ヤングキングで2016年から連載されていた
人気漫画「外道の歌」(作者:渡邊ダイスケ)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「外道の歌」の印象的だった点
などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)
また「外道の歌」は「善悪の屑」の続編になっているので
どのあたりが前作と比べて変わったのか??
漫画の見所と合わせて、そんな点も語っていきつつ
「外道の歌」を無料で読む方法についても話したいと思います。
Contents
今回取り上げる漫画は
「外道の歌」
です。
「外道」というタイトルを聞いただけで
ただならぬ闇の雰囲気が漂ってきますよね。
まずはこの漫画ジャンルの説明をしておきましょう。
この漫画のジャンルは「サスペンス漫画」です。
サスペンス系ではあるのですが
闇社会的を取り扱った漫画ですね。
このブログで取り上げた漫画を例に出すと
「ギフト±」や「うなぎ鬼」みたいな感じでしょうか。
(右:ギフト± 左:うなぎ鬼)
闇社会系は後味が悪い作品が多いなという
印象を持っていますが、前作の「善悪の屑」と同様に
「外道の歌」はちょっと違っています。
そのあたりも含めて
「外道の歌」がどんな漫画なのか、特徴を話していきましょう。
と、その前に今、漫画好きの私がオススメな漫画を3作品紹介しています
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「外道の歌」はどんな作品?
「外道の歌」はヤングキングで連載されている人気漫画です。
ジャンルはサスペンス漫画
作者は渡邊ダイスケ
コミックスは12巻
(2021年12月16日現在)
作者:渡邊ダイスケ
出版社:少年画報社
掲載誌:ヤングキング
掲載期間:2016年8号~
巻数 12巻
(2021年12月16日現在)
無料で試し読みも出来ますので、こちらから読んでみて下さいね。
「外道の歌」と検索して下さいね。
「外道の歌」の概要とあらすじ
場面は主人公である鴨ノ目武(通称:カモ)の過去から描かれます。
カモは昔は平凡ながらも妻・子の3人で幸せに暮らしていました。
そんな幸せを壊したのは一人の男。
その男はカモの妻をレイプするべく自宅を訪問
結果、娘・妻に暴行を奮って二人を殺してしまいます。
犯人の男は容疑者となり、警察でもマークされますが
警察幹部の息子という事でなかなか逮捕されません。
大切な人をいっぺんに二人無くし、
抜け殻のようになっていたカモですが
この現状を刑事である叔父に聞くと、犯人を殺しに行きます。
静かにミッションを遂行して犯人を殺したカモ。
カモはここから外道のような犯人に対して
何もできない日本の司法、警察に不信感を覚え
自らの手で多くの人の復讐を果たす事を生業とします。
そんな中、カモが以前復讐した人物から
同業者である朝食会(ブレックファーストクラブ)に依頼が来ます。
鶴巻と呼ばれる男と謎の女に拉致されたカモ。
果たしてカモはこのピンチから逃れられるのか?
復讐を続けるカモの行く末はどうなっていくのか?
全体の概要・あらすじはこんな感じです。
「外道の歌」と検索して下さいね。
まあ、前作の「善悪の屑」を読まないと
分からない仕上がりになっているので
気になる方は善悪の屑のレビューも見てくださいね。
向かうところ敵なしで復讐を果たしていたカモが
いきなりピンチに陥ってしまうという
マイナススタートからの発進は面白いです。
そして、今回は「善悪の屑」と違う面も随所に出てきているので
このあたりの内容を語りつつ「外道の歌」が、どんな漫画なのか?
これから、語っていきたいと思います。
「外道の歌」の特徴
あるあるネタが強化されて問題提起の強い形に…
「外道の歌」の大筋の流れは
「善悪の屑」と同じような勧善懲悪型の
グロい版の”スカッとジャパン”みたいな仕上がりになっていますが
凶悪犯罪でないものについても取り上げているんですよね。
殺人とかレイプとかひき逃げとかそういった
誰が見ても凶悪な犯罪と言うところから
これは凶悪犯罪とはされていないけど、
実はかなり凶悪犯罪に寄っているんじゃない?
というネタを扱っています。
例えば、パワハラをしてとことんまでに部下を追い詰める上司とか
ご近所さんに対して迷惑行為を繰り返すトラブルおばさんとか
ちょっと前のニュースで話題になったような
割と身近で被害に遭いそうなケースを取り上げています。
言わば “あるあるネタ” を取り上げているんですね。
それだけに共感できる力が増しているんです。
パワハラ上司とかって部下を追い詰めて自殺させても
基本的には会社に若干の罰金があるだけで
本人は罪にすら問われないことがほとんどですからね。
現代の法律と実際の罪の重さが噛み合っていない事による
私達のモヤモヤに対して、漫画の中で罰を与えてくれるので
感情的にスッキリするような形になっています。
普段ニュースで取り上げられている事件を見ていて
「いやいや、これは罪が軽すぎでしょ」
と憤っている人は必見です。
そのうち池袋で起こった上級国民による
ひき逃げ事件とかもモデルにしてくれるかもしれませんよ。
大きなストーリーを繋いでより面白さアップ
前作の「善悪の屑」の時に思ったのは
1話読み切り型だから、物語に淡白さがあったという事。
続編となる「外道の歌」は大きなストーリーを少しずつ動かしています。
前作で放置プレイにあってしまった
練馬連続殺人犯の園田
カモと同業者として活動をしている
朝食会の榎加世子と鶴巻
ショートストーリーの間のこの2組がちょくちょく
出現してくることによって
将来迎えるであろう一大決戦への期待が高まってきます。
短編の繋ぎ合わせという形は
別に悪くないんですが
やはり大きなストーリーが間に入ってくると
物語が面白くなりそうですね。
「外道の歌」の全体評
「外道の歌」は前作の「善悪の屑」を踏襲しながらも
長編ストーリーを取りこんだり
実生活と関係がありそうな身近な事件を取りこんだりして
面白い要素を増やし、パワーアップしている漫画です。
相変わらずの拷問シーンなどグロさはありますが、
前作よりも眉をひそめずに
見ていられるように仕上がっているので
スカッとしたい人は是非、見てみて下さい。
ちなみに「外道の歌」1冊分を完全無料で読む方法があるのを知っていましたか?
実は「U-NEXT」というところで無料で読むことが出来るんですよ。
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