チャンピオンREDで2003年から連載されていた
人気漫画「シグルイ」(原作:南條範夫、作画:山口貴由)について
最終回の最大の謎である
「なぜ三重は自殺してしまったのか??」
という点について考察していきたいと思います(ネタバレがあります)
今回、取り上げたのは
チャンピオンREDで2003年から連載されていた
「シグルイ」
です。
この漫画での最終回で三重がなぜ自殺してしまったのか
という最大のミステリーを紐解いていきたいと思います。
もし、「ネタバレは見たくない!どんな漫画かだけを知りたい!」
という人がいたらネタバレなしのレビューも書いているので
こっちを見てください。
⇒(参考)漫画「シグルイ」が魅せる狂気に思わず飲み込まれてしまう
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それでは「シグルイ」の最終回の謎について考察していきます。
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なぜ藤木は勝利したのに三重は自殺してしまったのか??
ここでは「シグルイ」の最終回に潜んだ謎である
「なぜ藤木は勝利したのに三重は自殺してしまったのか?」
という点について考察をしていこうと思います。
藤木と共に狂おしいほどに伊良子清玄を恨んでいた三重
その恨みの深さは伊良子を補助していたいくに対しても
刃を向けてしまうほどに凄まじいものでした。
となれば、藤木が伊良子を真っ二つに斬ったところで
三重も万々歳となるはずですが、
結果として三重は自害してしまいました。
この結末について私は二つの原因があると推察します。
一つは、伊良子が死亡した事で三重が正気に返ったことです。
第八十三景で伊良子が死亡した後、以下のような記述があります。
『三重の潜んだ「魔」は跡形もなく、消滅していた』
伊良子が三重の父親である虎眼を殺めたのは事実ですが
伊良子が虎眼の門下生だった時代、
三重は伊良子に命を助けられています。
それは虎眼が自らの跡取りに伊良子を選んだ際に
公衆の面前で伊良子と三重に性交渉をさせようとした時。
三重は男子衆が見ている中で、体を奪われるくらいなら
死んだ方がマシだと思い、舌を噛み切ろうとしていました。
そんな三重の心情を察した伊良子は
決して意見をしてはいけない存在である虎眼に対して
このまま性交渉をしたら三重は自害してしまうから、
この場で性交渉する事は勘弁してほしい
と懇願しているんですよね~。
道場の中で唯一自分を救ってくれた存在である伊良子。
虎眼を殺された復讐心でそのような思い出は頭から消し飛んでいましたが
三重から「魔」が消えた瞬間に伊良子への思い出がすり替わり
恩人が死亡してしまったという出来事に変わったのではないかと推察出来ます。
もう一つは、伊良子の首を切った藤木への絶望です。
伊良子との勝負に勝利した藤木ですが
忠長の命令により、伊良子の首を斬り落とすことになります。
第八十四景(最終話)には以下のような記述があります。
伊良子は師匠・兄弟子の仇でありながら、
宿命のライバルであり誇りであった。
この感情は三重にとっても同じであったと推察されます。
三重は藤木が昏睡している時に、伊良子が狒々の頭を薬草として
持参しているところに立ち会い伊良子の行動をみていましたし
何よりも二人は同じ覚悟で敵討ちを誓っていました…
この誇りを藤木が権力に屈して潰してしまった。
その事に絶望したのではないかと思います。
そして、絶望した出来事がもう一つ。
藤木が伊良子の首を斬り落とす際に
過去に藤木が三重の体を押さえつけているシーンが描かれます。
先ほど虎眼が自らの跡取りに伊良子を選んだ際に
公衆の面前で伊良子と三重に性交渉をさせようとした
というお話をしましたが、藤木はその際に虎眼に言われるがままに
三重の体を掴み、性交渉させようとしているんですよ。
一時は死を覚悟した三重。
その死を覚悟させる要員として藤木も加担していた
という記憶がフラッシュバックして蘇り
藤木と二人で将来を歩んでいく事に絶望した。
そんな解釈が出来るのではないかと思います。
私達現代人はこの時代の価値観を理解する事が出来ません。
現代風に解釈すれば、虎眼は加害者であり、伊良子は被害者である。
そう感じる人が多いはずです。
人を殺める事は犯罪ですが、一方的に殺害されようとした伊良子が
虎眼を恨んで、逆に殺害しようとする気持ちは理解できます。
「藤木と三重の復讐劇」は言わば加害者側の逆切れ行為だと言えますが
武士の常識としては藤木達が正しかったのかもしれません。
ただ、逆ギレ復讐に三重が気付いてしまったとしたら…
三重にとって本当に味方はどっちだったのか…
伊良子が死亡して我に返った三重が自害するくらいに
絶望したとしてもおかしくありません。
まとめると
”我に返り、世界の全てが逆転してしまった事への絶望に耐えられなかった”
三重が自害してしまった要因は上記であると考察します。
さて、シグルイを読んだ貴方はどのように考察しますか??
他に感想などあれば聞かせて下さいね。
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