作画は伊藤龍
コミックスは13巻が発刊されています。
(2022年2月5日現在)
原作:塚脇永久、作画:伊藤龍
出版社:秋田書店
掲載誌:月刊少年チャンピオン
掲載期間:2015年6月号~
巻数 13巻
(2022年2月5日現在)
「蟻の王(ありのおう)」を無料で読むには
「蟻の王(ありのおう)」をすぐ読みたい方は
「漫画BANG!」という無料アプリで読むことが出来ます。
(iOS・Android双方で使えるアプリになっています)
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「蟻の王(ありのおう)」の概要とあらすじ
日本を牛耳る六道財閥の総帥六道鬼三郎(りくどう きさぶろう)
昭和を支えた最後の大人物を言われていた大物がなくなりました。
六道鬼三郎が残した莫大な遺産は
3人の子供達に相続される事になっているのですが
鬼三郎には3人の子供以外にもう一人、隠し子がいました。
その人物こそ主人公の亜久里四郎(あぐり しろう)です。
亜久里四郎は筋金入りの不良で
“県内「会ったら逃げるのオススメ不良ランキング」殿堂入り”
と言われるほど、最強で規格外の人間でした。
亜久里四郎はその最強ぶりから現状に退屈していました。
普通の人間相手では敵なし
どこかで筋の通った強敵と戦う事を求め、鬱々とした日々を過ごしていました。
そんな亜久里四郎の元に六道財閥の相談役と言われる
根古長吉(ねこ ちょうきち)が現れ
四郎に「あなたは六道鬼三郎の子供である」
という事を告げます。
そして、六道鬼三郎の子供であることを伝えると同時に
六道鬼三郎の遺産相続を放棄することを求められます。
遺産や金には興味がない四郎ですが
他人からの指図を受ける事が嫌いな四郎は
根古長吉からの申し出を拒否します。
六道鬼三郎の子供3人は血のつながりがない人間なのに対して
唯一六道鬼三郎と血のつながりがある亜久里四郎は
鬼三郎の死を境に命を狙われることになります。
遺産相続を拒否した事を受けて
六道グループの新総帥である六道龍太郎は
四郎を亡き者とするため命を狙い続けます。
鬼三郎から「四郎の事を助けてほしい」という遺言を受けた
根古長吉は四郎のサポートすることを誓います。
果たして四郎は龍太郎からの刺客を退けることが出来るのか?
そして六道グループとの戦いに勝つことが出来るのか?
現実離れしたむちゃくちゃなストーリーと
亜久里四郎、根古長吉、六道龍太郎が魅せるスケールの大きいバイオレンスが
随所に現れ、読み人間を魅了するアクション漫画
全体の概要・あらすじはこんな感じです。
「蟻の王(ありのおう)」のストーリーとしては
それほど珍しくないような設定ですよね。
地元のヤンキーが実は大金持ちの御曹司で
父親が死んだことで色々なトラブルが起きる
とまあ王道よりの漫画ではあります。
だけれども「蟻の王(ありのおう)」は
ベタな部分を全く感じないほどにスリリングで新鮮な漫画なんですよね~
なぜ、「蟻の王(ありのおう)」はベタな部分を感じないで楽しめる漫画なのか?
「蟻の王(ありのおう)」の素晴らしさと面白さについて
語っていく中で説明していきたいと思います。
「蟻の王(ありのおう)」のここが凄い!
綺麗な絵とバイオレンスのギャップが最高すぎ!
「蟻の王(ありのおう)」は原作と作画について分業で行われている漫画です。
そういう漫画ってたくさんありますよね。
最近の漫画だと「約束のネバーランド」とかは
原作と作画が違う漫画の代表と言えますね。
こういう分業で作られている漫画は
“作風と絵のミスマッチ”
という特徴があります。
「蟻の王(ありのおう)」はこのミスマッチぶりが最高です。
「蟻の王(ありのおう)」の漫画を見ていると
かなりグロイところが多く出てくるんですよね~
六道龍太郎が四郎に宣戦布告をするために
四郎を襲ってきたチンピラを殺して
その首だけを家の前に飾るシーンとか
拉致された四郎を起こすために
指と爪の間に安全ピンを差し込んでみたり
自分を襲ってきた人間を倒すために鎖で首を絞めてみたり
と、まあなかなかグロイシーンが登場してきます。
多分、原作を作った塚脇永久さんの頭の中では
血みどろの生臭い映像が浮かんでいるのかもしれませんが
画がめっちゃ綺麗なんですよね~
六道の子供達の登場シーンなんかは
後ろに星がたくさん出てきそうな感じの絵になっています。
なかなかのグロシーンが出てくる漫画ですが
絵が綺麗すぎるので、そのギャップでインパクトが増幅するんですよ。
ストーリーと作画が違うという事は
世界観が統一しきれないというデメリットがありますが
世界観が統一できていないことから生まれるギャップが
「蟻の王(ありのおう)」という漫画をより面白くする
という不思議な効果を生んでいます。
綺麗とバイオレンスのギャップを大いに楽しんでください。
四郎、根古、龍太郎の武闘派っぷりがとにかく凄い!
「蟻の王(ありのおう)」はアクション漫画だという事は
冒頭から話している通りですが
この漫画はアクションの仕上がりが素晴らしいです!
まず最初に思うのは
「四郎が最強すぎる!」
そして「最凶すぎる!」
という事です。
普通、漫画の主人公というのは札付きの不良とか
めちゃくちゃ荒れているような人間でも
悪者にしか手を出さずに、ある意味正義の味方感を出してくるんですが
四郎は自分に盾突く者には誰でも容赦がありません。
電車の中で不良を退治した時にも
止めに入った一般の客もボコボコにするし
ファストフード店で問題ばかりを起こす四郎に対して
出入り禁止をお願いした店長もボコボコにしてしまう始末
まさに最強であり、最凶
と言える存在です。
なーんだ、四郎が最強なんじゃん!
と思いきや、根古長吉や六道龍太郎の最強っぷりがさらにヤバイです。
根古なんて「ただのジジイでしょ!」と思いきや
四郎以上にやりたい放題の超人ぶり
崖に飛び降りるし、動いている車に飛び乗るし
とにかくやりたい放題なんですが
ストーリーが進んでいくほどに根古の最強伝説が更に明らかにされます。
四郎の暴れっぷりよりも根古の暴れっぷりは
見ていて「爽快」という言葉しか出てきません。
そして、四郎の最大の相手である六道龍太郎もヤバイ奴です。
大きな財閥で巨大な組織に守られたお坊ちゃんな訳ですから
本人自身は周りの人間を使うだけにひ弱な僕ちゃんなのかと思いきや
実は最強です!
「いやいや、お前フリーザかよ!」
と言いたくなるくらいの突き抜けた強さはまさに圧巻
「蟻の王(ありのおう)」のアクションの最強(最凶)ぶりは
是非、漫画の中で堪能してほしいですね。
グロさと凶暴さの中に見せる茶目っ気がたまらん
「蟻の王(ありのおう)」は物語の序盤こそグロさが目立ち
終始、最強のアクションを見せてくれますが
中盤あたりから、茶目っ気のある面がどんどん出てきます。
アイドルとしてデビューしようとしたり、女装してみたり
序盤のグロさが少しずつ緩和してきて
“可愛らしさ”のようなものも見えてきます。
バイオレンス、そしてアクション一本で貫く漫画かな?
と思いきや、意外に奥深さを見せており
飽きずに読んでいける漫画になっている点も見逃せないですね。
「蟻の王(ありのおう)」の全体評
「蟻の王(ありのおう)」はアクション漫画の中でも
かなりの高レベルにある漫画で
主人公の亜久里四郎をはじめ、根古長吉、六道龍太郎の
アクションシーンはまさに必見と言えます。
「グロさ」と「バイオレンス」が目立つ一方で
「綺麗さ」を伴っている漫画で、そのバランスは絶妙です。
「ストーリー」「絵柄」「キャラクター」と様々な要素が立っており
エンターテインメント色の強い作品になっているので
楽しめる漫画を読みたい人は是非「蟻の王(ありのおう)」を読んでほしいですね。
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