【感想・レビュー】漫画・悪の教典を見て本当の正義を考えてみた【ネタバレなし】

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Good!アフタヌーンで2012年から連載されていた
人気漫画「悪の教典」(原作:貴志祐介、作画:烏山英二)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「悪の教典」の素晴らしさや人生の教訓
などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介する上で若干のネタバレがある点はご容赦下さい)

また「悪の教典」はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか?

という点についても語っていきたいと思います。

 

 

今回取り上げる漫画は

「悪の教典」

です。

 

“悪の教典”というタイトルを聞けば
大体どんなストーリーの漫画なのか想像がつくかと思いますが
この漫画のジャンルは「サスペンス」です。

漫画から派生して、テレビドラマや映画になるという事はよくあることですが
「悪の教典」は元々小説として発表されており
その小説を基に漫画が作られたという珍しいパターンです。

ちなみに漫画と同時に映画も作られているので
「悪の教典」という漫画が人気がある作品だった
という事が分かりますね。

ちなみに“教典”という言葉を辞書で見てみると

『教育上の基本となる書物』

と掲載されているように「悪の教育者」を主役にした物語ですね。

つまり、学園ものの漫画です。

 

そんな「悪の教典」について、私が読んで
面白いと思った魅力を存分に語っていきたいと思います。

 

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「悪の教典」はどんな作品?

「悪の教典」はGood!アフタヌーンで連載されていた人気漫画です。
ジャンルはサスペンス
原作は貴志祐介、作画は烏山英二、コミックスは全9巻が発刊されています。

 

原作:貴志祐介、作画:烏山英二
出版社:講談社
掲載誌:Good!アフタヌーン
掲載期間 2012年21号~2015年7月号
巻数 全9巻




 

「悪の教典」の概要とあらすじ

主人公の蓮実 聖司(はすみ せいじ)は晨光学院町田高校の
2年4組の担任であり、英語教師兼生活指導部を担当している教師です。


(主人公の 蓮実 聖司)

若くてイケメン、英語の教え方も上手く
女子生徒の中には蓮実のファンクラブが出来るほど
完璧な教師として日々の生活を送っていました。

しかし、完璧に見える蓮実聖司は大きな問題を抱えている人間でした。

その問題とは

“正しいクラスを保つためには手段を選ばない”

という事です。

そんな蓮実先生の手腕を当てこまれたかのように
2年4組には多くの問題児がクラス分けされられます。

蓮実先生はその問題児達を上手く操り、理想のクラスを作ろうとします。

果たして蓮実先生は自分の理想とするクラスを築けるのか?

クラスの多く存在する問題児達はどうなるのか?

そして、蓮実先生が見せる衝撃のラストシーンとは?

問題児、癖のある教師と蓮実先生との人間模様を描くサスペンスホラー漫画

 

全体の概要・あらすじはこんな感じです。

学園ものの漫画って結構ありますが
どっちかというとハートウォーミングな作品が多いですよね。

例えば、GTOとかごくせんとか
色々ヤンチャだったりするけれども
最終的には先生が熱い想いを持って生徒の指導にあたる

という形が一般的です。

  
(左:GTO  右:ごくせん)

だけれども、この「悪の教典」はこれら王道漫画に真っ向から戦いを挑んでいます。

だってさ、

“綺麗ごとだけで上手くいく社会なんてこの世にないでしょ”

そして、そういった綺麗ごとを排除しているところに
「悪の教典」の魅力・面白さがあります。
(途中からだいぶ暴走し出しますが…)

ここでは、そんな魅力のたっぷりと詰まった漫画「悪の教典」の魅力、
そして素晴らしさを語っていきたいと思います。



 

「悪の教典」のここが凄い!

本当の正義って何?永遠の課題を突きつけられる!

「悪の教典」というタイトルから
何かしらの“悪”が働いているんだという事は想像がつくと思いますが
物語序盤では、何が「悪」なのか分かりません。

いじめを行う生徒も「悪」だし

セクハラを行う教師も「悪」

暴力教師も「悪」だし

授業を妨害する生徒も言ってみれば「悪」です。

その悪に立ち向かう蓮実先生は一見「悪」には見えません。

だけれども、面と向かって「止めてください!」と言って
いじめは止まりますか?
暴力は止まりますか?
セクハラは止まりますか?
問題行動は止まりますか?

答えは 『NO』 です。

そんな綺麗ごとで問題なんて収まらないんですよ。

実際の私達が生活している中でもそんな事は分かるし
北朝鮮をはじめとした日本の外交に目を向けても簡単に分かります。

となるとそれなりに根回ししたり
一般的には良いと言われないような事をやらないと
事態は解決しなかったりします。

悪の教典の主人公である蓮実先生は

“毒を以て毒を制す”

というやり方で問題の解決を図っていきます。

それを歪んだ正義と呼びますか?

それとも悪と呼びますか?

そして、理想論だけを外野から言って何も解決できない人間を
(何も解決しようとしていない人間を)

「本当の正義」

と言えるのか?

この永遠に答えが出ないテーマを考える事が出来るのが
「悪の教典」の最大の魅力です。

そもそもね~、世の中には絶対的な正義なんてないんですよね~

どっちか一方の立場だけに立って勧善懲悪みたいなストーリー
「これが正義ですよ!」っていう結論を用意してあげれば歯切れがいいんですけど
なんかご都合主義みたいで深みがないですよね。

人間ってそんなもんじゃないですから。

「悪の教典」は主人公の蓮実先生も「悪」
問題を起こす学生たちも「悪」
問題を起こす先生たちも「悪」

として描かれているので、後味が悪さを残しつつも
様々な視点から考えられる深みのある漫画に仕上がっています。

 

ハスミンの魅力がたまらない!

「悪の教典」は主人公の蓮実先生を中心に物語が進んでいきます。

通称「ハスミン」と言われている蓮実先生ですが
このハスミンがめちゃくちゃ魅力的です。

容姿端麗、頭脳明晰、格闘技やダンスにも通じており
一見して完璧な人間なんですけど

人間的に大きな「穴」があり
実際のところはかなり凶悪な人間

という設定になっています。
(凶悪さは途中からドンドン加速していきます)

大体、どの漫画を見ても主人公は良い奴なんですよね。

真っ直ぐな心を持っていて、情に厚くて
努力家でその努力を能力に変えるだけの素質がある。

これがほとんどの漫画の主人公です。

別に主人公なんだから、そういう人間でもいいけどさ。

“人間ってそんなに完璧じゃないでしょ”

って思っちゃうんですよね。

人は誰しもが心に闇を抱えているし
良い面ばかりではないんです。

ハスミンのスペックは常人を遥かに凌駕したスーパーマンですけれども
心の大きな闇を置いておくことで、俄然人としての魅力が出てきます。

物語が序盤から中盤、終盤へと進んでいくうちに
スーパーマンである「ハスミン」が本性を現して
生徒たちに牙をむき始める。

このスリルはたまらないものがあります。

悪のスーパーヒーロー「ハスミン」の大立ち回りは
怖さを感じつつも、魅力を感じてしまいます。

 

「悪の教典」の全体評

「悪の教典」はきれいごとを言う作品ではないので
読んでいて色々と考えさせられる漫画です。

それだけ心の負担がかかる作品だと言えますが
人間の闇の部分にフォーカスしている分
色々と考える機会を貰える漫画です。

2010年に小説で発表され、既に映画化もされているので
小説や映画と一緒に漫画の方も合わせ読みすると
より「悪の教典」を楽しめるのではないかと思います。

重さのない作品を読みたい、真っ直ぐな作品を読みたい

という人には不向きな漫画ではありますが
サスペンス好きな人や重い作品が好きな人には
「悪の教典」を是非読んでほしいですね。

 

 

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