漫画「亜人(あじん)」を見て差別は永遠になくならない事を学ぶ【感想・レビュー:ネタバレなし】

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good!アフタヌーンで2012年から連載されていた
人気漫画「亜人(あじん)」(作者:桜井画門)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「亜人(あじん)」の素晴らしさや得られる人生の教訓

などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)

また「亜人(あじん)」はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか?

「亜人(あじん)」の魅力なども語っていきたいと思います。

 

 

今回取り上げる漫画は

「亜人(あじん)」

です。

 

「亜人(あじん)」は2012年に連載開始されている漫画で
good!アフタヌーンというマイナーな雑誌で連載されていたので
なかなか知っている人はいないと思いますが

2016年からはアニメ化
2017年には実写映画化した事で
かなり知名度を上げている漫画です。

とはいえ、知らない人もたくさんいると思いますので
最初にこの漫画のジャンルを説明しておきましょう。

 

この漫画のジャンルは「サスペンス漫画」です。

ジャンルとしてはアクションっぽいところもありますが
大きいカテゴリで分けるとサスペンスかなぁと思います。

 

サスペンスといっても謎解き漫画やホラー色の強いような漫画ではなく
似たような漫画でいうと「ホムンクルス」などが近いと思います。


(ホムンクルス)

あらすじは後ほど説明をしますが

特殊能力を持つ人間(亜人)が
人間社会の中でどのように生きていくか?

という事を描いた作品ですね。

 

日本は横並び社会の代表のような国ですから
自分達と違う存在、異質の存在が現れたことによって
その横並びを崩されないように調整を行う。

この調整が「冷酷」であり「残酷」であることが多く
こういったストーリーの漫画は深みが出るし
面白味が出てくるんですよね~

 

という事で、「亜人(あじん)」がどんな漫画なのか?

そして「亜人(あじん)」の魅力について存分に語っていきましょう。

 

と、その前に今、漫画好きの私がオススメな漫画を3作品紹介しています

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「亜人(あじん)」はどんな作品?

「亜人(あじん)」はgood!アフタヌーンで連載されていた人気漫画です。
ジャンルはサスペンス漫画
作者は桜井画門
コミックスは11巻まで発刊されています。
(平成30年5月6日現在)

 

作者:桜井画門
出版社:講談社
掲載誌:good!アフタヌーン
掲載期間:2012年23号~
巻数 11巻
(平成30年5月6日現在)




 

「亜人(あじん)」の概要とあらすじ

アフリカの戦場で確認された死ぬことが出来ないという新生物「亜人」


(亜人)

亜人は死なない事を除いては普通の人間と外見も中身も全く変わらず
他人や自分自身でさえ亜人かどうかを判断することが出来ません。

 

日本に2例しか発見されていない事もあり
亜人の事を意識して生きる事はありませんでしたが

主人公の永井圭は医者を目指すがり勉でしたが
ある日、交通事故に遭います。

 


(主人公の 永井 圭)

 

誰もが「死んだ」と思うようなハードクラッシュで
運転手も途方に暮れる中、永井圭は生き返り
亜人であることが判明してしまいます。

亜人であることが判明した永井圭は
日本で3例目の亜人として好奇の目に晒されるだけでなく
亜人の不死を研究したい人類の研究材料にされるべく
指名手配がかかり、追われる身となります。

 

そんな圭を救ったのは、幼馴染である海斗(かいと)


(幼馴染の 海斗)

海斗は亜人である圭に対して、好奇の目で見る事もなく、
一人の人間として見てくれて救いの手を差し伸べてくれます。

そんな中で懸賞金1億円をかけられた亜人の圭の元には
様々な人が襲い掛かってきます。

 

このままでは海斗の身にまで危険に晒される
と心配した圭は、現在日本に存在している亜人にコンタクトを取ります。

 

人のコミュニティーを率いている佐藤(さとう)は
そんな圭の心の動きを察してか圭に近づきます。


(亜人コミュニティーのリーダー 佐藤)

佐藤はいい人のフリをして圭に近づき
自分の仲間に引き入れようとします。

 

一方、圭以外にも亜人であることが判明されている
中村慎也(なかむら しんや)を初めてとした亜人達


(亜人である 中村 慎也)

果たして、佐藤の目的は何なのか?

亜人達は現代の社会で活きていく事が出来るのか?

亜人という異色の存在が人間社会にどのような影響を及ぼすのか
人間の深層心理と亜人達の行く末を描いたサスペンス漫画

 

全体の概要・あらすじはこんな感じです。

 

「亜人(あじん)」という設定はそれほど突飛ではないんですよね。

実は死なないという以外にも色々と亜人が出来る事や
亜人が持っている特殊能力があるのですが

「進撃の巨人」とかと比較すると
比較的、現実味のある路線でストーリーを進めています。


(ファンタジー色が強い 進撃の巨人)

現実味が強い方向でストーリーを組み立てると
人間の深層心理に届きやすいんですよね~

巨人に教われるとかなるとパニックになるしかありませんからね(笑)

そのあたりを設定の妙がハラハラとさせる展開を生んでいるし
深みのある作品に仕上がっている理由でしょうね

そんな「亜人(あじん)」の素晴らしさとを語っていこうかなと思います。



「亜人(あじん)」のここが凄い!

亜人を見ると人間社会に差別がなくならない理由が分かる

「亜人(あじん)」には色々な特殊能力があるのですが
一般社会で知られているのは「死なない」という事です。

それ以外は外見も中身も人間と変わらない訳ですが

そんな生物が人間社会に放り込まれたらどうなるのか?

言わずもがな、ですよね。

 

まず、死なないという人間との違いにフォーカスされ
中身は人間と同じなのに、一気に化け物扱いをされます。

そして、政府に捕まった亜人はどうなるのか?

結果は、人体実験のオンパレードです。

捕まって身動きを取れない状態にさせられて
様々な虐待を受けます。

死んでも生き返るので、都合が悪くなったら殺され
また人体実験を繰り返される訳ですよね。

 

いやいや、漫画だからそう描いているだけでしょ?

と思うかもしれませんが、本当でしょうか?

 

もし、亜人なるものが実社会にいたとしたらどうでしょうか?

間違いなく差別が起こりますよね。

人間じゃない訳ですから、何かあれば亜人を攻撃するはずです。

 

そして、繰り返し行われる人体実験。

 

これも実際に行われるはずです。

人間は自分達の進化の為に数多くの動物実験を繰り返しているんですから
人間じゃないものは自分達の利益について使う習慣が染みついています。

 

こういった流れを見ると

「ああ、差別はなくならないのは当たり前だなぁ」

と思います。

人間は自分達と違うものは差別するように
脳みそにインプットされているんですよね~

おそらくそれは人類を守るため、子孫を存続させるために
インプットされたものだと思いますが
結果として差別のない世界なんてこの世の中には存在しません。

これを理解しておくのは大切だと思うんですよね~

 

 

世の中に色々な差別がある訳ですから
その差別から自分の身を守るにはどうしたらいいのか?

差別はダメとか綺麗ごとを言うのではなく
差別がある世界と向き合うにはどうすればいいのか?

こういった考えは常に持たなくはいけないんですよ。

 

亜人がいる社会はフィクションの話ではなく
現代の世界で当然に行われている現実の話です。

そんな事を考えながら亜人を読むと勉強になるなぁと思います。

 

派手な演出がないのにスリル満点のストーリー

「亜人(あじん)」は前述したように突飛で突き抜けたような
設定ではなく、実際にこんな生物がいたらどうだろう?

というような割と地味な設定でスタートしている漫画です。

設定が地味だと物語を膨らませづらい部分があって
面白くない漫画だと、なんだか地味にごちゃごちゃやって
何が言いたいのかが分からないストーリーになってしまうのですが
「亜人(あじん)」については違います。

 

地味な設定を活かして、静かながらスリルのあるストーリーを作れているんですよね~

「スリル」みたいなものって
派手にドンパチすると表現しづらいんですよね~

そりゃ「進撃の巨人」とかを見ていると
ドキドキはあるんですが、真に迫ってくるようなスリルはありません。

 

しかし、「亜人(あじん)」の場合は
真っ暗な闇の中、背中の方から静かに迫ってくるようなスリルがあります。

 

そのスリルの正体は何なのか?

と考えてみると

 

“現実味”なんだと思います。

 

亜人が実際に存在したら、人類は亜人に対してこんな事をするはず

という事を的確に表現できているので
そのストーリーにリアルさが加わり、スリルが加わってきます。

 

亜人として激しい虐待を受けて、人間に強い恨みを持つようになった
田中功次(たなかこうじ)というキャラクターが出てきますが
田中が人間を殺そうとする気持ちは当然のものなんですよ。


(亜人で虐待を受けた 田中 功次)

 

これは人間の性というか社会の真理なんです。

生物は自分の種を存続・反映させるために
お互いに異種族を排除しようとすると
その排除に対して反発を持ち争いがおこる。

良いとか悪いとかの次元ではなく、
これは社会が引き起こす法則のようなものです。

 

この法則をしっかりと理解したうえで作られた「亜人(あじん)」は
リアリティーがあるし、ハラハラするようなスリリングな展開を描けているんですよね。

亜人のスリリングなストーリーには大注目です。

 

「亜人(あじん)」の全体評

「亜人(あじん)」は突飛な設定の派手さはない漫画ですが
それゆえに人間の心理描写がしっかりと出来ている漫画です。

描写がしっかりと出来ているので、ストーリーにスリルが出てきますし
フィクションである作品全体に説得力が出てきます。

読み応えのある漫画に仕上がっていますし
アニメ化されたり、実写映画化されるのも納得の面白い漫画です。

まだ「亜人(あじん)」を読んだことがない人は
是非、一度読んでみてください。

 

 

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