週刊少年ジャンプで2003年から連載されていた
人気漫画「DEATH NOTE(デスノート)」(原作:大場つぐみ、作画:小畑健)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「DEATH NOTE(デスノート)」の素晴らしさや得られる人生の教訓
などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)
また「DEATH NOTE(デスノート)」はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか?
このあたりを踏まえていきながらデスノートの主人公夜神月の
ヤバさっぷりについても大いに語っていこうと思います。
Contents
今回取り上げる漫画は
「DEATH NOTE(デスノート)」
です。
デスノートは映画にもドラマにもなっている人気作品ですから
多くの人がデスノートがどんな漫画と言う事は分かっていると思うんですけどね。
もう終わってから結構立ちますし
「DEATH NOTE(デスノート)」の事を知らない人もいると思うので
まず最初に「DEATH NOTE(デスノート)」がどんなジャンルの漫画か
という事を話しておくと
この漫画は「サスペンス漫画」です。
最近、スマホやらアプリやらが浸透したせいか
こういった設定物のサスペンス漫画はいっぱい出てきています。
(左:カラダ探し 右:ダーウィンズゲーム)
そういった設定物の草分け的な感じの漫画が
「DEATH NOTE(デスノート)」なんですよね。
DEATH = 死
NOTE = ノート
が、示す通りノートに名前を書くとその人が死んでしまう。
というような突飛な発想から生まれた漫画です。
詳しいあらすじは後で言いますが
このノートを使って世界征服を目論む夜神月(ヤガミライト)と
大量殺人を阻止するべくL(エル)の凄まじいバトルが展開される
そんな漫画が「DEATH NOTE(デスノート)」です。
2006年と2007年に「このマンガがすごい!」のオトコ編で2位に輝いたり
映画、アニメ、小説、ミュージアム、ドラマなど
色々なメディアで取り扱われている事からもデスノートの人気が分かりますよね。
これから「DEATH NOTE(デスノート)」について、面白いと思った魅力や
「おいおいっ!」と思う点なども語っていきたいと思います。
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「DEATH NOTE(デスノート)」はどんな作品?
「DEATH NOTE(デスノート)」は週刊少年ジャンプで連載されていた人気漫画です。
ジャンルはサスペンス漫画
原作は大場つぐみ、作画は小畑健
コミックスは全12巻が発刊されています。
原作は大場つぐみ、作画は小畑健
出版社:集英社
掲載誌:週刊少年ジャンプ
掲載期間 2003年12月~2006年5月
巻数 12巻
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「DEATH NOTE(デスノート)」の概要とあらすじ
天才と言われる頭脳を持ち、全国模試では1位が当たり前である
主人公の夜神月(やがみらいと)は偶然置いていた1冊のノートを拾います。
そのノートは「DEATH NOTE」というタイトルがついており
「そのノートに名前を書いたら、書かれた人物は死ぬ」
というルールをはじめ色々なルール(制約)が記されています。
「こんな子供だまし!」と思いながらも
ついついノートに名前を書いてしまった夜神月
すると、名前の書かれた者の死亡がすぐに確認された
世の中に不満を抱えていた夜神月は
デスノートを使って、世界から犯罪のない素晴らしい世界を作ろうと
様々な犯罪者をデスノートで殺していきます。
世界中で犯罪者が亡くなっていく非常事態の中、立ち上がったのは
様々な難事件を解決しながらもその正体は誰もが分からないという
L(エル)
という人物です。
Lはデスノートで殺人を行うキラ(月の別名)を捕まえるべく
様々な手段を講じて月を追い詰めていきます。
一方の月も追い詰められながらも
虎視眈々をLを殺すため色々な方法を考えていきます。
月とL、勝つのはどっちか?
果たしてデスノートはどうなってしまうのか?
奇抜な設定を背景としながら
Lと月の頭脳戦を描く異質のサスペンス漫画
全体の概要・あらすじはこんな感じです。
「デスノート」と検索して下さいね。
「デスノート」という物質が鍵にはなりますが
本質的には「Lvs月」の頭脳バトルを楽しむ漫画です。
なので、カイジとか嘘喰いのようなギャンブル漫画に似た要素がありますし
そのあたりが人気になった要因なんだと思うんでよね。
そんな「DEATH NOTE(デスノート)」の
特徴的なところを語っていこうかなと思います。
「DEATH NOTE(デスノート)」のここが凄い!
本当の悪って何?と問いかける設定が絶妙
「DEATH NOTE(デスノート)」の一番いいところは
デスノートが持つ性質や制約がすごく絶妙
という事なんですよね。
「こんな奴、死ねばいいのに」
と思ったことってありませんか?
私はありますよ。
というか、ないという人は嘘つきなんだと思います。
戦争を仕掛ける一国の独裁者
とか
無差別で殺人を行うテロリスト
みたいな人っていなくなった方が
被害にあう人(殺される人)が少なくなるのは事実ですし
分かりやすい意味で「死ねばいいのに」と思える人ですよね。
では、少しランクを下げてみて
巨額の脱税をしながら自分の会社を大きくするワンマン社長
とか
明らかに嘘だと分かる答弁をする政治家
だと、どうでしょうね~
それでも「死ねばいいのに」って思う人が多いかも
だったら
浮気や不倫をしてしまった人
とか
暴言を吐いてしまった人
だと、どうでしょう。
それくらいなら「死ななくてもいいかも」と思いますか?
それとも「死ねばいいのに」と思いますか?
とりあえずデスノートを持っているれば
どの段階の人でも殺すことが可能なんです。
貴方はどうしますか?
という感じの問いかけを無意識に行っている
デスノートの設定が秀逸なんですよね~
主人公の夜神月は割と小事の犯罪とかでもどんどん殺していくばかりか
自分の計画を邪魔しようとする善意の人もどんどん殺していきます。
しかも、自分の存在意義を世間に知らしめて
正義感の強い人をわざわざ巻き込んで殺していく
というタチの悪さです。
この漫画を読んだら
「自分がデスノートを持ったらどうしよう?」
と必ず思います。
この設定の妙が物語に感情を加えて
読む人を楽しませてくれるんですよね~。
この着眼点は素晴らしいの一言です!!
「DEATH NOTE(デスノート)」の最大のツッコミどころ
夜神月って本当に頭いいの?ただのヤバい奴じゃない?
「DEATH NOTE(デスノート)」の最大の見せ場は
夜神月とLの頭脳戦である
という事を言いましたが、物語を読む限り
夜神月の浅はかさがかなり目立つので
思わずツッコまざるを得ません。
月はニュースや警察の情報にアクセスして
犯罪者の顔と名前を割り出して
どんどん殺人を遂行していく訳ですが
メディアや警察で取り上げた人って本当に犯罪者なの?
という視点が全くありません。
メディアは視聴者の興味を引くために平気で嘘をついたり
情報を持ったり、一方的な視点での報道をしてみたり
という事が普通に行われますし
警察も自分たちのメンツや成績の事を考えて
捜査もろくにせず、とりあえず捕まえた人を犯人にすべく
無理矢理自供させようとする
という事は普通に行われています。
この夜神月
完全にメディアや警察の言いなりです。
ワイドショーとかで情報を得て
それを感情のままにネット書き込みをする引きこもり
と全く同じ状態です。
全国模試1位という触れ込みなのですが、判断能力に疑問がつきます。
きっとその人が無実だったとしても
「正義のためには必要な犠牲だ」
とか言っちゃうんでしょうね~
恐るべき、考えの浅さです。
あと夜神月はすぐにデスノートの乱用で
すぐに怪しいと目をつけられてしまいます。
本人曰く
「Lを引っ張り出す為だよ」
と言っていますが、その必要性はどこにあるんですかね~
結局、すぐに足がつくので追ってくるものを殺す
という作業の繰り返しになだけです。
それが世直しなの?
というツッコミは誰しもが思うところでしょう。
本当にデスノートで自分の思うような世界を作るのであれば
まずはデスノートを未来永劫使える状況を作る事が優先です。
つまり、足がついてはいけない
という事ですね。
で、効果的に各国の大統領や首脳を脅していけば
自分の思うような世界は作れるはずです。
(ちなみにデスノートには名前を書いた人の死ぬ前の行動を操れるので
誰かを犠牲にしながら要人にメッセージを送ることは出来ます)
そういった効果的な方法には目が行かず
目立とう精神で触れるものをみな殺していく月は
本当に正しい世界を作ろうとしているんですかね?
頭脳戦と呼ぶには稚拙なやり取りが多すぎる点は
ツッコミどころ満載の漫画です。
デスノートを読んで「月って頭いいよ」とか言っている人って
「おお…、そういう解釈になっちゃう??」と思ってしまいます。
まあ、その稚拙なやり取りも面白いんですけどね。
「DEATH NOTE(デスノート)」の全体評
「DEATH NOTE(デスノート)」はサスペンス漫画でありながら
ギャンブル漫画のような特定のルールを設けたゲームのような
やり取りで白熱するバトルを繰り広げていく漫画です。
設定は絶妙ですし、決してレベルが高いとは言えないながらも
Lと月がお互いの頭脳を用いて戦う姿はめっちゃスリリングです。
様々なメディアが取り上げているように
設定に凄惨な部分はありますが
分かりやすい面白さがある漫画なのでオススメの作品ですね。
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【まんが王国】の方が安く手に入りますよ。