キングダムを見る前に横山光輝の「三国志」を見なきゃダメだよ【感想・レビュー:ネタバレなし】

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希望の友、少年ワールド、コミックトムで1971年から連載されていた
人気漫画「三国志」(作者:横山光輝)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「三国志」の素晴らしさや得られる人生の教訓

などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)

また「三国志」はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか?

「三国志」の魅力なども語っていきたいと思います。

 

 

今回取り上げる漫画は

「三国志」

です。

 

「三国志」は1971年から1987年まで連載開始された漫画で
連載終了してから30年以上経つ今でも
絶大な支持を得ている漫画です。

タイトルに「三国志」とついているので
ジャンルの説明は必要ないかと思いますが
一応、この漫画のジャンルを説明しておきましょう。

この漫画のジャンルは「歴史漫画」です。

 

ちょっと歴史を知っている人なら「三国志」という
言葉を知っていると思いますが

「三国志」は西暦180年から280年頃まで
中国国内での国同士の争いを描いた作品です。

 

歴史物の中では最も有名と言える作品なので

色々な作家が小説として書いていたり

色々な作家が漫画として書いていたり

ゲームになっていたり

と、色々な形で世の中に出回っています。


(吉川英治の 小説「三国志」)

 

ちなみに私はゲームから入りました。

KOEIが出しているパソコンのゲームソフト「三国志2」


(KOEIのゲームソフト 三国志2)

これはドハマりしたんですよね~

 

当時、まだシミュレーションゲームなるものが
そんなにない中で登場した

「本格派のシミュレーションゲーム」

夜通し友達の家に入り浸って徹ゲーしたのは懐かしい記憶です。

 

最近だと日経新聞の電子版のCMとかにも使われています。

横山光輝「三国志」を知る人なら
思わずニヤリとしてしまうんですよ。

 

それほどの思い入れを植え付けられる漫画と言う事で

「三国志」がどんな漫画なのか?

そして、どんなところが面白いのか?

そういったところを伝えられたらいいなぁと思っているので

「三国志」の魅力について存分に語っていきましょう。

 

と、その前に今、漫画好きの私がオススメな漫画を3作品紹介しています

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「三国志」はどんな作品?

「三国志」は希望の友、少年ワールド、コミックトムで連載されていた人気漫画です。
ジャンルは歴史漫画
作者は横山光輝
コミックスは全60巻が発刊されています。

 

作者:横山光輝
出版社:潮出版社
掲載誌:希望の友、少年ワールド、コミックトム
掲載期間:1971年~1987年
巻数 全60巻




 

「三国志」の概要とあらすじ

西暦180年頃の中国大陸での話

劉邦が中華統一を果たしたのち「漢」という国を創り
しばらくは漢が中華大陸を収めていました。

しかし、年月が経つに連れて国の統治能力は弱まり
黄巾賊という盗賊集団が世の中に蔓延り
荒れた世の中になっていました。


(黄巾賊)

 

そんな中に登場した本作の主人公である「劉備玄徳(りゅうび げんとく)」は
漢王室の血筋をひきながらも田舎で草履を売って生計を立てていました。


(主人子の 劉備 玄徳)

 

ある日、劉備はこの世の中を正すべく立ち上がります。

人徳者でもある劉備の元には関羽(かんう)、張飛(ちょうひ)といった
豪傑が集い、紆余曲折がありながらも徐々にその勢力を伸ばしていきます。

  
(左:関羽雲長 右:張飛翼徳)

 

その一方で劉備の宿命のライバルと言える
曹操孟徳(そうそうもうとく)も混乱する世の中で
名を挙げようと立ち上がります。


(劉備のライバル 曹操 孟徳)

 

黄巾賊が滅ぼされると同時に
非道な人物としてい知られる「董卓(とうたく)」が漢王室を支配
民衆に圧制をしき暴君として暴れまわります。


(董卓)

劉備玄徳や曹操孟徳をはじめとした諸将は
それぞれの軍隊を連れて董卓を討とうと動きます。

果たして、劉備や曹操は董卓を討つことが出来るのか?

劉備、曹操はどのような人物になり上がっていくのか?

中国三千年の歴史の重みを感じる
壮大なスケールで行われる群雄割拠の歴史物語

 

全体の概要・あらすじはこんな感じです。

と、あらすじを説明しましたが

「これだけでは説明不足もいいところです」

 

中華大陸はめちゃくちゃ広いんです。

今は一つの国になっていますが
昔は中華大陸の中にいくつもの国が存在しており
その中で争いが絶えませんでした。

島国である日本にも戦国時代はありましたが
その戦国時代がスケールを大きくして延々と続いている感じです。

 

ざっくりと説明すると

「漢」という国が終わり、そこから新しい国が誕生するまでの物語

という事です。

当然、一つの時代が終わって
次の時代に移ろうまでの過渡期には色々な事が起こる訳です。

 

多分、普通の漫画だと

「収集つかないからストーリーをまとめろ!」

と言われると思うんですが

「三国志」はノンフィクションの歴史物語ですから
(作中の演出は大いにフィクションの要素もありますが…)
内容を変えるわけにもいきません。

 

そして、当然ながら都合の良い結末にはなりません。

 

 

歴史とは非情ですよね~

正義が勝つわけではなく、勝ったものが正義となる訳です。

だから、主人公である劉備玄徳が読者の望む状態にならないのは
当然の事として曹操や三国志に出てくるもう一人の君主である孫権も
きっと読者の思う通りの状態になっていません。

 

この中国という大国が織りなす複雑で様々な人物が絡み合うストーリーと
歴史が証明する誰もが想像できないような結末

が、三国志の見どころであるわけです。

そんな「三国志」の素晴らしさとを語っていこうかなと思います。



 

「三国志」のここが凄い!

これぞ男のロマン、綺麗ごとのない世界で織りなす壮大な物語

三国志の一番の見どころは

「壮大なストーリー」

です。

「男のロマン」

なんて言葉がありますが、そのスケールの大きさは
見るものを圧倒させてくれます。

義理人情に厚い劉備玄徳とその劉備に魅かれて行動を共にする
関羽雲長、張飛翼徳、趙雲子龍などの猛将たち

そして、作中で一番の知略を持ち合わせている諸葛亮孔明

その他にも、途中から仲間に加わる馬超や黄忠、魏延など
劉備陣営だけでもとにかく多くの人物が現れ
様々な歴史物語を繰り広げていく訳です。


(劉備の軍師である 諸葛亮 孔明)

 

そして、そこに甘ったれた綺麗ごとはありません。

 

自分の命、プライド、名誉、野心、打算

様々な感情が絡み合い、色々な出来事が起きていきます。

まあ、これは当然の事なんですよね。

私達が生きている現実の社会でも同じような事が
絡まり合っていろいろな出来事が起こっている訳ですから

今より2000年近く前の中国でも同じことが起こる訳です。

圧倒的なスケールで繰り広げられるストーリーは
圧巻でもあり、勉強にもなります。

 

人間という生物の本質が分かるんですよね。

綺麗ごとを言いたがる日本人ですが
そんな綺麗ごとが通用する社会はありません。

どの歴史漫画を見てもそうですが

三国志を見るだけでそれが分かります。

 

 

・人間は地位を与えられると他人を蹴落としてでも必死に守ろうとする。

・民の事ばかり考えて行動しても決してうまくはいかない。

・自分の命を守るためなら裏切りも当たり前

・自分の国を守るには軍事力を強化するのは当たり前。

などなど、人間の本質、社会の本質が「三国志」にはたっぷりと含まれています。

 

壮大なストーリーに含まれた様々な人間ドラマ

これをなくして三国志は語れません。

 

子供達に伝えようとするばかりに面白い表現が満載

横山光輝さんが描いた三国志は
少年漫画で連載されていました。

それゆえに、作者の横山光輝さんは

「子供たちに伝えられるような表現」

を多用した、と語っています。

 

命を賭けた男達による壮大なドラマを
子供たちに伝えるために表現を幼稚にした事で
なんともおかしいセリフが多々出てきます。

 

「げぇっ」

戦争を行っている時に裏を書かれた時などに出てくる表現です。

実際問題、私は「げぇっ」という人を見た事がありませんが
とにかく「何かが上手くいかなかったんだな」という事は分かりますよね。

緊迫する戦闘シーンにおいて「げぇっ」が出てくると

思わず「ぷっ!」と笑ってしまいます。

横山光輝「三国志」を代表するセリフですね。

 

 

「だまらっしゃい」

国政や戦略を練っている時に
相手を圧するときに使う言葉ですが

「黙れ!」ではダメだったのかな?

と、思わざるを得ない表現ですよね。

子供に乱暴な言葉を使わせてはいけない。

だけれども相手を制圧する迫力は欲しい

考え抜いて出てきた言葉が

「だまらっしゃい」

です。

横山光輝さんの品の良さが漫画に投影された言葉かなぁと思います。

 

 

ここでは2つの言葉を紹介しましたが
横山光輝「三国志」にはこんな言葉がたくさん出てきます。

 

私は高校生の時に「三国志」を読んだんですけどね。

友達同士で「三国志」の言葉を使うのが流行りましてね~

 

これがめっちゃ面白いんですよ!

 

横山光輝さんが色々と考えて用いた言葉は
いい意味で違和感を与えてくるので

きっと連載終了から30年経っても
いろんな人に支持されるんだろうなぁと思います。

横山光輝さんの「セリフ回し」と「表現力」に注目です。




 

「三国志」の全体評

「三国志」は日本で一番有名な歴史物語です。

有名になるだけあって壮大なストーリーが展開されており
そこには漫画特有のご都合主義は存在しません。

人間のズルさ、不完全さ、未熟さ、がめつさ

どの、本質が描かれており
人間というものを良く知るのにいい勉強にもなります。

 

また三国志の作者である横山光輝さんの表現力も多彩で
おかしくもあり、印象に残るセリフが多い事から
色々な方面から楽しめる名作となっています。

教科書として読んだ方が良い漫画ですね。

 

 

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