裏少年サンデーで2017年から連載されていた
人気漫画「ぼくらのQ」(作者:市真時系)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「ぼくらのQ」の印象的だった点
などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)
「ぼくらのQ」の見所も含めて語っていきつつ
無料で読む方法についても話したいと思います。
Contents
今回取り上げる漫画は
「ぼくらのQ」
です。
Qと言えば「クイズ」というイメージがあるので
何かしらの問題が出てくる漫画なのかなぁと思っていますが
ここにサスペンスの要素が加わってくるんですよね~
という事でこの漫画が、
どんなジャンルの漫画なのかを説明していきましょう。
この漫画のジャンルは「サスペンス漫画」です。
Qって言われるとちょっとピンと来ませんが
「問い」と言葉を直すとちょっと哲学的な感じがしますよね
そして「ぼくらのQ」は哲学を前面に出した漫画になっています。
全体的なストーリーはいわゆるサスペンスっぽい
仕上がりになっているんですけど
随所に見せる哲学的な語りがこの漫画の特徴ですね。
いわゆるMOTOが大好物であるタイプの漫画ですね。
「哲学」大好きなんですよ。
子供の頃から
「なんで人間は生きているんだろう?」
「なぜ人間にはこんなに格差があるんだろう?」
みたいな事を考えていましたからね。
そんな私が「ぼくらのQ」を読んでどう思ったのか??
感想と評価を話していきましょう。
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「ぼくらのQ」はどんな作品?
「ぼくらのQ」は裏サンデーで連載されていた人気漫画です。
ジャンルはサスペンス漫画
作者は市真時系
コミックスは全4巻
作者:市真時系
出版社:小学館
掲載誌:裏サンデー
掲載期間:2017年~2018年
巻数 全4巻
「ぼくらのQ」の概要とあらすじ
ある夜、警視庁を警備する警備員の前に
不思議な球体を連れた十弾一静(とだんいっせい)という人間が現れます。
十弾は警備員に「自分の上にある球体が見えるか?」と聞きます。
警備員が見えないと分かると
何も言わずに警備員を襲い、殺してしまいます。
その後、警視庁に単身乗り込んで殺戮を繰り返す十弾。
警察側も銃を発砲しますが、球体の力で跳ね返されてしまい
死体の山を築き上げてしまうのでした。
球体は十弾に「何故、人を殺す?」という問いを立てます。
十弾は「殺したという実感を得るため」と答えると
球体は正解を告げ、報酬を与えるのでした。
主人公の井口正奈は普通の高校生ですが
ある日、謎の球体が現れつきまとわれるのでした。
球体は自分以外には見えず、触れられない上に、
コミュニケーションが取れない不思議な球で
時間と共に気にならなくなっていましたが
ある日、正奈が車に轢かれた時に球体が問いを立てます。
その問いに答えると報酬を与えられ、
轢かれた時の右腕の傷が無くなります。
正奈は幼なじみで、過去に自分を庇った時にけがをして
車椅子生活を余儀なくされてしまった佑香に対して
球体がもたらす回復する力を使えないか模索します。
そんな中、十弾が正奈の学校へやってきます。
「死のQ(球体)」を持つ十弾を
「生命のQ」を持つ正奈が止めようと戦いますが
十弾の圧倒的な力で正奈は体をバラバラにされてしまいます。
不死身の正奈が目を覚ますと十弾の仲間で
「正義のQ」を持つ人間に拘束され
仲間に入らないのであれば、
拷問をし続けるという状態になってしまいます。
果たして、正奈は十弾の仲間になってしまうのか??
球体の持つQ(問い)とはいったい何なのか??
全体の概要・あらすじはこんな感じです。
「ぼくらのQ」と検索して下さいね。
先ほどは哲学的だという話をしましたが
スタートはなかなかショッキングな仕上がりになっています。
出だしのインパクトは漫画において
最も必要な要素ですからね~
そこをしっかり踏襲しながら、本編へと向かっている訳です。
そんな中で「ぼくらのQ」の見所を話していきたいと思います。
「ぼくらのQ」の特徴
哲学を取り扱った希少な漫画
ぼくらのQの最大の特徴は
「哲学書のような漫画」
だという事です。
哲学って伝えるのが難しいんですよね。
「なぜ人間は生きているのか?」
「正義とはいったい何なのか?」
みたいな事をただひたすらに考える学問ですから
なかなか脳みその体力を使うんですよ。
そして、広い視野で物事を見ていかなといけないんですよね~
例えば
「なぜ人は人を殺してはいけないのか?」
という問いを立てたときに
「いやいや、法律で決まっているからでしょ、何言ってんの?」
で済ませる人って多いと思うんですよ。
この人達って一言で言ってしまえば、思考停止気味で
法律という事にだけに縛られてしまっている人達な訳です。
そもそも、なぜその法律は正しいと言えるの?
というところを疑っていくのが哲学だと思うんですよね。
さらに
多くの人を苦しめて、これからも悪政を続ける
悪徳政治家は殺してはいけないの?
捕まっていない殺人犯で自爆テロを行おうとしていて
生きていたら多くの犠牲者を出す人は殺してはいけないの?
もっと言うと
人間が増えることで地球には間違いなく悪影響を及ぼすんだから
人間を減らす好意は地球の視点で見れば褒められる事じゃないの?
とか、そんな視点で一つの大きなテーマを考え尽くす哲学
イージーに結論を求めたがる現代の風潮を踏まえると
哲学的な内容は敬遠されガチだと思うんですが
「ぼくらのQ」ではこれに堂々と立ち向かっています。
謎の球体、十弾という凶悪犯罪者を持ち出して
哲学を話しやすい土壌(設定)を作った中で
かなりディープに哲学的な事を話しています。
そして、この漫画の秀逸なところは
作者が「人はなぜ生きているのか?」という
難しいテーマに対して答えを出しているところです。
これはかなり勇気がいりますよね。
「いやいや、そんな結論はただ詭弁でしょ」
みたいに思う人が一定数いる訳ですからね。
哲学というテーマを取り扱ったこと
そして、大きな議題に対して答えを出したこと
これがこの漫画の素晴らしいところであり、特徴ですね。
人間の深みって突き詰めて考え抜いた中での価値観だと思うんですよね。
「法律で決まっているから」
「それが一般常識だから」
「会社や学校の規則だから」
みたいな会話しか出来ない人って正直浅いなって思ってしまいます。
規則では決まっているけれども
それは間違っていると思うんだよ。
という自分独自の価値観や考えを持っている人の方が
絶対的に魅力的ですし、考えが深いです。
「ぼくらのQ」は色々と考える機会を与えてくれると思うので
この機会に自分独自の価値観を養いたいですね。
教科書では学べない貴重な勉強です。
「ぼくらのQ」の全体評
「ぼくらのQ」は哲学というマーケットの狭い分野に
あえて切り込んでいる独特な作品です。
この漫画を読むことで死生観を含む
人生を生きていくための価値観を考える機会を貰えるので
全編は長くはありませんが、読み応えのある作品になっています。
学校の勉強などでは哲学に触れることはないので
この漫画を読んで哲学に触れて下さいね。
そして、このレビューを読んで興味を持った方は、是非読んでみて下さい。
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