週刊少年ジャンプで1990年から連載されていた
人気漫画「花の慶次」(原作:隆慶一郎、作画:原哲夫)のネタバレ
慶次は傾奇者としてどんな人生を送ったのか?
生涯の伴侶に選んだ女性は誰だったのか?
などなど「花の慶次」のあらすじ・ストーリーを
最初から最後まで話していきたいと思います。
Contents
ここでは
「花の慶次」
のあらすじ・ストーリーについて最初から最後まで
ネタバレありで話しています。
もし、ネタバレは見たくない!どんな漫画かだけを知りたい!
という人がいたらネタバレなしのレビューも書いているので
こっちを見てください。
パチンコ好きに知ってほしい漫画「花の慶次」の評価
あと、漫画好きの私がオススメな漫画を3作品紹介しています
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それでは「花の慶次」のあらすじについて話していきます。
「花の慶次」を無料で読むには
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※1日に無料で読める話数には上限があります。
1.プロローグ
「かぶきもの」=「傾奇者」
傾く(かぶぐ)とは、異風の姿形を好み、
異様な振る舞いや突飛な行動を愛する事をさす。
そして戦国時代、ここに天下一の傾奇者がいました。
その男の名は 前田慶次
戦国時代末期。天正十年(1582年)
北条家との決戦を控える滝川一益の軍勢は野生馬狩りをしていました。
そこにいた巨大な馬が滝川軍を脅かしていました。
その馬を殺すように指令する滝川一益ですが
いとこの滝川益氏は縁起が悪いと指令を断ります。
滝川益氏の次男で前田家に養子にやられた前田慶次は
一益から馬を討伐するように命じます。
慶次は殺さずに飼いならすと宣言し、その馬の元に向かいます。
一目で馬の雄大さに惚れた慶次は、その馬を松風と名付け
何度も松風の元に通い、自らのパートナーとなるのでした。
これから慶次と松風はどんな戦に向かうのか??
傾奇者前田慶次はどんな伝説を作るのか??
2.秀吉との対面!傾奇者は我を通せるのか?
織田信長は既に本能寺の変で没し
信長の後継者争いとして戦っていた柴田勝家と羽柴秀吉の戦いは
羽柴秀吉が勝利して、柴田勝家は自害。
時代は秀吉の天下へと導いていました。
そんな中、加賀50万石の領土を収める前田利家は
慶次の扱いに手を焼いていました。
利家に使える忍である四井主馬を使って慶次を葬ろうとしますが
真っ当に勝負を挑んでも、願鬼坊を使っても上手くいきません。
そんな中、越中の佐々成政が利家の領土である
末森城に攻め込んだという連絡を受けます。
利家は援軍を渋りますが、前田慶次は親友である
奥村助右衛門を助けるために単身駆けつけます。
圧倒的な戦闘力を見せる慶次は佐々軍相手に堂々と戦います。
すると周りの意見に推された利家軍が助けに来て、佐々軍を蹴散らすのでした。
利家は軍規を犯した慶次を処罰しようと思いますが
奥村助右衛門、村井若水らの後押しもあり、処罰できなくなるのでした。
その後も慶次の元には蛍、蝙蝠という忍びが
暗殺を目論みますが、慶次はそれらを跳ね除けます。
そして、主馬軍団も退けて、主馬を裸で晒し者にする事で決着。
前田利家も慶次の命を狙う事をやめますが
慶次が慕う前田利久が亡くなった事で、慶次は加賀を出る決意をします。
主馬の元配下の捨丸とおふうを連れて京へ向かう慶次達
道中で千利休の息子、千道安を懲らしめた事で利休と出会います。
利休は堺の商人衆と徳川家康が連判状を結んでいた事を
豊臣秀吉に狙われる事を恐れて、秀吉を暗殺しようとします。
暗殺しようとした刺客を捉えて拷問にかけようとしますが
忍の侘助が兄である刺客を殺してしまいます。
慶次と徳川家康は侘助を助ける為、摩利支天を呼び騒ぎを収めます。
利家は傾奇者である慶次を秀吉に会わせると前田家に泥を塗ると感じ
ずっと秀吉との面会を避けていましたが
秀吉は前田利家に慶次と合わせるように厳命します。
慶次は殺されるなら秀吉を殺そうと目論み
秀吉の御殿である聚楽第に招きます。
マゲや衣装など傾いた姿を見せて秀吉の命を狙う慶次ですが
秀吉はそれを悟り、警戒心を高めます。
絶体絶命となりますが、素直な人柄で秀吉に認められます。
秀吉から傾奇御免という称号を貰った慶次。
前田利家は慶次殺せなくなってしまいました。
3.盟友直江兼続と共に挑む佐渡攻略!本間一族との決着!
そんな慶次の元に現れたのは上杉家家臣の草間弥之助。
弥之助は直江兼続の妹と恋仲にあった嫉妬によって殺されてしまいます。
これに激怒した直江兼続と当主の上杉景勝は家臣達を改心させ
慶次と兼続は親友となるのでした。
そんな慶次に襲いかかってきたのは岩兵衛という鬼のような男。
岩兵衛はおふうの父親であること、
七霧の里に連れて帰りたいことを告げます。
おふうは北条家が豊臣と帝を分断させるための
政治道具として利用されようとしていました。
風斎と月斎という風魔の親分格の人間がおふうを捉えようとやってきます。
風斎と月斎は石田三成の目を七霧の里に向けさせ
秀吉の正室である茶々を狙います。
困った石田三成は直江兼続からのアドバイスで、
慶次の元に対策を相談しに行きます。
慶次は風魔の親分である風魔小太郎は面白い事を求めていると進言し
茶々のいる場所へ敢えて誘い込み、慶次と小太郎の決闘を行います。
ギリギリの戦いの中、小太郎の炮烙玉を抑え込んだ慶次が勝利。
風魔は秀吉から手を引きます。
時は経ち…
上杉景勝と直江兼続は佐渡にいる本間一族を討伐しようと動いていました。
形だけ上杉一族に味方している本間佐馬助が
こっそりと景勝の首を狙っており、上杉軍は攻めあぐねていました。
そんな中、鉄仮面をつけて表れた前田慶次が現れ、上杉軍の味方をします。
表向きは上杉軍である佐馬助を攻められずに困っていた景勝に対して
慶次は蛮頭大虎、坂田雪之丞らの囚人を連れて単独で
本間軍の拠点である河原田城へ攻め込みます。
その道中で佐馬助軍をも鎮圧した慶次軍は
佐馬助軍もろとも河原田城へ攻め込んでいきます。
怒涛の勢いで河原田城を攻めた慶次達は1日で城を落としますが
蛮頭大虎、坂田雪之丞は戦死してしまいます。
結局、上杉軍は佐渡を占拠して、本間一族は一人残らず佐渡から追い出すのでした。
慶次は骨という忍びに、この本間一族の乱心は
豊臣秀吉が直江兼続欲しさに仕組んだことである事を教えるのでした。
4.北条家との小田原決戦!真田幸村、伊達政宗登場!
時は経ち、日本で二番目の大名である北条氏政が
真田昌幸の城を攻めたことで、
秀吉軍との戦争が引き起こされようとしていました。
慶次はここで真田幸村と出会います。
一本気で熱い男である幸村に惚れ、一緒に行動する事になります。
秀吉は20万人を超える軍勢で北条家の拠点である小田原城を攻めますが
その先鋒隊として幸村は猿飛佐助、三好清海入道と共に出陣します。
秀吉軍の先鋒として、大道寺政繁軍に奇襲戦法を仕掛けて優勢に戦を進めます。
そんな中、秀吉は伊達政宗が戦に参加しない事に苛立ちを覚えます。
このままだと北条家を攻略した後に
伊達家を攻めなくてはいけなくなる事から
奥村助右衛門は慶次に秀吉の使者として伊達政宗の元へ行き
小田原攻めに協力するためように送り出すのでした。
幸村は慶次と一緒に伊達政宗の元に行きます。
伊達政宗は母親と弟に権力の座を狙われている事から
自分の城を留守に出来ない事情がありました。
そんなお家事情から人に心を開かない政宗でしたが
慶次は真っ直ぐな心で接し、殴り合いの末、政宗の心を開く事に成功
母の保春院と弟の小次郎を造反の疑いで追い出し、小田原行きを決心します。
秀吉の機嫌も直り、政宗は殺されずに済みます。
そして、北条は秀吉によって滅ぼされてしまいます。
5.生涯の伴侶となる利沙との出会い!琉球王国での激戦
時が経ったある日、千利休が秀吉により殺されてしまいます。
朝鮮出兵反対など色々な理由での事でした。
慶次は千利休の息子である与四郎と出会います。
与四郎は宣教師を装って日本にやってきたイスパニアの兵士であるカルロスから
娘の利沙を守るために病をおして戦いにきたのでした。
しかし、「手」という特殊な武術を使うカルロスにやられてしまいます。
慶次は与四郎の戦士としての誇りを重要視して
カルロスと与四郎の死闘を見守るのでした。
与四郎の残した与次郎、利沙を守るため、琉球王国へと出向きます。
旅の途中、遭難して琉球王国へ漂流した慶次は
一時的に目が見えなくなってしまいますが
偶然に利沙の屋敷に世話になります。
ならず者の火嘉宇堂を追っ払っい制裁を加えたことで
兄であり、地頭代である火嘉宝山の元に行く事になりますが
火嘉宝山は宇堂を真っ二つに斬り慶次に詫びを入れ、関係を築いていきます。
そんな中、琉球王国の王の手勢が利沙を攫っていきます。
王の尚寧は若き頃に利沙と恋仲になっており
再び会うために行動を起こしたのでした。
利沙のあとを追って慶次と宝山は琉球王国へ向かいます。
その途中ではぐれた捨丸や岩兵衛らと出会い、合流を果たします。
琉球王国の那覇に上陸した慶次は役人である宗元と関係を築き首里へと迫ります。
利沙に会うべく首里城に少人数で乗り込んでいった慶次は
途中で毛虎親方といくさになります。
毛虎の腕を切断し、勝利を収めた慶次は先へと進んでいきますが
ここには竜嶽親方という人物が待ち構えていました。
竜嶽親方は自分の地位を高めるために慶次と
毛虎親方を亡き者にしようと企んでいました。
そして先に訪れていたカルロスも殺害し、首を持っていました。
怒りに触れる慶次は竜嶽親方とのいくさになります。
しかし、多勢に無勢である事に加えて、毛虎親方を人質に取られてしまった事から
慶次は拘束された状態で国王の尚寧に会います。
ここで利沙と再会する慶次ですが
慶次は竜嶽親方からスパイ容疑をかけられてしまいます。
しかし、尚寧は慶次の堂々たる姿を見て、二人で話をします。
その間にクーデターを起こす竜嶽親方。
尚寧は竜嶽親方のクーデターを鎮圧し、琉球王国は平定されます。
慶次は尚寧の男っぷりに惚れ、利沙を譲ろうとしますが
利沙は慶次についていく事を決断、尚寧も利沙を慶次に託すのでした。
6.前田慶次、最後の大立ち回り!終生を迎える場所はどこ?
京洛に戻ってきた慶次。
徳川家康の次男である結城秀康と交流を持ち、のんびりと暮らしていましたが
豊臣秀吉が死去したため、時代が大きく変わってきます。
徳川家康が実験を握りつつある中、直江兼続が仕える
上杉景勝は徳川に叛意を表明していました。
戦力差は歴然で上杉家、直江兼続の死を予感した慶次は
自らも一緒に命を落とすことを覚悟していました。
徳川同盟軍に周りを囲まれている上杉家の元に行った
慶次は上杉軍として命を賭けて戦う事を誓います。
間もなく開戦というタイミングで大阪で石田三成が挙兵をします。
主力の大半が大阪に向かう中で、
上杉家は山形の最上軍と激闘を繰り広げます。
そんな中、石田三成が敗北します。
徳川軍が上杉軍がいる会津に向かってくる事が明白な中
最上軍を相手に退却戦を強いられます。
勝ち目なしと見て、自決しようとする直江兼続を制して
鬼神の如く活躍する前田慶次達。
遂には最上軍を撃退するのでした。
石田三成は処刑されて、徳川軍に反旗を翻すのは上杉家のみ
そんな上杉家を救うべく、慶次は和平の使者として訪問。
自らの髪を全て剃り落とし、上杉家を救うのでした。
慶長6年(西暦1601年)9月
最上軍との戦いで鬼神の如き働きを見せた慶次に対して
毎日のように士官の誘いが来ていましたが
慶次は全ての誘いを断っていました。
そんな中、直江兼続が慶次の元へやってきます。
兼続は慶次に低い待遇での士官を依頼しに来ますが
慶次はその兼続の心を汲み取り、共に上杉家の元に行きます。
京との別れの日。
慶次と捨丸は街中に小判を持って現れます。
捨丸は「かぶき者前田慶次様のかぶきおさめや!」と叫び
小判をばらまきながら「音を出せ!踊れ!唄え!」と言い
町民と共にどんちゃん騒ぎをするシーンが描かれ
漫画「花の慶次」は終了となります。
「花の慶次」の全体評
ここまでずっと「花の慶次」のあらすじ(ネタバレ)を語ってきました。
このあらすじを見て頂いても分かる通り
いくさのシーンは極めて少ないのがこの漫画の特徴です。
慶次の圧倒的な強さは随所に描かれいているですが
人間前田慶次の魅力を取り上げているのが
「花の慶次」の面白いところですよね~
とはいえ、戦国時代とは全く関連性のない
琉球王国編はちょっと退屈だったかもしれません。
そのフリがきいてしまったのか
最後の上杉家での激闘は熱かったですね。
「まけいくさこそ面白い!」
と言い放つ前田慶次の真骨頂が出ていて
とても情緒のあるラストになっていました。
ドンパチシーンはあまり描かれていないので
派手さはありませんが
大人の男の魅力を存分に伝えた漫画になっているので
是非、一度読んでみてほしいですね。
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