漫画「はじめの一歩」は着地地点で名作にも駄作にもなりうる【感想・レビュー:ネタバレなし】

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週刊少年マガジンで1989年から連載されている
人気漫画「はじめの一歩」(作者:森川ジョージ)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「はじめの一歩」の素晴らしさや得られる人生の教訓

などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)

また「はじめの一歩」のどのあたりが面白いところなのか?
そして、どのあたりが物足りないのか?

「はじめの一歩」の良い点と悪い点を語っていきたいと思います。

 

 

今回取り上げる漫画は

「はじめの一歩」

です。

 

「はじめの一歩」は約30年近く前から連載されている漫画です。

それだけにどんな漫画か知っている人は多いと思いますが
週刊少年マガジンを見ていない人は知らないはずなので
まずはジャンルについて説明をします。

この漫画のジャンルとしては「スポーツ漫画」ですね。

スポーツの中でも「ボクシング」について取り上げた漫画です。

ボクシング漫画のレジェンドと言えば

「あしたのジョー」

が挙げられると思います。


(あしたのジョー)

ただ、この「はじめの一歩」も約30年近く連載されており
ボクシング漫画としては金字塔を打ち立てている人気漫画です。

そもそも週刊誌は面白くない漫画は強制的に打ち切りになってしまいますからね。

はじめの一歩という漫画はその荒波を30年近く乗り切ってきたというだけで
面白い漫画であることは言うまでもありません。

その証拠に2000年、2003年、2009年、2013年
と4度に渡ってアニメ化されていますし

プレイステーションのゲームソフトにもなったりと
漫画以外でも多くの媒体に取り上げられています。

 

そんな「はじめの一歩」を私がを読んで、面白いと思った魅力や
もう一つ足りないなと思った点を存分に語っていきたいと思います。

 

と、その前に今、漫画好きの私がオススメな漫画を3作品紹介しています

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「はじめの一歩」はどんな作品?

「はじめの一歩」は週刊少年マガジンで連載されている人気漫画です。
ジャンルはスポーツ漫画(ボクシング漫画)
作者は森川ジョージ
コミックスは120巻まで発刊されています。
(平成30年3月28日現在)

 

作者:森川ジョージ
出版社:講談社
掲載誌:週刊少年マガジン
掲載期間 1989年43号~
巻数 120巻
(平成30年3月28日現在)

 

「はじめの一歩」の概要とあらすじ

学生時代からずっといじめにあっていた主人公の幕之内一歩


(主人公の 幕之内 一歩)

そんな幕之内一歩がいつも通り学内の不良にいじめられているところに
プロボクサーとして華々しいデビューを飾ったホープ鷹村守が現れます。


(絶対的な強さを誇る 鷹村 守)

その鷹村の強さを目の当たりにした一歩は
「強さ」を求めて、鷹村がいるボクシングジムへ入会します。

ボクシングのド素人である幕之内一歩でしたが
実家である釣り船で仕事の手伝いをしている事で
平衡感覚、下半身の強さ、そして体幹の強さを持ち合わせていました。

練習試合で終生のライバルである宮田一郎と出会い
その試合に勝利した幕之内一歩はプロボクサーになるべく一歩を踏み出します。


(一歩の終生のライバル 宮田 一郎)

果たして、幕之内一歩はボクサーとしてどこまで強くなるのか?

求めていた「強さ」の意味を理解することが出来るのか?

いじめられっ子だった幕之内一歩の成長と共に
ボクシングの素晴らしさを描いた長編ボクシング漫画

 

全体の概要・あらすじはこんな感じです。

「はじめの一歩」はボクシング漫画という事で
基本的にはスポ根系の漫画です。

練習や様々な対戦相手との試合を乗り越えて
主人公が強くなっていくというのはまさに王道のスポーツ漫画です

王道のスポーツ漫画であるだけに、どこで作品の色を出していくかによって
面白さの度合いが変わっていく訳ですが
はじめの一歩ではその色をしっかりと出せています。

そんな「はじめの一歩」の面白さと足りない面を語っていきたいと思います。

 

「はじめの一歩」のここが凄い!

一歩の成長する様子と試合内容が熱すぎる

「はじめの一歩」の醍醐味は『試合』です。

一歩の設定はド素人という設定なので
技術面、体力面など未熟な面が多く
初期の試合では粗削りな部分が多々見られますが

釣り船屋でナチュラルに鍛えられた体の強さ(素質)と
奥底に眠っている勝負根性で相手と戦っていきます。

その試合内容全てが「極上もの」です。

主人公あっての漫画なので、結局一歩が勝つんだろうなぁ

とは思うんですよ、やっぱり。

それでもね、試合内容がめっちゃ面白いんです。

それもこれも対戦相手に設定した絶妙のキャラクターが良いからだと思うんです。

ヤンキーの総大将として地元で悪さをしていた千堂武とか


(破壊力のあるパンチがウリの 千堂 武)

怨念にも似た勝利への飢えを持っている間柴了とか


(長い手でフリッカーを武器とする 間柴 了)

とかはキャラクターも最高だし、
試合スタイルもユニークで一歩との戦いがめっちゃ熱くなります。

作者の森川ジョージさんは自身でボクシングのトレーナーとかもやっているみたいで
(今もやっているのかどうかは分かりませんが)

そもそもボクシングについて詳しい

というのも試合内容を面白くしている要因なのかなと思います。

 

未完成な一歩 vs 個性豊かな対戦相手達

脆さと強さが同居する一歩
戦うごとに成長する一歩

「はじめの一歩」の試合が面白いのは

一歩の成長と個性豊かなキャラクター

と言っても過言ではないでしょうね。

 

ギャグ漫画のカテゴリに入るくらいギャグが絶妙!

はじめの一歩の面白さは試合内容だけではありません。

間にちょいちょい入ってくるギャグが最高なんですよね~

起こる出来事は普通でもそれをどうやって膨らませていくのか?

で面白さは変わってくると思うんですよね。

 

お笑い芸人の松本人志さんが以前

“同じエピソードでも話す人によって面白いか面白くないか決まる”

と言っていましたが、はじめの一歩の作者森川ジョージさんは

間違いなく、面白く話が出来る人

です。

熱血ボクシング漫画に随所に含まれるお笑いの要素は
ギャグ漫画が好きじゃなくても思わず「ぷぷっ」と来てしまうはずです。

熱さと笑いの絶妙のブランドは堪能してほしいですね。

 

「はじめの一歩」の一歩足りないところ

着地地点が分からなくなっちゃった?

先ほどは「はじめの一歩」の良いところを話していきましたが
今度はイマイチなところも話していきたいと思います。

と言っても、イマイチの部分は一つしかありません。

それは

一歩の物語をどう描いていきたいのか迷っているのが丸見え

という事です。

漫画50巻くらいまではしっかりと組み立てられたストーリーで
一歩の成長や周りのキャラクター達のドラマも描けているんですが

50巻を過ぎたあたりから「おやおや?」

となってきます。

 

決まっていた試合が流れてみたり

どう考えて得るもののない試合をいっぱいやってみたり

伏線として撒かれていたものが回収できず全然違う方向へ行ったり

 

と、ストーリーがあっちこっちに散らばって
何を描きたいのかが分からなくなっています。

編集者側から漫画を終わらせない方向でなんとか引き延ばしてください

と言われたのかな?

当初想定していた一歩の成長を超えたところまで到達しちゃったから
完全にノープランになっちゃったのかな?

と、思ってしまうほど、ストーリーがあっち行ったり、こっち行ったりします。

一つ断っておきますが、

「はじめの一歩」は名作なんです!

だけれども、今みたいな収集がつかない状態で
物語が終わってしまうと、名作が駄作に変わりかねません。

森川先生!なんとか今からストーリーを収束させる方向に向けて
素晴らしいエンディングを作って下さい!!

と願わずにはいられません。

 

「はじめの一歩」の全体評

「はじめの一歩」は30年近く連載を続けているだけの事はある
名作と言えるボクシング漫画です。

エキサイティングな試合内容は必見ですし
物語に散りばめられているギャグも最高です。

1~50巻までは絶対に読んだ方がいいです。

また、それだけに現在のストーリーが混沌としている事が残念でなりません。

素晴らしい結末を期待したい漫画ですね。

 

 

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